WNSのDELTA NX ハンドル入荷、円と曲線を多用したデザインです。サイトピン値下げしました。


先日の記事で紹介したWNSの新しいハンドルが入荷しました。昨日紹介したMYBOのWAVE-Xと違い、円と曲線を多用した設計です。重量も軽量(実測で1,030g)で、塗装の質も悪くありません。2万円のエントリーモデルとしては、かなりお勧めできます。10年以上販売した来たLXモデルは仕入れを停止して、少しずつ、NXモデルに移行していこうと思います。

WNS(Winners)の2020年ライン出荷開始、モデル数が大幅に拡大。

また、先日発売されたAVALONのスコープサイトピンが非常に好評で、以前は売れ行きナンバーワンのDECUTサイトピンが…なので値下げしました。シンプルなDECUTサイトピンも見てってあげてください。

W&W/WNS DELTA NX ハンドル

DECUT ファイバーサイトピン

DECUT マイクロ ファイバーサイトピン


マイボウ(MYBO)からWaveシリーズ二代目Wave-Xハンドルが入荷しました。

イギリスのメーカー、マイボウ(MYBO)からWaveシリーズ二代目Wave-X(R)ハンドルが入荷しました。新しいシリーズではサイズによって名称が異なり、23インチがXS、25インチがXR、27インチがXLです。競技用23インチハンドルの選択肢が増えたのはよいことかと思います。イギリスの国産で36,800円です。我が国の、メイド・イン・ジャパンにも期待しています(本日時点で価格は発表されていません)。

MYBO(マイボウ)が2020年モデルとしてWAVE-Xを発表、23インチモデルあり!

さて、初代Waveハンドルとはリムポケットやグリップなどで共通のデザインを採用していますが、フォルムは大きく変わり、一番の特徴はコンパウンドハンドルではよく見る左右対称のオフセットデザインをリカーブハンドルで採用しているところです。記憶ではPSEのハンドル以来でしょうか。少し高かったけど、軽量でいいハンドルだったと記憶しています。このハンドルも25インチで1,136gと軽量で、重量バランスも良いです(一般的なハンドルはウィンドウ側に重心が偏っている)。


キネティックのソヴレンハンドルの時にも書きましたが、このハンドルでも安全性の高いリムポケットが採用されています。価格は少し高くなりましたが、オフセットハンドルも新しいリムポケットもよいアップグレードだと思います。25インチは出荷が始まっていますが、23インチと27インチはもう少し時間がかかります。販売開始しました。

Mybo Wave-X ハンドル – JPアーチェリー

キネティック(KINETIC)の第三世代モデル、90点、いいですね。


スピギャ(Spiga)のマイクロチューンレストが入荷です。

スピギャの新しいベアボウ用レストが入荷しました。マイクロチューンレストはZ/Tレストに簡単にバーを上下の調整ができる機能を取り入れたものです。先日エリソン選手が900点満点を記録した時にも同様のレストを使用しましたが、バーの耐久力が特徴ですので、インドア用の重い矢などにも適応します。

Spigarelli マイクロチューンレスト


WNS(Winners)の2020年ライン出荷開始、モデル数が大幅に拡大。

WNSの2020年ラインナップが発表されました。主に中国の工場で生産されているので、何か影響があるかと心配しましたが、事前に聞いた通り、ほぼ問題ないようです。ちなみに、コロナウイルスは付着後最大でも9日しか生存できないので、物流の流れから考えて弊社の荷物で輸入されることはありません。

Persistence of coronaviruses on inanimate surfaces and their inactivation with biocidal agentshttps://www.journalofhospitalinfection.com/article/S0195-6701(20)30046-3/fulltext

さて、新しいカタログを見ると…リムの種類多すぎないか!

(下記価格順)

CARBON FOAM FC-100
CARBON FOAM VANTAGE-G7
CARBON FOAM MOTIVE-C5
CARBON FOAM DELTA-C2
CARBON WOOD DELTA-C3
CARBON WOOD EXPLORE-CW1 = W&W/KAP Winstorm 2 カーボンリム
CARBON BAMBOO EXPLORE-CB1 = KINETIC バンブーカーボンリム
FIBER FOAM MOTIVE-F5
FIBER WOOD DELTA-F3
FIBER BAMBOO EXLORE-B1
FIBER FOAM DELTA-F2
FIBER WOOD EXPLORE-W1

ILF規格(GP)だけで13種類あります。そして、一番の悩みが13種もありながら名前に商品のポジションの情報がないことです(2019年までは基本数字が大きいほど性能が高く価格も高い)。上にイコールの記号を入れましたが、これは別に中身が同じという意味ではありません。弊社では10年以上、低価格ラインのメーカー・モデル数が多すぎて、かつ、同じ価格なら性能も大差ないことから、低価格帯はWNSだけ取扱してきました。ただ、WNSでは賄えないものは取り扱っています。それがKAPのWinstorm(低価格のカーボンリム)とKINETICのバンブーコアリム、サミックのメイプルウッドコアリムの3つですが、今回、そのうちの2つはWNSでも賄えるようになりました。


KINETICのバンブーカーボンの関しては、EXPLORE-CB1に切り替えをします。ただし、在庫は当分の間は少数として、多くのサイズは取り寄せになると思います。


KAPのCW1への置き換えに関しては難しいところです。KAPのウィンストームリムは非常に好評で、長い実績を持っていて、高く評価しています。カーボンリムでありながら、15000円台という価格も優秀です。しかし、KAPというブランドに対してのウィンの姿勢がここ近年見えてきません。WNSは毎年商品が増え、当然ホームページもあり、カタログの毎年新しいものが配布されていますが、KAPのカタログの最新っていつだろと思うくらい…2017年とかかな? ブランドに対して、メーカーからメンテナンスがされていません。

現在も何サイズか入荷待ちになっていますが、代理店にも在庫がないのが現状です。ただし、3月に商品届くという言われているので作っていないわけではないのでしょうが。

とりあえず、1ペア仕入れて、違いを見て判断しますが、よほどCW1の方が優秀でない限りはウィンストームの販売を継続したいと思います。ただ、将来的にはKAPをWNSに一本化していくのではないかという感じもしているので、流れを見ながらという感じです。


残りですが、低価格のフォームコアに対して、私はあまりいい印象がありません。なので、F2リム/F5リムは取り扱いしません。F3リムとC2リムと同価格帯(販売価格で1000-2000円違い)との比較で立ち位置が明確ではないので取り扱いしません。VANTAGE-G7リムはFC-100リムと同様に取り寄せでの扱い。B1リムはバンブーコアを採用し、ソフトな引き心地を実現しています。価格もウッドコアモデル(W1)と同じですが、在庫スペースの関係で、在庫は難しいです。

新しいハンドルとしてはDELTA-NXアルミハンドルと、VANTAGE-CXカーボンハンドルが登場します。VANTAGE-CXは3万円前後のカーボンハンドルです。低価格のカーボンハンドルのメリットが正直あまりわからないので、取り扱いはしません。DELTA-NXは火曜日にさっそく1本サンプルが届きますが、シンプルでクラシックなデザインに、低価格で軽量(1,080g)と完全に私がエントリーモデルとしてお勧めしたい設計になっています。届いてから決めますが、予想通りのものであれば、DELTA-LX(1,200g)の新規入荷を停止して、DELTAラインではNXハンドルを販売を移行していきたいと思います。

アクセサリー類では大きな変更はなく、取り扱いもアバロンに絞る方向で動いているので、変更はありません。以上で、初期ロッドサンプル以外は3月の初めの入荷を予定しています。

SFアーチェリーからブランド移行時にはWINNERSという表記でしたが、新しいカタログではWINNERSの表示がないようで、今後、弊社でもWNSに統合しようと思います。


AVALON Tec-X CPレスト

アバロンのCP用レストが入荷しました。

マイクロクリック調整式のレストです。
付属のレンチで少しだけ緩め、つまみを回して上下左右を調整します。
回す際はクリック感を伴うので感覚としてはサイトのつまみ回しに近い感じです。


ブレードの角度も調整できます。
目盛り線はありますが、度数の表示はありません。30度~40度の間で適宜調整します。

ブレードは3枚(3種)付属します。先端幅が4mm(取付済)、5mm、6mm。

付属の六角レンチはミリです。本体の各所ネジがミリとなっています。
ただ、以下の2か所(本体取り付けネジ、留めネジ)だけはインチ規格です。ご注意を。

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アバロンのTec-X CPレスト。
この仕様で4,000円を切ります。言う事なしです。
あとは耐久性・堅牢性がどこまであるか、ですね。
こればっかりは使ってみないと判断しずらいですが。。。

オンラインショップ、および店舗で販売開始です。
*右用のみ取り扱います。左用はお問い合わせください。


第29回全日本室内アーチェリー選手権大会で宇南山が銅メダルです。


(全日本アーチェリー連盟FBより)
先週行われた第29回全日本室内アーチェリー選手権大会で宇南山選手が銅メダルを獲得しました。

通常は肉祝勝会ですが、この時期に大人数が集まるリスクを考え、今回は見送ります。かわりにボーナスを支給することとしました。おめでとう!


ボーニング(Bohning)の新型のグリフィンベインが入荷しました。

本日、2つ新商品が入荷しました。まずはボーニング(Bohning)のグリフィンベインが少量テスト入荷しました。販売価格は4800円にしました。この値段でも利益がほぼ出ない価格です。正直、この価格帯のベインにどれだけの需要があるのか、予想もつかないです。Jet6ベインも当初はほぼ売れず、3000円を切ってから初めて、それなりに売れるようになりました。

売りはなんといっても小ささ。写真のFFP175と比較しても圧倒的です。それでいて、十分な回転力があります。素晴らしいです。ただ、軽量というわけではなく、1.2grとスピン45mmの0.6grの倍です。つまり、軽量ではないです。小さくて軽量で、耐久力があるのであれば、完全にどのあたりに需要があるのか把握できますが、小さく耐久力があるというだけでは、ターゲット層がなんとも…。

一点確実なのは、横風からの影響はかなり低減するということです。風の速さや方向性が安定しない試合では、かなり優位性があると思いますが、そのような試合が年間何度あるかと言われると…さらに記録会なら、別の日に点数出せばよいだけですし、100%の自信をもってお勧めできるアーチャーの具体的なイメージが正直自分の中で、定まらないです。小さいことによって、クリアランスが容易に得られるので、ベアボウのフィールド競技用とかなら良いかもですね。最新のテクノロジー、ユニークなデザイン、新しいものが好きな方にも良いかもしれません。

ユニークな形のため、クランプ(アダプター)を介してのフレッチングになります。クランプは2つ付属するので、3台以上のフレッチャーを持っていても、同時に貼れるのは2枚までです。また、いくつかの代理店も同じような判断からか、在庫量を多く持っていないので、色によっては取り寄せに時間がかかります。

Bohning Griffin 1インチベイン

販売しながら、どうするか考えていくことにします。


トップハット(TOP HAT)が新しいアジャスタブルポイントを発表、低価格でよいと思います。

ドイツの大手ポイントメーカーのトップハット(TOP HAT)が新しいアジャスタブルポイントを発表しました。同様のシステムはGTやCXが採用していますが、小口径のイーストンシャフト向けにはありませんでした。さらに言えば、価格が安い点が一番の評価ポイントです。GTのシステムでは10/20グレインの追加に2200円という、ポイントを買い替えるのに近い価格がかかりますが、トップハットのシステムでは1つのモジュールで6段階の調整が可能です。価格は決まっていませんが、4000円以内にはなるので、コストパフォーマンスもよいと思います。

基本的にパーツはメーカーの純正品をお勧めしますが、例外的に取扱いします。サイズはACE/ProComp/ACG/ACC-00などに対応し、3月入荷予定です。


高精度の意味と価値。

この記事は前回の下記の記事のベースとなったものの中味を一部変更したものです。

リカーブアーチャーの方、写真のようにリムを裏にして、リムボルトにハメてみてください。と言っても、これだけでは何もわからないのですが(-_-;)私は検品で、日々大量のリムのチェックをしていますが、この時、リムがすっと入る場合もあれば、抵抗があり、きついときもあります。主観ですと、アメリカ製・中国製は緩いリムが多く、韓国製はきつい事が多いです。皆様のリムはどうでしょうか?

我々は技術で負けたのか。国産アーチェリーがベガスで発表。

高精度という言葉がありますが、この言葉には高精度以上の意味はないのです。矢に関して言えば、高精度=タイトなグルーピング=高得点となります。しかし、リムのこの部分の精度設計に関してはどうでしょうか?

先日のベガスシュートでは、エリソン選手が900点満点を達成しました。ホイットは接合部分を緩めに設計しています。対して、当然ですが、きつく設計しているウィンなどのメーカーも国際大会で多くの実績を作っています。どこかに理論があるわけではありませんが、この接合部分の精度と点数には関係がないでしょう。

リムのポンドなども同じです。40ポンドと書かれたリムには39-41ポンドまでの振れ幅がありますが、40ポンド表記で実測40.8ポンドよりも、40.1ポンドのリムの方がよりタイトなグルーピングを産むといった理論も聞いたことがないです。

あらゆるアーチェリー製品について、精度か高いこと、個体差がないことがそのまま単純に高い点数に結び付くわけではないのです。