私たちのお客様”以外”のアーチャーに対する責任。

先日、インテグラの販売開始の時に書きましたが、大手さんが新商品販売開始して、2週間で1万円以上も値下げしてきましたね。思い切った作戦です。ただ、すぐに買った人はちょっとかわいそうですね。

ホイット(HOYT) 2020年の新しいリムはGPが大幅な値上げ。

さて、10月に消費税の増税が予定されていますが、正直大した影響はありません。2%の増税ですが、2%の円安なんて、3日もあれば変動するので。しかし、今年に入ってから、送料の値上げ、段ボール代、梱包代の値上げが続いています。また、弊社では創業時から優秀な人材を集めるため、10年前からバイトスタッフの時給は1000円以上からでしたが、まさか、最低賃金が追いついてくる時代が来るとは思いませんでした(現在は1050円なのでセーフ)。

消費税以外の以上の理由により、価格を、特にサイズが大きい商品(送料と梱包代が高い)の価格を上げなければいけないかなと思っています。私が計算して商品の値段をつけているのですが、特に競合を意識したことはなく、商品で勝負していると思っているのですが、値上げのシミュレーションにあたり、大手さんの価格を見てみてびっくりしました。ほぼ、弊社の価格と一緒なのです。

ただ、被害妄想ではいけないので、それが、上のインテグラの記事につながるのですが、大手さんが先に値段を発表した商品で、弊社が値段を付けた後にどうなるのかを観察していました。別に、嫌な気持ちになっているわけではありません。私たちより安い値段なら、大手なのに価格で勝負するのか…となりますが、同じ値段なら、それは、値段は同じ=値段以外のところで戦いましょうという、正々堂々とした戦略でしょう。いいと思います。

ただ、これによってもたらされるものが私の現在の一番の悩みですが、私たちのお客様は日本のアーチャー全体からすれば多くありませんが、私たちが値上げをすることで、大手の価格も値上げとなれば、私たちのお客様だけではなく、そうではないアーチャーの方には負担を強いることになってしまうのではないか(*)、そうなると私たちの値上げは、日本のマーケット全体影響を与えるのだとしたら、ものすごく慎重に価格を変えなければならないと思っています。そのために、ずるずる値上げしないでここまで来ているのですが(-_-;)お客様”以外”のアーチャーにも責任がある立場になるとは不思議な気持ちです。

むぅ…。近日中にはやります。そうなると、大手さんも値上げすると思うので、大手好きの方も買うなら今が買い時ですよ。

*先日予行として8年ほど価格を固定していたスピンを1040円から1100円にしましたが、大手も1100円に値上げしてきました。値下げだけではなく、値上げも付き合うようです。

コンパウンドもかな??ホイット、コンパウンド2020についてはこれから書きます。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

2 thoughts on “私たちのお客様”以外”のアーチャーに対する責任。

  1. 根本的な質問になるのですが、ECに関しては本来大企業の方が安く販売できるようにはならないのですか?
    これといった付加価値が某大手の通販にあるようには感じない(むしろ品揃えは悪い?)ので、代理店への交渉力が強くなりそうな分むしろ貴社より安くあってもおかしくないように思ってしまいます。
    さらに某大手批判のようになってしまうのですが、商品の価格の決定は需要、コスト、競合…などなどによって決まるはずで、貴社の価格だけをみて値段を決めていることに大変疑問を感じます。某大手様がどういった経営をされているかはわかりませんが、ビジネスマンとして優秀な人間がある程度この業界にいない限りアーチェリーの普及はなかなか難しいように感じます…。
    これからもアーチェリー業界の発展を引っ張っていってください。

  2. >根本的な質問になるのですが、ECに関しては本来大企業の方が安く販売できるようにはならないのですか?

    私も以前は大手にいましたが、基本的にはならないと思います。アーチェリーでいえば、卸が同じなら、差がでるのは送料なので、仕入れ代が大手と圧倒的に違うものは弊社が販売量が小数のために空輸し、大手が船便で仕入れているものです。

    >これといった付加価値が某大手の通販にあるようには感じない(むしろ品揃えは悪い?)ので、代理店への交渉力が強くなりそうな分むしろ貴社より安くあってもおかしくないように思ってしまいます。

    基本的にメーカーは自社の交渉力を高めようとします。そのためには、ディールができることが必要です。簡単に言えば、日本にプロショップが1つしかなければ、メーカーの交渉力はゼロです。そのショップが売ってやらないと言えば、もう日本に売る手段は自社でやるしかありません。それができているのはウィンとFIVICSだけです。

    ですので、メーカーは基本的に小さいところに優しいです。日本の1社の大手と取引するより、10社の中小と取引したほうがコントロールしやすいです。私たちの強みはそのあたりにあると思っています。

    >さらに某大手批判のようになってしまうのですが、商品の価格の決定は需要、コスト、競合…などなどによって決まるはずで、貴社の価格だけをみて値段を決めていることに大変疑問を感じます。

    また、別の記事にしますが、私にとっては今回の値上げで私たちのお客様以外にまで迷惑をかけてしまうこと以外は、良いことだと思っています。安く販売することは普及のために大事ですが、他より1円でもより安く、といった値下げ競争はよいことではないと思います。

    >某大手様がどういった経営をされているかはわかりませんが、ビジネスマンとして優秀な人間がある程度この業界にいない限りアーチェリーの普及はなかなか難しいように感じます…。

    一般的に意味で”ビジネス”マンはあまり好みではないです(笑)

    メーカー営業でいえば、2種類の人間がいます。一つは商品をアピールするため人。私たちもプロですので、無名なメーカーでも、最近でいえば、スカイロンのような優秀な商品なら、喜んで販売します。もう一つは、商材をアピールする人です。この商品は他社では売っていないので、利益率で〇〇%はとれますよ、優秀な商材ですよ、といったアピールをしてきますが、正直利益がどけだけとれるかには興味がないです(もちろん損が出ちゃうのは困りますが)。利益がたっぷりとれるからという理由で販売した商品はありません。

    >これからもアーチェリー業界の発展を引っ張っていってください。

    ありがとうございます。

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