ホイットの新しいシステムは面白いですね!


今日の朝にホイットの2020リカーブラインが発表されましたが、新しい「ストリングテンションテクノロジー(String Tension Technology)」はなかなか面白そうです。来週に届くので、詳細は届いてから測定して書きますが、まずは概要についておさらいしておきましょう。

近年、ホイットはなぜか2度(角度)もリムをねじるシステムや、音の対策として可動式のリムボルトを導入しましたが、多くのトップ選手、仕舞いには自社のカタログを飾るエリソン選手にすら、リムボルトをソリッドタイプに交換されてしまう事態に至りました。ホイットが近年そのような歓迎されない技術を採用した理由は、確実には分かるわけないのですが、個人的には、どんなもんだろうと新技術を投入しないと既存の選手がGMXのような完成されたハンドル(今年のワールドカップファイナル4位の選手もまだ使用)を使用し続け、消耗品のリムと違い、ハンドルの買い替え期間が延びるためだと推測します。

ホイット(HOYT)の2019年リカーブ、大改革ですが、謎も。

しかし、そのような状況に至り、2019年にはついに方向転換をし、競技用ハンドルはすべてソリッリムボルトに切り替え、大幅にハンドルの種類を削減し、新しいフォーミュラーXハンドルはインドアシリーズで4勝、ターゲットでも1位と3位を獲得しました。

ベガスシュート(ワールドシリーズファイナル)でもホイットが、惜しい。

面白いというか、設計にかかわるメインエンジニアが交代になったのかと思うくらいに、明らかな2019年に続き、2020年もかなり保守に、成功したハンドルのデザインをほぼそのままに(写真で見た限りでは同じ)、リムポケットの設計だけを変えて、Xiときました。しかも、Xモデルも新モデルで結果が出るまで当面は販売を続けるという、安全策に安全策で確実にオリンピックイヤーに結果を出そうとしています。

そして、新しく追加された機能は「ストリングテンションテクノロジー」と「ベアボウ対応」の2つです。ちょっと先にベアボウ始めてよかったです(笑)おかげでこの機能もそれなりに正しく説明できます。


ストリングテンションテクノロジー(笑)英語にすると凄そうです。どんな機能かといえば、ハンドルの実効的な長さを調整できるようにしたものです。日本のベテランアーチャーにとってはなじみがあるヤマハがかつて採用していた機能に極めて似ています。違いはヤマハがジオメトリーが変わることでリムのポンドも変わってしまっていたのに対して、今回ホイットが採用したシステムではリムボルトの位置を調整することで、ポンドを変えずにジオメトリーを変更でき、その時、ポンドは変わらないが、グリップに対してテンションがかかる角度(赤いライン)が変わることで感覚が変わることを、ストリングテンションという新しい概念として名付けています。

最適リム差し込み角度という謎の概念のはじまり。

上は以前書いた記事ですが、この概念が再度アーチェリー業界に戻ってきそうです。続きはまた明日。販売開始は今週末の予定です。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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