ホイットのハンドルは最速に合わせてあるのでご注意を。

(USA Archeryより – 自分で撮るの?? – リムボルトもう変えてるw)

このブログを書き始めて計12年となりましたが、現在497万回アクセス、10月には500万に達しそうです。いつも読んでいただき本当にありがとうございます。

日ごろから心がけていることは、客観的な記事を書くことです。某アーチェリーメディアは広告主に好意的な記事しか書きませんが、それはそれで仕方ないのかもしれませんが(私たちは広告なしで書いているので圧力は特にない)、それでお客様に正しい事実を伝えられるのでしょうか。ずっと書いていますので、良くないものはよくないと言わないと、次の年、メーカーが不具合対応した時に指摘できないのでは。物事には流れがあるのです。なぜ、そうなったのかを書くためには、前の年に客観的な記事がないと繋がりません。

さて、ホイットから新しく登場したストリングテンション調整が、どのような状況に役に立つのか、他のチューニングとどう違うのかは昨日の記事に書きましたが、昨年の2019年ラインについて、当時私は「謎」と書きました。その時の私の予想は、


タイトルには謎と書きましたが、正直、マーケットに出して、新しいシステムの評価を試して2020年(オリンピック)に向かう感じかなと感じています。なので、通常はホイットのリカーブ上位モデルは2年ごとの更新ですが、来年の2020年(19年秋発表)にも、フォーミュラーXを踏まえての何か出る気がします。


しかし、すべてのアーチャーが矢速のみを求めるものではなく、だからこそ、ウィンは6以上も競技用上位モデルをそろえていますが、矢速が速いというリムの一本勝負に最大手のホイットが打って出ます。なぜそんな必要がという疑問でいっぱいです。

と、2点について書きました。両方ともホイットは答えを出してきましたね。ハンドルに関しては、そのままズバリ予想が的中したと思います。しかし、リムの方に関しては、まさかの結果に。

ホイット2020、ストリングテンション調整はいつ使われるのか?

ホイット(HOYT)の2019年リカーブ、大改革ですが、謎も。

リムはホイットは「1種だけ」「矢速が速ければいいってものではない」と書きましたので、新しい性質の「リム」ができるものと予想していましたが、まさかの、ハンドル側を調整することで、リムにバリエーションを出すという機能でこの問題を解決するは全く思いませんでした。本当に感心しています。お客様にとってもメリットですし、私たちにとっても在庫・流通上、助かることになります。

さらに大事なことは、これはリムではなく、ハンドルに搭載された機能ということです。つまり、ホイットのハンドルを使用すれば、リムは他社のものでも3種類のクリッカーゾーンの感覚をチューニングで得ることができるということです。

ただし、注意していただきたいのは、このシステムはホイット史上最速のVelosリムに合わせて作られたもの、つまり、基本的には最速のリムを落とす(引きをスムース)方向にするものであるということです。ですので、基本的には他社のリムでも速さ重視の硬めのリムが合うと考えます。他のハンドルで矢速があまり出ないようなリムを、このハンドルのパフォーマンスポジションにつけたら、すごく性能が出るといった期待はしないほうがいいでしょう。

競合他社はどうするのか。ホイットは可動式のリムボルトを導入し、リムをねじるシステムを導入しました。が競合他社はどこも追随しませんでした。まぁ、結果を見ればその必要がなかったのでしょう。

しかし、このシステムは、発売されたばかりなので、断言はできませんが、安定性の面でだけ問題がなければ、多くのアーチャーに恩恵をもたらすシステムです(*)。同様なシステムが可能がどうかはわかりませんが(**)、同様にポンド調整、ブレースハイト以外の第三の方法でリムの性質を変更できる仕組みを、競合も考えるのではないかと思います。

*例えばリムをねじるシステムは、リムがねじれている人にしか恩恵はない。可動式リムボルトはリムから音が出る人にしか恩恵はない。
**このシステムがホイットの特許かわかるのは基本18か月後。

続く(ベアボウ編)


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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