T2 HD Brass、ストリングウォーキングに最適化された金属タブです。


最近解禁された金属プレートですが、多くのタブではレーザーで目盛りが刻印されています。金属プレートの優位性はプレートが決して変形しないことですが、逆に位置を決めるときに動いてしまいやすいという欠点がありました。

そこで、この新しいT2 HDタブでは、目盛りをレーザーではなく、プレートを削って入れることで、プレート面に凸凹を作り出し、ストリングウォーキング時にしっかりと溝に爪が引っかかるようになっています。ある程度、爪の長さがあれば、一度決めた位置がズレないよう設計されています。

加工しやすいブラスを使用しているので、その分タブも重くなっていて、スタンダードが35g(ノーカット時)に対して、65gとなります。ベアボウにおいて、タブの重い方が優位という話も、不利という話も聞かないので、好みの部分でしょうか。

ブラックマンバ T2 ブラス ベアボウ


第16回世界ユース選手権大会のリカーブでは。


コンパウンドに続き、昨日はリカーブの決勝でしたが、韓国チームでFIVICSのシャフトでX10よりはるかに低価格の、FIVE-X(想定販売価格3万円)、Ten-Pro(同2万円)を使用したチームがキャデットで金メダルを獲得しました。どちらもまだ扱っていませんが、東京はともかく、その次のオリンピックまでにはリカーブの方でもマーケットに大きな変化が出るかもしれないですね。

FIVE-Xの方の価格表も見ていますが、何だろ、GT/CX/VAPなども含めて、イーストンはシャフトは全部高いのにインサートピンだけは、どのメーカーよりも安いんですよね。どういうカラクリなのか。。

第16回世界ユース選手権大会のコンパウンド結果。


第16回世界ユース選手権大会のコンパウンド結果。

おかげ様で弊社割り当て2台のエリソン仕様フォーミュラーX完売しました。ありがとうございます。また、再入荷の予定は現時点でないです。

さて、現在、スペインでユースの世界選手権が行われていますが、コンパウンドは昨日ですべて終了しました。ジュニア団体はアメリカが優勝したのですが、その選手が全員イーストン以外の矢を使っていたのがびっくりでした、ユース層の選手はほとんどが家族からの支援で、道具を買っていると思いますので、予算を抑えたいのは理解できますが、地元アメリカでも、1-2万円のシャフトでも世界と戦えるという理解が進んでいるのは、予想できませんでした。ちなみにCX1名とGT2名です。

また、ジュニア男子個人もGT、女子はCXでした。すべて異なる選手です。

また、男子決勝では150点満点のパーフェクトスコアが出ています。

ちなみに、ミックスでビクトリーのVAPが銀を獲得しています。やはり、現状、このあたりが世界で実績のあるシャフトといえるでしょうね。

現在、リカーブの決勝などが行われていますが、こちらは、まだイーストンというよりもX10が多く使用されていますが、キャデットの男子でFIVICS使用の韓国選手が700点近い点数(60mw)で予選を1位で突破しています。先日のアジアカップでもFIVICSの新しいシャフトが実績を残しました。ますます、気になってきています(笑)。本日の結果に期待です。

エリソン選手がパンアメリカン大会の予選で702点の世界新を。


Feather River ポンド秤(ボウスケール)取扱い終了。

先日、自分がアーチェリーをはじめるはるか以前からあった原糸メーカーのブローネルが生産を終了しましたが、昨日、こちらも老舗のポンドスケールメーカーのFeather Riverが生産を終えるとのことです。ただ、ブローネルと違い、いつか再生産するかもしれないという情報もありますが、デジタルポンドスケールの低価格化(10年前はピークを測る機能があるものが2万円台だったのが、今は1万円を切ります)の流れを見ると、もうアナログ式の再生産はないかもしれません。弊社でも在庫限りです。

Feather River ポンド秤(ボウスケール)


【アマゾン読み放題で無料】基本から応用まで アーチェリー 上達のポイント50 コツがわかる本

知っている人には常識なのかもしれませんが、会員だったのに、全然別の検索で知りました。山本博さんが2014年に書き、2019年に再出版されたアーチェリーのシューティング技術について書かれた(チューニングに関してはほぼ触れられていません)本が、アマゾンアルティメット(読み放題)で読めるようになっています。

登録していない方は1か月無料で登録できるようです(宣伝っぽいw)

基本から応用まで アーチェリー 上達のポイント50 (コツがわかる本!)


Easton2020インドアラインにX23/X27の新色追加。

イーストンの2020年インドアラインナップにRX7についで、X23の先端が黒となった2色バージョン(ブラック/シルバー)が追加されました。スペックは同じですが価格は少し高くなっています。入荷は9月の中旬を予定しています。

EASTON X23 B/Sシャフト

また、正式にPSEからPhenom XTシリーズの2019年での生産終了がアナウンスされました。後継モデルはATAが結構違いますが、Centrix SDです。在庫のPhenom XTは特価品に追加しましたので、スペックが合う方はぜひ。

【即納】PSE Phenom XT-MD


ターゲットアーチェリー・パンアメリカン大会2020よりベアボウ部門を追加です。

(USA Archey FBより 2018 全米ターゲット選手権)

全世界で近年人気となっていて、弊社でも昨年の6月から本格的に取り組みを始めたベアボウカテゴリーですが、昨年のワールドカップでのインドア部門の追加に続き、パンアメリカ(南北アメリカ大陸)大会、日本でいえば、アジア大会に、ターゲットベアボウ部門が2020年より新設されることが決定しました。フォーマットは50mで122cm的となります。

ですので、現状ベアボウの開発は、

フィールド – 世界選手権レベル
インドア - 2018より ワールドカップレベル
ターゲット – 2020より 大陸大会レベル(Continental event level)

となります。ちなみに全米ターゲット選手権のフォーマットも50mw/122cm的となっております。今後、このフォーマットがスタンダードになっていくものと思われます。


【追記あり】韓国が逆に日本を、いつから?!

(北朝鮮のKang Un Ju選手)

【追記】中央日報日本語版によれば、

韓国政府が日本を「ホワイト国」(安全保障友好国)から除外する措置を留保した。

とのことです。当面、影響はないものと思われます。

引用元 韓国政府、ホワイト国から日本排除を延期…日本産石炭灰輸入は規制

(追記ここまで)

昨日の予告通り、本日の深夜にPSEの2020が発表されましたが、朝起きてびっくり。韓国が日本をいわゆるホワイト国から除外とのこと…私たちは法律に従うだけの立場ですが、調べてもどのニュースにもいつからが書かれていません。


(自国と世界の安全保障の ための輸出管理 と 16 項貨物・キャッチオール規制対象品目表 より)
ニュースでは扱われていませんが、実はアーチェリー用品(HSコード9606)も規制対象になっています。具体的には、ポラリスのような木の弓は関係ないと思いますが、炭素繊維などを使用している商品が対象なのだと思います。

弊社は韓国への輸出はないので日本側の措置に対しては特に準備はしていませんが、韓国からの輸入はあるので、今後どうなっていくのか。

まぁ、私は数えきれないほど「外国為替及び外国貿易法の北朝鮮・イラン関連規制に該当しません。」という項目にサインしてきましたが、それでも北朝鮮の選手は日本の商品を使っているのでやりようにあるのでしょうけど。役所動いていないので月曜日以降いろいろと確認します。


正しい筋トレにご注意を。

書き直しの記事です。一度、正確性を重視して書いたらものすごく長文でわかりにくい記事になったので、正確性を無視した、わかりやすいバージョンに書き直しました。ご理解ください。

先日「ダンベル何キロ持てる」というアニメを見ました。筋トレコメディアニメなので、本気にする人は多くないと思いますが、やたらと「正しいフォーム」を前面に出してくるのが気になりました。

ボディビルダーの筋肉は使えないという話を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、筋肉は筋肉です。「使える筋肉」と「使えない筋肉」があるわけではありません。誰でも筋トレして身につく筋肉は同じです。「使える筋肉」と「使えない筋肉」の違いは、正しいフォームを身につけているかです。

では、筋トレにおける正しいフォームとはなにか。筋トレとは筋肉を鍛えること=筋肉に負荷をかけることです。そのために、筋トレにおける正しいフォームとは、筋肉に負荷がよりかかる動作ということになります。そのフォームが身についてしまうことが、いわゆる「使えない筋肉」が身につくということです。

アーチェリーでいえば、同じ50回の素引きでも、次の日に筋肉痛になるフォームが正しいフォームです。筋肉に正しい負荷がかかり、筋肥大が期待できます。しかし、筋トレが目的ではなく、アーチェリーをやっている側からすれば、いかに筋肉に負担をかけずに効率よく弓を引くか、50回素引きしたならば、筋肉痛にならないほうが正しいフォームに決まっています。

すべてのスポーツに言えるかはわかりませんが、少なくとも、アーチェリーにおいては、できるだけ筋肉を使わない動作が正しいフォームになります。しかし、筋トレにおいては、できるだけ筋肉を使う動作が正しいフォームになり、目指す方向性は逆です。この点にはご注意ください。

ボディビルダーの偉い人の言葉を引用すれば、

ベンチプレスを例にお話ししましょう。ビルダーがベンチプレスを行う目的は胸の筋肉を盛ることです。(中略)アスリートがベンチプレスを行う目的は、主に相手に競り負けない体作りや競技上必要な押す力の強化。この場合、とにかくパワーを追求するのが目的なので、どの筋肉を使おうが、できるだけ重いウエイトを上げることが最優先です。関節を痛めつけるような不合理な動きではなければ、自分が最も力を発揮しやすいフォームで鍛えれば良いし、私もケガの危険性がなければ、フォームに関してそれほど細かく指導しません。

“ウエイトの筋肉”と“スポーツの筋肉”は違うってホント? 「筋肉論争」の是非 - 岡田 隆

です。