この記事は2019年3月2日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

ベアボウチューニングとはなにか。

明日試合なので調整してきました。ただ、さすがに前日にチューニングはできないので、調整のみです。明日試合時間内は晴れてくれてよかったです。133/125=258点、、ちょっとは上達したかな??

ちなみに、練習場のクラブハウスでこんな資料をゲット。10ページしかないけど、150円ですので。写真の道具とか見ると、15年ほど前のものでしょうか。参考にさせていただきます。また、前にも書きましたが、基本自分でやってみてわからないことは、取引先でもあるG1などのベアボウハンドルのデザイナーでもあるフランジィーリさんにアドバイスをもらっているので、やり方は日本式ではなく、イタリア式に近いと思います。

さて、チューニングの前に、まずは何を。どこに向かってチューニングするのかを考えてみます。リカーブの場合は、リリース時のパラドックスの力をプランジャーなどの力関係をを変更して、矢がきれいに飛び出し、真すぐ飛び出すようにすること。コンパウンドであれば、カムのタイミングと位置関係を変更することで、ノックトラベルの安定化とトルクを低減する事。では、ベアボウではどうかというと、異なるドローポイント(DP)で引いても弓ができるだけ同じように振る舞うようにするというのが一つの目標となります。

ストリングウォーキングでは、引く場所(DP)を変えるので、5mと50mとでは大きく引く場所が変わります。それによって、動的ティラーはじめ、実質ポンド、実質ドローレングスなどが変化します。これは仕方のないことです。ですので、目指すものは、その妥協点です。その実際は今後の記事にするとして、チューニング前の準備です。

(WAコーチングマニュアルより)
5mと50mでは当然引く場所が変わりますが、その差が小さければ小さいほどチューニングがやりやすいことは理解していただけると思います。逆にその差が大きければチューニングは困難になっていきます。そのために、特に短距離でDPを変えないで射ることができるように、アンマークで使用されるストリングウォーキングにギャップを加えた複合エイミングを使うことが有効です。

こう書くと何か難いことのように聞こえますが、簡単に言えば、15mのDPで的の下の1点あたりを狙って射つということです。自分の場合は15mより1つ下の目盛り、13mあたりで5-10mのエイミングができます。5-50mまでのチューニングではなく、13-50mまでのチューニングで済むわけです。

もう一つ、チューニングをする前に、チューニングを簡単にする方法がありますが、それは次回に。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

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