この記事は2017年1月14日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

ここまで来たらもうアーチェリーではないですね。

ATAにて展示されていたそうです。ここまで来たらもうアーチェリーでは…ないですね。

仕組みはエアーガンに、銃弾のかわりに、矢を装填して発射するというものです。

日本でも面白いかなと思いましたが、レビューによると430グレインの矢を480fpsで発射できるそうなので、220ftlbs(コンパウンドボウの約3倍) = 300Jのエネルギーを持ちます。

国内でだれでも所持できるエアーガンの規制値は6mm弾で1J(*)以下なので…規制値の300倍?!

*尖っているほど厳しくなるという規制なので実際にはもっと低いはず

日本では販売できそうにないです。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

8 thoughts on “ここまで来たらもうアーチェリーではないですね。

  1. 矢のほうが貫通力が高いからです。

    この時代に威力というものが定義されていないのも不思議ですが、定義されていないのでしかたないです。

    運動エネルギーはスピードと質量で計算されますが、一般的には当然形状も関係します。矢は対象物に与えるストレス(運動エネルギーを衝突面積で割った値)を最大化します。

    上の動画を参考にしてください。同じエネルギーでも、銃弾の場合は対象物全体にダメージを与えますが、矢は貫通します。なので、貫通力を必要とするハンターには良いのではないでしょうか。

  2. ATAで展示されてるってことは、現地で一応アーチェリーの一部として参加を認められたってことですよね。

    ただ、どの範囲の道具を、「アーチェリー」と認めるかは国によって違いますよね。
    全ア連ですとWAが大会を開催する種類の弓矢、リカーブ、コンパウンド、ベアボウをアーチェリーと定義?してますけどアメリカの場合ですと、それ以外にクラシックボウやクロスボウでベガスシュートに参加する者がいたりと、国や組織によってアーチェリーの定義は変わるようです。

    昔コンパウンドボウそのものが60年代に生まれたものの、FITA(現WA)に参加したのは90年代後半だと聞きます。

    山口さんがやられるクロスボウや、今回紹介されてる道具がWAや全ア連に参加することはあるのでしょうか。

  3. >ATAで展示されてるってことは、現地で一応アーチェリーの一部として参加を認められたってことですよね。

    アーチェリーに関連はあるということなのだと思います。ATAにはサプリメーカーなども参加していますので、アーチェリーに関連があるとされれば参加は可能です。

    >ただ、どの範囲の道具を、「アーチェリー」と認めるかは国によって違いますよね。
    >全ア連ですとWAが大会を開催する種類の弓矢、リカーブ、コンパウンド、ベアボウをアーチェリーと定義?してますけど

    全ア連でもアーチェリー(この場合弓でしょうか)とはなにかを定義はしていません。

    例えば、ベアボウ競技では

    弓は、ターゲットアーチェリーで使用されるもので、常識的に「弓」という言葉に適合している限りどのような形状でも使用することができる。
    (第304条1)

    となっていますので…これを定義と言えるかと言われると。

    >アメリカの場合ですと、それ以外にクラシックボウやクロスボウでベガスシュートに参加する者がいたりと、国や組織によってアーチェリーの定義は変わるようです。

    ベガスシュートの場合は主催がWAの傘下の組織(National Archery Association of the United States)ではなく、National Field Archery Associationなので自由にできているのだと思います。

    >昔コンパウンドボウそのものが60年代に生まれたものの、FITA(現WA)に参加したのは90年代後半だと聞きます。
    >山口さんがやられるクロスボウや、今回紹介されてる道具がWAや全ア連に参加することはあるのでしょうか。

    コンパウンドが世界選手権の部門としてもうけられたのは95年とかからだったと思います。それはWAの判断というよりも、総会で参加メンバー(日本なら全ア連)が投票の結果、新設することとなっているのだと思います。

    WAの投票の様子はこちら
    https://archerreports.org/2013/09/%e9%99%b0%e8%ac%80%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%84%e5%b0%91%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%a8%e3%82%82%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%81%af/

    今回紹介したものはそもそもターゲット競技用ではなく、ハンティング用なので、可能性はゼロだと言っていいと思いますが、クロスボウに関しても、WAの総会での投票によって左右されるでしょう。ただ、アーチェリーとクロスボウを両方楽しむ文化があるのはハンティングの文化がある国にほぼ限られるので、投票で可決される可能性は今後10-20年はないと考えます。

  4. むしろこういうのこそ使ってみたいと素人目には思います。銃用の高性能で安価なサイトやスコープのパーツとか使えるでしょうから便利ですし。でもこんなの日本で許可したら銃刀法無いのと同じになっちゃいますから無理ですね。

  5. 実際にはこの商品は0.50″口径=12.7mmの空気銃に対応しているので、銃刀法規制対象となります。国内で所持できる空気銃は8mm以下と定められています。

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