この記事は2016年9月20日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

新しい競技規則(国内向け)が発表されました。

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新しい商品拓さん入荷していますので、少しずつ紹介していきます。また、もうそろそろ2016年のラインナップの発表が始まりますね。

最初の記事、選手にとって一番大事な競技規則(国内公認試合用)が更新されました。

全日本アーチェリー連盟 競技規則 新旧対比表(0.3MB PDF)
http://archery-shop.jp/file/全日本アーチェリー連盟_競技規則_新旧対比表2016-2017.pdf

まぁ、読んでいただければわかるように書かれていますので、読んでいただければと思いますが、一点かなり誤解がありそうな部分があります。

これだけ時間がかかったので、完成度の高い競技規則を期待していただけに残念です。

以前にも、コンパウンドの弦とは何を指すのか、定義せずに競技規則にしたために、コンパウンドのバックストップ(ストリングストップ)がブレース状態で弦に触れていて良いのかという点で、肝心な審判(弓具検査をされる方)がルールを誤解するという残念なことがありました。

日本の競技規則にある弦とは何か

今回はそういうことが起こらないことを祈るとともに、記事にします。


競技者の用具はいかなる種類のカモフラージュ模様を含んだものであってはならない。
【新規に追記】

というものが追加されました。これは昨年の11月に発表されたWAの試合では迷彩カラーはいかなる道具にも使用できないという新規ルールを踏襲したものだと思いますが、個人的にはこの「カモフラージュ模様」という表現はかなりあいまいで、このルールの意図をくみ取っていないと思います。

【重要】2016.1.1より WA競技規則 3.11.3.3追加 迷彩全面禁止

個人的には「カモフラージュを目的とした模様」という表現が正しいと考えています。

この解釈はWAの通達に依るものです。

この件については自分もWAと直接話し合いをしたことがあります。というのは、お客様より、上の横浜のユニフォーム(カモフラージュという表記あり)は試合で使えるのかという質問があったためです。国内で使えるかは全ア連の規則ですので、競技規則が発表されてからでないと確認できませんが、WAはすでにルールを発表していたので確認することができます。昨年の12月頃のやり取りです。

その結果WAからは(他のアソシエートから連絡があったこともあり)このルールについての解釈が発表されました。

INTERPRETATIONS WORLD ARCHERY CONSTITUTION AND RULES
– Book 3, Chapter 11, Article 11.3.3, Chapter 20, Article 20.1.1, Book 4, Chapter 33, Article 33.1 (0.3MB PDF)

この通達を要約すると、カモフラージュ禁止とはカモフラージュ模様を禁止するために意図されたものではありません。むしろ、カモフラージュ模様かどうかがあいまいのものが使用できるようにするためのものです。

近年ソリッドカラー(単色)だけではなく、フュージョンカラーや、ホイットのレッドエンバー、カーボンパターンなど、用具のデザインが多様化しています。一方で、服装に関しては古くからカモフラージュは禁止さています。

そこで、WAとしては、カモフラージュとは何かをしっかりと定義して禁止することで、その他のカラーパターンが使用できることを明示するのが今回のルールの目的です。

WAはカモフラージュカラーを下記のように定義します。

“Camouflage colours” are trademarked or other digital designs, whether random or not and regardless of colours used, which consist of natural material camouflage patterns such as bark, twigs, or leafs that are used for the purpose of blending in with natural environments thereby providing less visibility to game, military personnel, or others. Non-traditional camouflage colors such as pinks, blues, bright yellow, etc. in camouflage patterns that are used in designs for the purpose of blending in with natural environments whereby providing less visibility are considered camouflage.

要約すると「カモフラージュパターンとして商標登録されているもの、または、周囲の風景に溶け込むことを目的としている模様を指す」としています。

hzfeey3oyqnifc5krred-1これに該当していない模様は使えますよというのが目的です。したがって、通常、上の写真のチーム横浜のユニフォームの使用は問題ありません(*)。

*このパターンでものすごく周囲に溶け込む場所。たとえば、写真のような一面ブルーに輝くウユニ塩湖で試合があった時にはルールに抵触する可能性があります。

そのために、規則には「「カモフラージュ模様」ではなく、「カモフラージュを目的とした模様」とすべきだというのが個人的な意見ですが、今後、審判の方々の説明会では「カモフラージュ模様」とは何を指すのかという議論になっていくのでしょうか。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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