【ATA2016】トロフィーテーカーがスプリングスチールレストを再設計

Trophy_taker_new_restトロフィーテーカー(Trophy Taker)がスプリングスチールレストを再設計し、モデルチェンジします。マイナーチェンジ…というよりは全面的なモデルチェンジです。現行のSS1/SS2/SS PROはすべて廃盤になります。新しいレストの入荷は3月の後半を予定しています。
DSC_1449DSC_1452DSC_1451一番大きな変更点はレストの堅牢度を高めるために、レストから樹脂パーツを排除し、100%金属パーツで構成されるようになったところです。また、レストの前後の調整幅が広くなりました。

名前は同じスプリングスチール(SS)で、1/2/PRO表記がなくなり、SSとSS PROの2モデルになります。ブレードの形状は現在のSS2と同じものが使用できます。

入荷後順次切り替えていきます。


【ATA2016】GEARHEAD ArcheryのT18試射しました

Gearhead-319-ThreeGreenBows_Trans_0f7ba028-fe3f-4fb8-b6b2-6e3a9ca4dbb7以前に記事で紹介したGEARHEAD ArcheryのウルトラショートボウT18(アクセル間18インチむ)がテストレンジにあったので試射してきました。

DSC_1464写真は通訳担当の林。文句なしに取り扱いやすく、軽く、ユニークな弓でした。

DSC_1463驚いたのはT18のドローレングス調整で、弓自体は25インチで固定されています。これを希望するドローレングスに合わせてリリーサーのヘッドの長さを変えるというとんでもない設計です。対応できるのは27インチくらいまでが限界で、これ以上ではT20(アクセル間20インチ、固定ドローレングス27インチ)になるそうです。

DSC_1467それにしてもよくもこんなに短い弓を作りましたね。おもちゃに一台欲しいという話になりましたが、価格(14万くらい)が高いのであきらめました。もう一度円高が来たら買います!


【ATA2016】ボウテックがファナティックのマイナーチェンジモデルを発表

Fanatic2_Black時差ボケがとれず、こんな時間に仕事しています。さて、ボウテック(Bowtech)がATAにて新しい弓をBT-Xとファナティック2.0を発表しました。

DSC_1444まず、ターゲットモデルのファナティック2.0。昨年発表されたモデルのマイナーチェンジです。より安定性を向上させた設計になっています。一番の違いはカムの変更で、それによってリムの角度がより立ち、アクセル間が36.5インチから1インチ伸びて、37.5インチに。ブレースハイトが7.75インチから0.4インチほど低くなり、7.38インチに。0.1ポンド重くなりました。また、矢速は10fps低下して315fpsになりました。マイナーチェンジで10fps落としてくる変更は珍しいです。

*すべてロングドローモデルの数値

DSC_1445もう一つの変更点はシュートスルーの位置で、前のモデルに比べてシュートスルーのウィンドウの位置を上に上げました。これは前モデルで手の大きさ・グリップによっては指がウィンドウに触れてしまうという問題が報告されていたことに対する改善です。

DSC_1446また、弓のグリップのテクスチャ(手触り)が変更されています。以前のものはつるつるでしたが、少しグリップのある感じになりました。これは性能的な点というよりも、以前のモデルの高い価格(国内定価158,800円)、原価を下げるのが目的で、光沢のあるアルマイト塗装を施さないことで原価が安くなります(*)。

*この変更で原価が安くなるかどうかはメーカーの持っている装置によって異なります。同じ原価で作れるメーカーもあります。

日本での価格はまだ決めていませんがも、15万円を切る価格で販売できることは間違いないです。

2.0ではカムが2種類用意され、対応するドローレングスは26-31インチから、ショートドローカムで24-29インチ(国内ではほぼこのサイズになるかと思います)と、ロングドローの28.5-32.5インチになります。3月から出荷が始まるそうです。

DSC_1447もう一つの新モデルはコンパクトなバランス重視のBT-X。ショートドローモデルとロングドローモデルがあり、28インチカムモデルで、ドローレングス25.5-28インチ、アクセル間31インチ、重さ4.2ポンド、矢速333fpsで、価格は10万円程度です。矢速重視、軽さ重視など突き詰めたモデルが多いボウテックでは久しぶりのバランス重視モデルです。こちらは取り寄せでの販売とする予定です。
prism-2016ボウテックの姉妹ブランドのダイヤモンドからはDEPLOY SBとPrismが発表されました。プリズム(Prism)の方はなかなか面白いモデルで、簡単に説明すると低価格でカラフルなフュエル(FUEL)です。フュエルは黒しかないので、スペックが合えば、カラーのプリズムのほうが良い方もいるかもしれません。

ドローレングスは同じ18-30インチ、プレーハイトも同じ7インチ、ハンドルの設計も同じです。違いでは、アクセル間は0.5インチ短い31インチ、調整可能なポンドが5-55ポンド(フュエルは14-70ポンド)、矢速は25fps低下し、295fpsで、重さは0.2ポンド(約100g)軽くなっています。サイト(ハンティング用)とピープとレストが付属しているパッケージの形で提供され、価格はフュエルより5000円ほど安いです。取扱いする予定で出荷は2月末です。

以上が2016年のボウテックです。


【ATA2016】マシューズが2016年の新しいターゲットモデルを発表

DSC_1433先ほど、17時に成田に着きました。今日は一つだけ記事書いて退社します。飛行機内で睡眠はたくさんとりましたが、やっぱり21時間も飛行機乗っていると疲れますね。

今回のATAでは新しいリカーブの発表はなく、コンパウンドではマシューズとエリートとボウテックが新しい弓を発表しました。全くの新型を出したのがマシューズです。

HalonX-3Q-AnodizedBlack2-47117-993872015年のノーカムシリーズで大きく売り上げを伸ばしたマシューズ(メーカーより弊社のマシューズの売り上げも2015年が過去最高だったと報告を受けました)ですが、TRG7は非常にスムーズで安定している弓ですが、それらの性能とのトレードオフで、重さと矢速と犠牲になっていました。

DSC_1435この新しいHalonX(ハロンX)では、過去のマシューズのハイスピードモデルに搭載されていたウェイテッドカムが復活しました。弓の重さはApex7(4.9ポンド)とほぼ同じ4.94ポンド(2,250g)で、矢速は330fpsとターゲットモデルの中ではかなり速い矢速を実現しました。75%/85%レットオフがあり、ドローレングスは26.5-30.5インチです。アクセル間は35インチで、ブレースハイトは7インチ。

DSC_1439会場で実射しましたが、かなり良い感じです。まさに、TRG7と真逆の設計で、矢速が速く、引きは後半だけがスムーズで、ブレースからの引きはじめで一気にピークに行く設計です。ストリングストップがついたので、弦の安定感が向上していますが、全体としてはApex7に近い感覚です。
DSC_1436Apex7と比較するとウェイテッドカムを生かすためにストリングストップはかなり下についています。ブッシングの位置も下に移されました。ハンドルの設計は今どきのデザインを踏襲したものになっています。

全体として、Apex7が好きだった方には気に入っていただける仕上がりになっているのではないでしょうか。価格はまだつけていませんが、お買い得な値段です。ただ、カラーが黒(グロッシーかマット色があります)と迷彩しかないので、その分は割り切る必要があります。

安定性重視 = TRG7
バランス・実績重視 = コンクエスト4
スピード重視 = Halon x

このモデルの登場でマシューズのライトなハイスピードモデルがない問題は解決されたと思います。

2月の後半から出荷が開始される予定です。

バリスティック2.0missionDSC_1438また、Missionラインでは大きな変更はなく、Hypeの成功を受けて、バリスティックにもハーモニックダンパーが標準で搭載されるようになり、モデル名はバリスティック2.0になりました。ただ、このモデルの設計自体がもともとハンティング寄りなので、Missionでは今年もHype DTがベストなのではないかと思います。

こちらは3月初めからの出荷のようです。以上、マシューズ(Mathews)でした。


ATA 2016参加してきました。

ATAアーチェリー2016アメリカのルイビルで行われたATAショーに参加してきました。ATAは世界最大のプロショップ向けのアーチェリー展示会で、入場するには正規代理店であることを証明することが必要です。

ATA入場証ほかの展示会(ニームとベガス)との違いはこの点で、一般の入場者はないので、どのメーカーのブースでも話が早く、すぐにビジネスの話ができ、ブースの上に代理店向けの価格表が普通においてあったりします。

DSC_1481とはいえ、ブースを出展しているメーカーは600社以上で、もらったカタログを積み上げるとこの量です(取引しているメーカーだけで)。ミーティングをしながら参加するのであれば2日は必要です。

locoutdoorz私たちはもう何度も参加しているし、仕事は基本日々メールでしているので、ATAには各メーカーの担当者との顔見せと新規メーカーの発掘という感じです。ビジネスの基本は人と人ですので、年に一度くらいはあっておいたほうがいいかなと思っています。今回は、HushpukLoc Outdoor Zという2社が取引はしているものの、直に会ったことがないメーカーさんで、両方ともいつもメールでやり取りしている担当者の方にお会いできました。これからもよろしくお願いします。
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easton_prolink2まずは、イーストンのブース。特に新商品はなく、新しく展示されていたのはプロリンク(Pro Link)という新しいエクステンダー。設計は特に新しいものではなく、両方のブッシングをつなげて安定させるというドインカーなどがかなり前から採用していた設計です。違いはこれを開放型ではなく、チューブの中に入れたことですが、近年イーストンがコンツアーなどで取り組んでいる空気抵抗の低減という点では、開放型のほうが良かったのではないかと思います…まぁ、そうすると見た目がドインカーのまんまになっちゃいますが。。

DSC_1389次にビクトリー(Victory)です。すでに発表されている新しいシャフトを見てきました。RIP-XSのほうが気になっていましたが、その名前ハンティング用で、ターゲット用としては、3DHVという名前で発売されるようです。性能としての違いはなく、シャフトにプリントされているロゴが違うだけです。それと付属するパーツがハンティング用とターゲット用と違います。なので、取り扱いは3DHVのほうにする予定です。

VAPターゲットと同じ精度で、特徴は軽いこと。500番スパインでGPIは5.0です。ブッシング(付属します)を装着後、ボーニングのFノック(付属します)を装着する設計で、Gノックやバイターインサート121と互換性があります。内径0.204″なので、ポイントなどはACC-04シリーズと互換性があると思われます。これは入荷後にチェックします。2月くらいに入荷予定です。

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最後にシャフトメーカーの新規メーカーさんのブラックイーグル(Black Eagle)というメーカー。2010年ごろの創業だったと記憶しています。気にはしていましたが、実績がないので紹介はしていませんでしたが(実績のないシャフトメーカーは大量にある)、先日、クリストファ・パーキンス(2011年世界チャンピオン)が使用して初めて大きな試合での実績を獲得しました。

Black_eagleアーチェリーターゲット向けとしてはXインパクトとPS23という2つのラインがあります。何もまだ決めていませんが、担当さんと面白い話ができたので、取り扱いに関しては今後検討してみたいと思います。

飛行機の時間が近づいてきたので、まずはここまで。


ATA 2016始まってしまう…

6588_10208689483537095_3312196961628265952_nATA 2016が1月5日(日本時間6日の早朝)に始まり、ボウテックやエリートが新しいモデルの発表を開始していますが、今年は出発日の関係で、現在まだポートランド、アトランタ行きの乗り継ぎ待ちです。アトランタからさらにもう一回乗り継いでATAが行われているルイビルです。

6日からATAに参加します。詳細はもうしばらくお待ちください。