この記事は2015年12月13日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

レオ・ワイルド選手、ナチュラルトルクとスコープのレベリング

エリート_ビクトリー_レベルワールドカップでローガン選手と話した時に、トップの選手の中で何人かがサイドロッドの大きく開き、弓を左側(アーチャーから見て反時計回り)に回転させる力をかけているという話をしました。それはアーチャー独自のナチュラルトルクを相殺するためのもので、そのようにした方が事前にレベリングができる(弓を垂直にできる)ということでした。
SONY DSC
そこで、レオ・ワイルド選手のセットアップからリリースまでのレベルの動きを追ってみました。面白いことに弓に左回転(バブルが右側に動く)の力がかかっているにもかかわらず、フルドローでアンカーに入れた瞬間にはバブルはわずかに、その逆の左側にあります(0.2目盛り程度)。そこから、中心に動き、リリースに至ります。

興味深い動きです。これに関してはもう少し自分で実験してみて、記事にしたいと思います。


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Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

10 thoughts on “レオ・ワイルド選手、ナチュラルトルクとスコープのレベリング

  1. こんにちは。
    CX Nano Xtremeシャフトを買おうとしたら対応するステンレスポイント(2#) が売り切れていました。
    再入荷の予定、また代わりとして使用可能なポイントがあれば教えていただきたいです。

  2. 右に捻る力でドローイング負荷に耐えて、リラックスしつつ重さを利用して水平を取るイメージでしょうか。

    しかしワイルドは相変わらずすごい量のウエイトですね。シューティングしながら筋トレしてるみたいです。

  3. ベルリンオープンて2016年の新作発表はなかったようです。低価格モデルではまだわかりませんが、上位モデルは2016年もこのままいくかもしれないです。

  4. 金曜日にメーカーから発送されているので、1週間程度で入荷するかと思います(テロの影響で荷物の検査が厳しくなっており遅れる可能性はあります)。6ダース含まれています。

  5. >右に捻る力でドローイング負荷に耐えて、リラックスしつつ重さを利用して水平を取るイメージでしょうか。

    一応教えてもらったのですが…まだ体で理解していないので、何とも言えないです。

    ただ、ねじるのはドローイングの負荷に耐えるためではなく、そのほうがリラックスできる(本当か?!)だからだそうです。

    >しかしワイルドは相変わらずすごい量のウエイトですね。シューティングしながら筋トレしてるみたいです。

    ウェイトだけでスタビ1本買えるくらいの値段です。まさに筋トレですね。

  6. ワイルド選手の弓を見て常々思うのは、こちらの多くの方が書いてる通りそのウェイトの量。
    弓のセッティングに関しては「好み」としか言いようがないかもしれません。
    リカーブでもコンパウンドでも、重めの弓を好む方は少なからずいます。
    ただ彼に限っては他の選手を遥かに凌ぐほどウェイトを付けて…、いったい何を期待してこのウェイト量になるのでしょうか?
    決してワイルド選手の真似をしようとは思ってません(ってか出来ない)が、その理由が知りたいです。

  7. サイドロッドを鮮明にとらえた写真がありましたが、29オンスです。サイドロッドのウェイトだけで約800gになっています。センターと合わせたら、弓1つ分はつけていますね。

  8. >弓のセッティングに関しては「好み」としか言いようがないかもしれません。

    お客様のコメント通り、好みですね。写真は昨年の同じ試合のレオ・ワイルド選手のセッティングです。サイドは10オンス、私の弓よりも少ないです。
    ただ、この試合では優勝した今回と違い、1/4で敗退しています。

    >ただ彼に限っては他の選手を遥かに凌ぐほどウェイトを付けて…、いったい何を期待してこのウェイト量になるのでしょうか?

    弓に左に傾く(反時計回りに回る)テンションをかけたいためです。なので少ないウェイトだと写真のように極端にサイドを横に出す必要があります。
    今回は、それを避けて、サイドに角度をつけないかわりに29オンスものウェイトをつけています。

    ウェイトの数は結果であって、問題はどのように弓をコントロールしたいのかということだと思います。
    彼の場合、弓に理想の動きを得るようとするとこのような数になってしまうのだと思います。

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