この記事は2015年12月3日に書かれたものです。最新の情報とは異なる可能性があります。ご注意ください。

競技用ストリングメーカー・ウィナーズチョイス工場見学

弊社で販売しているアメリカの競技用コンパウンドストリングメーカーのウィナーズチョイスの工場の動画がアップされました。

手巻きで巻くときのやり方は同じですが、見慣れない独自の道具がいくつも登場します。特に10秒あたりから登場する巨大なマシンは…自動回転式のストリングジグでしょうか…すごい設備です。


The following two tabs change content below.
アバター画像

Ryo

(株)JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、コンパウンド競技歴5年、2021年よりターゲットベアボウに転向。リカーブとコンパウンドで全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。次はベアボウでの出場を目指す。

4 thoughts on “競技用ストリングメーカー・ウィナーズチョイス工場見学

  1. リカーブ弦用原糸の選択について教えて下さい。
    最近(?)のモノで
    BCY-F
    BCY-X
    BCY-U
    があります。
    例えば70m競技を考えた場合どの原糸を選択しても特に問題なく競技できると思いますが、それでもあえてどの原糸かを選択しようとする場合、

  2. >それでもあえてどの原糸かを選択しようとする場合、

    ここでコメントが切れていますがどういった質問でしょうか。

  3. すみません、書きかけで送信されてしまったようです。
    (以下続き)
    それでもあえてどの原糸がベストな結果をもたらしてくれるのかという視点で選択しようとする場合、何を基準に選択すれば(考えれば)いいのでしょうか?
    例えばの選択基準で、Aの原糸は(他と比べ相対的に)質量が軽いので(実質が)低ポンドでもよい結果が出る可能性が高い…でも高ポンドでも特にネガティブな影響はでないので問題なく使える、とか。Bの原糸は質量が重いので高ポンドでよい結果が出る可能性が高い…しかし低いポンドには(矢速が遅くなるので)不向き、など。(←あくまで例えばの考え方です)
    また、引き心地(硬い…柔らかい)での選択は使用者の好みが大きいと思いますが、例えば「硬い→弦の返りが速い→リリースが取られる可能性が高い→ある程度の技術を持った上級者でないと扱いにくい→しかし矢速は速い」、「柔らかい→弦の返りが(硬いタイプと比較して)遅い→リリースが取られる可能性が低い→技術が低い者でもミスが出にくい→しかし矢速は遅い」などの(←これもあくまで例えばの)考え方が当てはまるものなのでしょうか?
    なぜこのようなことを尋ねるかというと、商品の紹介で[BCY-F]では『次世代ダイニーマ繊維SK90を100%使用した原糸。2012年に発表された初代8190U(ユニバーサル)の二世代目。SK90をリカーブ向けに再設計した原糸です。』とありますが、この説明ではそれが他の原糸と比較して使う選手の(実質)ポンドや技術(ベストスコア)という物差しを参考にしてどの原糸が適切な選択(ベストな結果が出せる)か、が判断できない(少なくとも自分にはその商品説明の文章から読み取る知識や能力が無い)からです。
    極論では、すべての商品を購入し様々な条件(複数のストランド数の弦)で時間をかけて自分の技術や弓具の状態ににベストマッチした原糸(及びストランド数)を試行錯誤して探し出すのが確実(?)なのでしょうが。(もちろんそんな余裕はありません)
    ナチームに選考されるようなレベルの選手でもなく、所詮は原糸の違いなど判るはずもないレベルの選手ならば、そこまで深く考えず適当に選ぶべきでしょうか。
    各原糸で比較表(項目は質量、引き心地、強度、太さ、推奨ストランド数、弦の性能を引き出せる使用者の技術レベル、プロショップからの選択のアドバイス、などなど)があれば選択の参考になると考えますが、(実用的には)無意味な試行でしょうか。

  4. >それでもあえてどの原糸がベストな結果をもたらしてくれるのかという視点で選択しようとする場合、何を基準に選択すれば(考えれば)いいのでしょうか?

    まず、メーカーの視点から書きます。メーカーはお客様は(プロショップのアドバイスを受けてから)自分で選んでねという考えです。
    そして、お客様の要望に合うものを作っていきます。その中で、最も要望が多いのは、スペック(矢速向上・クリープしない・耐久性が高い)の向上です。
    どのメーカーでも一番ここに苦心しています。そうして完成したのがBCY-Xです。これはBCYの最上位の素材です。

    最新の弓のコンパウンドアーチャー(*)の場合、弦にはリリーサーを通して触れるので、最高のスペックの原糸を使用するのが一般的です。

    *古い弓を使っている場合は、その発売当時で最も性能のよかったものを使ったほうが良いとされています。

    しかし、リカーブアーチャーの場合、タブを通して弦に触れるので性能だけではなく、感覚も大切な選択肢の一つになります。
    一般的にスペックだけを追求した弦は固い感覚になるので、その逆の感覚、柔らかさを引き出すような弦になります。
    それが8190Uです。

    また、これはコンパウンド弦にはないことですが、リカーブの弦の感覚には太さというものがあります。
    これは完全に好みの問題なので、何とも言えませんが、調整は1ストランド以下では不可能なので、
    細い原糸ほど微調整が可能です。また、ストランド数が多いほうが弦は安定するという考えが存在しますが、これが正しいかは微妙なところだと感じています。
    これらの要望に合わせて8190Uをさらに細くしたのが8190Fとなります。

    以上がこの3つの違い(メーカー側都合の)です。

    >商品の紹介で[BCY-F]では『次世代ダイニーマ繊維SK90を100%使用した原糸。2012年に発表された初代8190U(ユニバーサル)の二世代目。SK90をリカーブ向けに再設計した原糸です。』とありますが、この説明ではそ
    >れが他の原糸と比較して使う選手の(実質)ポンドや技術(ベストスコア)という物差しを参考にしてどの原糸が適切な選択(ベストな結果が出せる)か、が判断できない(少なくとも自分にはその商品説明の文章から
    >読み取る知識や能力が無い)からです。

    さて、それをお客様の要望を聞きながら、どれが良いかお勧めするのが私たちの仕事ですが、一般的にそれをベストスコアやポンドに合わせてお勧めすることはできません。だからこそ、一人一人の事情を聴いてお勧めしています。商品説明だけから判断する能力がないのであれば、プロショップに直接相談すればよいと思います。

    >各原糸で比較表(項目は質量、引き心地、強度、太さ、推奨ストランド数、弦の性能を引き出せる使用者の技術レベル、プロショップからの選択のアドバイス、などなど)があれば選択の参考になると考えますが、
    >(実用的には)無意味な試行でしょうか。

    全部書き出すことは業務量的にも難しいのですが、意味はあまりないと考えています。これはカクテル(お酒)と似ていると思います。

    多くのバーにはメニューがありません。その理由はカクテルの飲んだことがある人にはもうメニューの意味はないし、ない人にはメニューがあっても価値がない(マティーニと書かれていても味の想像は難しいし、お酒の強さなどは個人的な要素で数値化できない)というものです。だからこそ、わからなければバーテンダーさんが相談に乗ってくれます。

    フレンチ、イタリアンのワインリストもそうでしょう。ふつう、必要最低限の情報しかありません。それを見て判断できる人はするし、できない人はソムリエに相談します。ソムリエが知っているすべての個々のワインについての情報をリストに書き出して、お客様に判断してもらうというやり方が良いと考える人はあまり聞きません。

    原糸(弦)も同じだと思います。現在の説明だけで判断できる人は比較表を必要としないし、必要とする人は、それがあったところで正しい判断ができるか微妙だと思います。自分の事情をしっかり伝えたうえで相談に乗ってもらうのが一番よいではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です