ベアアーチェリー2016年モデル Escape / BR33を発表 

2016ベアアーチェリーベアアーチェリーが2016年モデルを発表しました。フラッグシップモデルはEscape(エスケープ)とBR33というモデルです。

escape_camo_productエスケープですが、2014年のアリーナとほぼ違いはありません。ハンドルのデザインが変更になっただけで、カム周りは同じです。スペックも変わりません。違うモデルと言われば違うモデルですが…進化しているかは微妙なところです。

br33_camo_product_0もう一つの新モデルのBR33はアリーナ/エスケープと同じカムを搭載したブレースハイト7インチ、アクセル間33.25インチの安定性を重視したコンパウンドボウです。ただし、こちらもスペック設定での新パーションといった感じで、新しい技術が投入されているわけではないようです。

以上、ベアの2016年モデルはテスト入荷の予定はないです。取り扱いは可能です。


PSE 2016年のフラッシップモデルのティーザー広告登場…カーボンハンドル?!

PSE 2016 Flagship Teaser!-0.00.14.18PSE 2016年のフラッシップモデルのティーザー広告が登場しました。8月にはターゲットモデルが発表されていますが、ハンティング/フィールド向けのものは10月1日(日本時間2日)に発表です。テーマは「ニュークラシック」。

明後日発表というタイミングでティーザー広告が。Out of thin air…軽量モデルでしょうか。

PSE 2016 Flagship Teaser!-0.00.07.97スローで見てみるとハンドルの上部がうっすらと見えますが…このデザインはNC(アルミ)というよりも、コンポジット(カーボン)ハンドルに近いように見えます。どうですか?

PSE 2016 Flagship Teaser!-0.00.08.80そして、この超ショートケーブルガードを見ると、テックデザインのようです。画像が加工されていないとすると…トップカムからケーブルガードにつながるケーブルは2本ですが、ボトムカムとつながるケーブルは1本だけのように見えます。どういうシステムでしょうか。

この動画からスペックは全く推測できませんが、正式発表は明後日です。ご期待ください。


新規メーカー KINETICからCPボウ「RAVE」が入荷

中国のメーカーKINETIC(キネティック)からCPボウ、「Rave」(レイヴ)が入荷しました。
中国製と言う事ですが、弓を手にした第一印象はハンドルが「ちゃんとしている」です。
当店でのエントリーモデルの代表格「PSE フィーバーVS」や「Mission メナス」といった大手メーカーのエントリーモデルに勝るとも劣らない印象です。
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入荷したのは60ポンド、右ハンドル。
色は黒/赤
重さは約1.8kg
カムは2カムタイプ
アクセル間:31.5インチ
ブレースハイト:6-3/4インチ
*上記数値は入荷した現物の実測値です。

ハンドルカラーはアルマイト仕上げで、PSEフィーバーやMissionメナスの塗装とはまた違う、ある種の高級感があります。
全体のシルエットは、マシューズのMRシリーズをほうふつとさせる雰囲気です。

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ただ、アルマイトカラーの表面をしっかりと見るとほんの少しのムラがところどころ見受けられます。しかしこの価格帯でのアルマイトカラーでこのクオリティなので問題の無い範囲かと思います。

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そしてカムはMissionのメナスやハイプに搭載されているカムを連想させるデザイン。
引き尺の設定値により変化するので明確なレットオフ値は公表されていませんが、およそ70%~80%となっています。

引き尺変更の際はボウプレスを必要とせず、1/8インチ六角レンチ1本で変更が可能です。
1インチ刻みで19インチから30インチまで調整できます。

調整の際は上下のカムモジュール(赤い小判状のパーツ)を必ず同じ値にしてください。
数字で表示されているので分かり易いですね。

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上下のリムポケット近くにはハーモニックダンパー/スタビライザーによく似たダンパー機構が搭載されています。
ちなみにこのダンパーゴム部分ですが、マシューズ純正交換用ダンパーゴム「3/8サイズ」がジャストフィットします。

カラーコーディネートが楽しめますね(笑)

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極めつけはグリップ。
まんまフォーカスグリップです。
いや、フォーカスグリップと断定すると色々ややこしいのでこれ以上は触れませんが、グリップ時のハンドルを押すセンターポイントが明確に捉える事ができ、しっかりとしたグリッピングと再現性に優れた形状となっています。
素材はハードラバーで硬すぎず柔らかすぎず。

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レストマウントホールは極めてハンドルフェイス面に近い箇所に切られています。この辺もマシューズのデザインに近いものがあります。

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リムボルトは最大12回転まで緩める事が出来ます。

入荷した現物(60ポンドモデル)で計測しますと、27インチ設定の時で、MAX60ポンド、Miniで20ポンド。
19インチ設定の時で、MAX38ポンド、Miniで10ポンドでした。
メーカー公表値では60ポンドモデルの19インチ引き尺設定でMini側が15ポンドとなっていますが、入荷した現物は12回転ゆるめて10ポンドまで落ちるので相当な仕様となっています。驚きです。

ちなみに、19インチから24インチまでは、引き尺設定が伸びていくと、そのポンド調整幅も強い側にシフトしていくのですが、25インチから上の引き尺設定では上限いっぱいまで変わらないポンド調整幅となっています。

用意されているリムポンドは2種類。
50ポンドモデルは、10~55ポンド
60ポンドモデルは、15~60ポンド
*どちらもメーカー公表値

*設定引き尺により上限/下限が変化します

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上下のリムそれぞれの先端には、マシューズユーザーならおなじみの凹状のパーツがあります。
ボウプレス使用時においては安全に作業が行える、嬉しい仕様です。
センターにはハンドルに直接ネジ穴が切ってあるものではなく、5/16インチのブッシングが装着されています。

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ダンパー類ですが、バックストップはマシューズのTRGやHTRに搭載されているそれに近いデザイン。
またストリングのダンパーゴムには、ボウテックのストリングについているような渦巻き状のゴムが付いています。
ここはマシューズの「モンキーテイルダンパー」にはならなかったんですね(苦笑)

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この弓については色々と感じる箇所は盛りだくさんとなっていますが、そんなちっちゃなことは気にせずにトータルで見ると本当によくできたCPボウとなっています。
今の所カラーバリエーションも8色程度あるとのことで、赤やオレンジ、緑、紫の用意があるとの事です。

お求めの際は、右ハンドルor左ハンドル、ポンド、色をご指定下さい。

KINETIC Raveは店舗およびあちぇ屋CPにて販売開始ですヽ(^o^)丿


MYSTIC 58インチ、ちょっと面白いレジャー向けの弓が入荷しました。

product955アーチェリーのハンティング向けのカタログを見ていたら、面白い弓を見つけました。ハンティング向けの練習弓なのですが、ハンティングの世界はモデルあたりの販売量が違うので、低価格でもそれなりに高品質です。単純に競技人口が同じとしてターゲットはサイズやポンドが細かく分かれているのに対して、ハンティングはかなりざっくり。

DSC_1251こちらの弓のハンドルとリムがセットで、58インチのワンサイズ、ポンドは5ポンド刻みです。

DSC_1252ハンドルとリムはハンティングモデルでは一般的な2点接続です。センター調整機能はありません。

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DSC_1257センターブッシング、カウンターブッシングに、意外にもリムボルトに5/16インチのねじが切ってあり、ロッドの装着も可能です。

DSC_1250サイズは58インチと少し小さめですが、塗装のレベルもこの価格帯では悪くありません。金属ハンドルにリム、弦、レストがついて、11800円です。プランジャーは装着できますが、あくまでもハンティング向けの練習弓ですので、ターゲット用のサイトは取り付けができません。

価格の割にはしっかりとしてレジャー向けの弓です。本日より取り扱いします。

OAK RIDGE MYSTIC 58″


WINの新型コンパウンド、Dragonflyはフレックスガードを

11942186_1070160769675593_5519913110246038788_o2014年に続き、次のWINの新しいコンパウンドボウの詳細が出ました。前回のハリケーンC6はかなりハンティングモデルですが、今度はターゲット向けのデザインになりました。アクセル間40インチ、矢速はIBO:320fps+、重さは4.2ポンドで、ドローレングス25-30/27-32の2モデル。40/50/60ポンドモデルがあります。

11947789_1070160776342259_1825134686833051819_oこれまでのモデルとの一番の違いはケーブルガードがフレックスタイプになり、かつ、ローラーガードになりました。

実測しなければわかりませんが、40インチハンドルで、320fps以上出るのであれば、かなり高性能なカムが搭載されているはずです。現状、レットオフの情報だけが得られていませんので、まずはそこを確認してみたいと思います。ここまで、進化してくると機会があったら一度テストしてみたいですね。


ガスプロの新型ボウスタンド・リボルバーが入荷しました。

DSC_1248ガスプロの新型ボウスタンド・リボルバーが入荷しました。
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DSC_1242リボルバータイプとこれまで販売してきたタイプとの違いは、回転して収納できる機構を搭載したことです。ねじで固定されており、このねじを緩めることでスタンドを折りたためるようになっています。

5色取扱いで本日より販売開始します。また、在庫切れだったガスプロベインも再入荷しました。


KINETIC Rave到着しました。

DSC_1236連休明け、動き始めた物流で大量に納品されました。その中にレビュー用に仕入れたRave(レイヴ)も到着です。

DSC_1238ハンドルのアルマイトのレベルは悪くなさそうです。カムの方は思ったよりもレットオフが低く、ターゲット用向けのエントリーボウとしていい感じに仕上がっています。

レビューはまた後程。


【2015】ワールドカップステージ2の事務局から招待状来ました

iawc2015昨年に続き、今年も招待状を送っていただきました。

会場は昨年と同じです。スケジュールのみ少し変更があり、12日8日(火)が練習日、9日(水)が予選、10日(木)が決勝になります。平日開催です。

登録の期限は同じ10月末。登録費は280シンガポールドル(23500円)、ホテルは去年宿泊したFour Wings Convention ホテルがお勧めです。

今年も参加予定です。

INDOOR ARCHERY WORLD CUP STAGE 2
https://archery.co.jp/file/IAWC2015HandBook_V05.pdf


【続報】プロディジーシステムの安定化について

RIO15_B15_4171(WAより)
先日の「アメリカチーム、プロディジーシリーズの選手はリムポケットから可動パーツを排除の方向へ」について、リオの現地にいる友人が直接アメリカチームに聞いてくれました。

RIO15_B15_41711
トップ選手はそもそも品質の高いリムを提供されているために、リムのねじれを調整するようなシステムは必要としていません。エリソン選手のリムですが、ハンドルに直接ねじで止めているそうです。また、前回の記事ではプロディジーの安定化のために動くパーツを排除する方向にと書きましたが、もう一つ、樹脂パーツもできるだけ使わないようにする(この黒のボルトには樹脂は使用されていません)ことで、プロディジーを安定化させているようです。

RIO15_B15_3820(おまけ)
ホイットのXTRカムをクイーバーベルトのバックルにw


アメリカチーム、プロディジーシリーズの選手はリムポケットから可動パーツを排除の方向へ。

RIO15_B15_9149(WAより)
2015年から発表されたホイットのプロディジーシリーズ。その特徴は以前にレビューした通り、2点でハンドルと接触し、それぞれの点の高さを調整することでねじれたリムでもセンターが出るようになりました。

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その対価はリムとハンドルが線(面)で接する状態から、2点だけで接するようになったことですが、多くの場合で問題はありませんが、リムのノイズが増えたという意見が存在します。ティラー、チューニングが安定しないという意見もあります。

それについてディスカッションしていたところ、アメリカのナショナルチームでリムポケットから可動パーツをなくすセッティングが流行っているという話になりました。写真はエリソン選手のセッティングを拡大したものですが、デタントピンを排してねじで固定しており(内部構造は調査中ですが…見る限りは手製)、リムボルトもプロシリーズの可動式リムボルトから以前のタイプの動かないリムボルトに戻し、リムポケットから動くパーツを徹底的に排除してセッティングになっています。

ちなみにこれは現在行われているリオ2016のオリンピックテストイベントでの写真。少し前に行われた世界選手権ではデタントピンの固定だけで、リムボルトはプロシリーズのままでした。

RIO15_B15_6598カミンスキー選手はリムボルトのみを固定式のものに交換。

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クリミチェック(Klimitchek)選手はデタントピンの部分のみを交換。

交換デタントピン
今回のテストイベントにはアメリカから3人しか出場していませんが、もう一人のナショナルチームの選手で世界選手権に出場したギャレット選手はデタントピンだけの交換です。

足元のアメリカのナショナルチームの選手がこれだけ標準パーツをいじっているわけですから、ホイット社としても2016年のモデルから何か対策をしてくるのではないかと思われます。

例えば、今年のワールドカップファイナルリカーブ男子では、現状スタンダードなプロディジーシステムを使用する選手がいないという残念な結果です。

1.Kim Woojin HOYT GMX
2.Lee Seungyun W&W INNO AXT
3.Brady Ellison HOYT Prodigy RX 改造ハンドル(リムボルト・デタントピン両方換装)
4.Jean-Charles Valladont HOYT HPX
5.Xing Yu HOYT HPX
6.Collin Klimitchek HOYT Prodigy 改造ハンドル(デタントピン換装)
7.Miguel Alvarino Garcia W&W Wiawis

8.ホスト国(メキシコ)枠 未定

すべてリムをいじるシステムを搭載していない、あるいはその機能を殺したハンドルです。

旧型の可動式でないタイプのリムボルトは代理店が少し在庫あるようなので、試してみたい方向けに少し入荷する予定です。

プロディジーシステムについては、再度書く予定です。

そろそろ、アクセス数(2007年より)300万を超えると思っていたら、いつの間にか302万を超えてました。ありがとうごさいます。今後とも良い記事が書けるよう努力します。