アーチェリーには愛が…道具に愛がないと目が曇りまいね…反省です。リムをねじる機能を搭載したプロディジーハンドルをいまいち愛せずにいたので、先月、3月27日のブレディ選手の記事もそのまま思い込みで書きましたが、使用しているハンドルはプロディジーではありませんでした。これは4月に緊急にホイットが発売したプロディジーRXというハンドルでした。
ホイットが4月に新商品を緊急に発表するのは、F2リム以来ですね。前回のF2のリムの4月の緊急発表は完全にホイットの事情(売れ行きなど)と記憶していますが、今回はどうやら使用している選手からの要望からのようです。
で、どう新しくなったかというと…
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The Prodigy RX is built on the original Earl Hoyt geometry platform for a more deflex riser design delivering classic, smooth performance while the Prodigy and Prodigy XT feature high-performance Hoyt geometry for increased speed.
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以前に「GMXからハンドルは進化しているのか?」という記事を書きましたが、そうです!! 新しいプロディジーRXハンドルの最大の売りは、創業者のホイット氏が設計したクラシックなデザインに則っていること…まぁ、簡単に言うと結局GMXの再登場です。
何一つ新しさはないですが、昔からGMX(系統のクラシックな設計)は大好きですので、自分にとっては非常に良いニュースです。納期は5月頃かと思います。
Ryo
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これって結局何が変わったんですか?
昨今のHOYTはストレートハンドルに拘って迷走?していたように思いますが、ここへ来て設計がGMX規格に回帰するのはGMXの設計が素晴らしいことの裏付けですね。
WINユーザーなので時折引かせてもらう程度ですがformulaシリーズではRXが未だに一番使いやすい印象だったので廃盤にすると発表されたときは結構衝撃でした。今思えばプロディジーRXが出る伏線だったんですかね。
このニュースを見るとHDS方式のGMX設計規格の後継弓の発表はそう遠くないのではと期待してしまいます(笑) GPXはどうにも好かないので…
>これって結局何が変わったんですか?
どのハンドルを念頭に「何が変わったのか」とお聞きになっているのかもよりますが、ハンドル全体の設計がGMX(ゴールドメダリスト)系統に戻りました。
>昨今のHOYTはストレートハンドルに拘って迷走?していたように思いますが、ここへ来て設計がGMX規格に回帰するのはGMXの設計が素晴らしいことの裏付けですね。
個人的には迷走というよりも、ホイット側で、創業者アールホイット氏の設計以外には自信がないように思います。一度、新しくアイデアとして出してきたものでも、少し失敗するとすぐ引っ込めてしまう傾向が近年あります。
何十年も弓具の進化に寄り添ってきたホイット氏の設計に比べれば、新しいアイデアがすぐに太刀打ちできないのは当たり前だと思うので、ホイット側も新しいアイデアを何年も時間をかけて育てていく意気込みがあれば、何かしら形になるものが出てくると思うのですが、市場に受けないとすぐに言うことを変えるのはいかがなものかと…。まぁ、結局は市場の声を受け入れるという意味では、優秀なメーカーであるのは間違いないとは思います。
>WINユーザーなので時折引かせてもらう程度ですがformulaシリーズではRXが未だに一番使いやすい印象だったので廃盤にすると発表されたときは結構衝撃でした。今思えばプロディジーRXが出る伏線だったんですかね。
>このニュースを見るとHDS方式のGMX設計規格の後継弓の発表はそう遠くないのではと期待してしまいます(笑) GPXはどうにも好かないので…
どうでしょうか。今年、GMXハンドルに何色も新色が追加されましたので、個人的な予想ではHDS方式でGMX設計企画の新型ハンドルが出るのは2017年と予想しています。ただ、今年の世界選手権での結果次第では変更になるかもしれません。
X-appealってどのようなハンドルなのでしょうか??
特徴的な見た目をしているハンドルですよね
いわゆる最上位ハンドルのGMXなどとも張り合える性能なのでしょうか??
>いわゆる最上位ハンドルのGMXなどとも張り合える性能なのでしょうか??
例えば、ハンドルの重さはカタログを見ればわかりますが、軽いことを”性能”と考える方もいれば、
重いことを”性能”と思う方もいます。
ハンドルがどのような”性能”を持っているかではなく、お客様がハンドルに対してどのような性能を求めているのかが大事です。
お客様はどのようなセッティングを考えているのでしょうか?
買い替えの検討ではなく純粋にどのようなハンドルかきになりました
ベーシックなハンドルのGMXなどと比べてどのような特徴がありますか??
GMXとの比較ですね。
わかりやすいのはまずは軽いことです。100以上軽いです。Xアピールは軽いセッティングで使うことができます。
また、同じく軽いFormulaハンドルを使用している選手がやっているように、上下にダンパー(アッパーロッド、ロワーロッド)やカウンターをつけても、
かつ、重くないセッティングにしたい場合にも良いと思います。
次に、ハンドルのウッドグリップの大きさが大きく違います。
GMXには細めのグリップが装着されていますが、Xアピールのグリップは大きめです。
また、XアピールはGMXと比較すると重心がアーチャー側によっています。
ハンドルのセンターブッシングの位置も非常に後方(フェイス側)にあり、
バック側のプランジャーホールのほぼ真下です。
対して、GMXはハンドルのバック側よりも的側に設置されています。
なので、全く同じセッティングにした場合、GMXのほうが飛び出しがよく、
Xアピールはより大人しい(飛び出さない)ハンドルです。
主だった違いはこのあたりかと思います。
ありがとうございます
リムポケットがフォーミュラっぽい(横側がない)のは軽くするためでしょうか?
>リムポケットがフォーミュラっぽい(横側がない)のは軽くするためでしょうか?
リムポケットの設計は多くの部分に影響を与えるので、それだけではないですが軽量化の意図もあると思います。
大学の新入生が(151センチ)プロディジーRXを検討してるのですが、シリーズ比でだいぶ軽くなったとはいえ少し不安です。
仮にプロディジーRXを購入する場合 リムサイズ、スタビライザーは何を購入するのが妥当でしょうか?
それとも無難に23インチの軽いハンドルにしてあげるべきなのでしょうか
>大学の新入生が(151センチ)プロディジーRXを検討してるのですが、シリーズ比でだいぶ軽くなったとはいえ少し不安です。
不安というのは、弓の重さに対しての体力ということでしょうか?
>それとも無難に23インチの軽いハンドルにしてあげるべきなのでしょうか
151cmという身長から推測する限り、どちらかというと矢尺の関係から64インチが必要なのではないかと思います。
プロディジーRXではHOYTから出ているXSサイズのリムで64を組むこともできますが、
リムの選択肢が非常に狭まるので、23インチハンドルを選択することがベストになるかもしれません。
新入生の場合、矢尺が定まるには4-5か月かかると思いますので、
23インチハンドルのほうが無難かと思います。
返信ありがとうございます!
重さに対しての体力という意味です!
25インチ、XSリムで組むとリムの選択肢が非常に狭まるということですが、ポンド調整の幅が無くなるという意味なのでしょうか?
種類がほぼクアトロ一択であるということなら本人は了承しているようなので。
また、25インチにXSリムだとやはり引き感は硬く悪くなってしまうのでしょうか?
>重さに対しての体力という意味です!
軽い弓でも100g程度の違いだと思いますので、弓全体の重さを考えれば、
ハンドルで25インチを選択したことが大きな問題につながることはないと思います。
>25インチ、XSリムで組むとリムの選択肢が非常に狭まるということですが、ポンド調整の幅が無くなるという意味なのでしょうか?
種類がほぼクアトロ一択であるということなら本人は了承しているようなので。
いえ、XSサイズは現在ホイットでしか存在しません。
そのために、今後ホイットが作らなければ手に入れることができなくなります。
当然、現在そんな情報はありませんが、ハンドルは何年も長く使用するものですので、
そのリスクは考えたほうがよいかと思います。
>また、25インチにXSリムだとやはり引き感は硬く悪くなってしまうのでしょうか?
正しい、弓のサイズに合う引き尺であればそのようなことはないと思います。