この記事は2014年9月10日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

Carbon Express CXL Proシャフト を作ってみた

CX_CXL_PRO_SHAFTCarbon Expressの高精度のインドア用シャフトCXL Proの販売開始に伴い、まずは、自分用に作ってみました。

このシャフトの特徴は高精度のカーボンシャフトであるということ。インドア用カーボンシャフでは最も精度が高く、イーストンの競合モデル(ファットボーイ)と比べ、真直度は20%良く、重さのバラつきは半分しかありません。多くのトップアーチャーが愛用しており、世界選手権ではアルミシャフトならX7(X23)、カーボンシャフトならCXL PROかという感じです(*)。

*2014年世界インドア選手権でジュニア部門3位のディートン選手は変わらずウルトラライトで出場

アルミシャフトにするかカーボンシャフトにするか。難しい問題ですが、理論的にはカーボンシャフトの方が優れているが、運用はアルミシャフトの方が楽と言う2択がベースになるかと思います。理論上優れているとは例えば、基本的に高性能のカーボンが曲がってしまうことはありませんが、アルミシャフトは簡単に曲がります。運用上優れているとは、高いストレスを受けて変形してしまったカーボンシャフトは破棄するしかないですが、アルミシャフトは簡単に修理できます。

さて、その一方のカーボンシャフトの中で最も精度の高いCXL PROですが、トップ選手がどのようなセッティングをしているのかはこのページで確認できます

自分はそれを参考にし、350番、ピンポイント120グレインに60グレインウェイトインサートの180grポイント、28.5インチカット、FFP380を3枚2度フレッチングで作製しました。結果、FOCは15.1%となりました。

このCXLを使う選手の多くはCXが提供する非常に精度が高く硬いLAUNCHPAD PRECISIONノックを使用しています。精度が高いノックが選択されるのは当然のことですが、硬いノックについて少し書きます。

ノックの中には硬いノックと柔らかいノックがあります。硬いノックの代表は上記のものやイーストンのピンノックです。柔らかいものとしては、バイターのピンノックなどがあります。

アウトドア(同じ的に矢を射る)の場合、硬いノックと柔らかいノックのどちらが優れているかは難しい問題です。硬いノックの良さは耐久性にありますが、その耐久性ゆえに多少のダメージを受けても違和感なく使えてしまうので、射つたびにチェックをしないと突如壊れてしまったり、おかしな矢飛びをし、グルーピングを損ないます。逆に柔らかいノックはダメージを受けるとすぐに変形してしまいますが、それによってノッキング時にノックのダメージに気がすくことが容易になります。どちらがいいかはその人の考え次第です。

しかし、インドア競技では、的に一本ずつしか矢を射たないので、ノックがシューティング中に破損するという事態は普通おこりません(的間違いして自分の的の真ん中に2本も射っちゃえば別ですが…)。ですので、基本的にインドアで柔らかいノックを選択することのメリットはありません。多くのアーチャーは硬いノックを選択します。

いろいろと書いた割に…実はインドアを射ったことがないので、本日、この矢で初点取りしてきます。570点ちょっと射てば、ちょっとはうまい方と聞いたので、まずはそれを目標にします。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

One thought on “Carbon Express CXL Proシャフト を作ってみた

  1. CXLを購入し、試合で使ってみたのですが、
    二人がかりで抜かないと矢が畳から抜けません。
    シリコンオイルを事前にシャフトに塗っておく以外に、何かシャフトを畳から抜きやすくする方法は無いのでしょうか?

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