この記事は2014年4月26日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

CXのもう一つのモデル – メダリオンXR

低ポンドチャート表昨日販売開始したCXのエクストリームとSSTが順調に売れていてうれしいです。10日ごとに入荷しますので、在庫がないものはその程度で補充されます。

さて、イーストンのシャフトは品質は決して悪くないです。CXの取り扱いを始めたのは、イーストンのシャフトのラインナップにないが、お客様の要望はある空白地帯を埋めるためです。

そのためのもう一つのシャフトを紹介します。5月の便で入荷予定です。

前からお客様に言われていたのは、高品質の低ポンド用の競技用シャフトに対する要望です。この要望に応えるためにメダリオンXRというシャフトの取り扱いをすることにしました。a608436999fcf59f631d3b4f5f43fd8f

このシャフトの特徴は

– 他社では上位の競技用モデルに使用されているのと同じ24Tカーボン 100%

– 精度に対する高い耐久性

– 細く軽量で低ポンドでも低い弾道を実現できる

– ピン/ピンノック使用でシャフトに対する高い保護力

– 完成矢で1万円後半

というものです。低ポンドでも高性能のシャフトを使用したいというお客様、または、コーチたちの希望をほぼ叶えていると思っています。

低ポンド比較表

細く・軽量で低い弾道を実現できることに関しては、上のチャートを見ていただければと思います。2000番ではイーストンのシャフト(2036)より23%も細く、11%軽量であることが確認できるかと思います。低ポンドのアーチャーにとって軽量であることは何よりもの利点です。また、風の中でも安定して飛ぶために、シャフトを重くして安定させるという選択肢はあり得ないので、細いシャフトも大きな利点となります。

次に高い精度ですが、これは低ポンドのシャフトならではの話です。カタログ値でもメダリオンXRはJazzよりも遥かに精度が高いですが、XX75のカタログ値は精度が”.002″なのに対して、メダリオンXRは”.003″です。カタログ値はXX75のほうが精度が高いですが、1416はちょっと練習するとすぐに曲がってしまうような矢です。

これは、現場でキャデットや初心者を指導している人であれば、わかっていただける話だと思います。アルミシャフトの利点は曲がっても(精度が落ちても)修復できる点ですが、1416のようなシャフトは本当にすぐに曲がります(1616以上の太さであればそんなことはないです)。つまり、出荷時の精度が高くても、すぐに精度が落ちるのです(指導者がこまめに直していれば別です)。

対して、メダリオンXRは24Tカーボンを100%使用したカーボンシャフトのなので、長時間出荷時の精度を保つことができます。まぁ、この利点はアーチャーというよりも、指導している人、道具のチューニングをしてあげている人にとっては大きな朗報かと思います。

シャフトの性能として、ACGとほぼ同等ですので、ACGが選択できる1300/1500番台のアーチャーにとっては、新しい選択肢の一つにすぎませんが、XX75の1416や、チャート表で1800/2000番台に当てはまる選手にとっては、現在市場に出回っているシャフトの中では最適な選択肢だと思っています。

5月に販売を開始する予定です。ただし、初心者用ではありませんので、最初のシャフトはやはりアルミシャフトをお勧めします。折れない限り、脚をうっても、板をうっても、コンクリートをうっても、直せるのはやはりアルミシャフトだけですので。問題なく的に矢を載せられるようになってから、選択すべきシャフトです。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

13 thoughts on “CXのもう一つのモデル – メダリオンXR

  1. 記事と全く関係なく申し訳ないのですが、自分のフォームを確認するためカメラを使って何秒か後にパソコンか、モニターに出力したいのでが、どうすればできるでしょうか?

    カメラとモニター、パソコン(windowsとmac)があります。

  2. 先日『Medallion XR』を購入し付属のジュラルミンピン(=CXジュラルミンピン#2と同じ?)を装着しました。『Xtreme』の時には(1ダース全て)ややきつめの装着具合でしたが、『Medallion XR』では少し緩めで1ダース中3本は全く緩く(手で摘まんですぐ抜ける程度)X10のピンと同様にホットメルトで装着しました。
    ⒈シャフトの精度としては価格(Xtremeと比較して)が安いのでその程度ということでしょうか?(同じピンを挿入してもやや緩めだが止まるシャフトと緩く止まらないシャフトがある…シャフトの内径の誤差が大きい?)
    ⒉緩いピンの装着方法としてはホットメルトの使用で問題はありませんか?(もっとベストな方法がありますか?)

  3. >先日『Medallion XR』を購入し付属のジュラルミンピン

    お客様の情報を特定する必要がありますので直接連絡をお願いします。

  4. >お客様の情報を特定する必要がありますので直接連絡をお願いします。

    先程HPのお問い合わせフォームにメールしました。
    よろしくご回答ください。

  5. ありがとうございます。担当の人間より回答させていただきます(自分はもう2年ほど矢を作っていないので…)。

  6. メダリオンのスパインチャートですが、「ドローレングス」はイーストンのスパインチャート同様、「フルドロー時のバック側までの引き尺」と理解してよろしいでしょうか。

  7. メダリオンのスパインチャートですが、ドローレングスの意味合いとしては通常通りフルドロー時のバック側で考えてよろしいのでしょうか。また、バレルシャフトからの買い替えでない場合、素直にチャート通りえらんでよいのでしょうか。

  8. >メダリオンのスパインチャートですが、ドローレングスの意味合いとしては

    ATAではドローレングスはフルドロー時のノックエンドからプランジャーまでの距離に1.75インチを加えたものですが、矢を作るときには加える値は1.75インチに限定せずに、1~2インチまでの間で自由に決めてください。長い矢(クリッカーの位置が大きくハンドルからはみ出す)を作るのであれば、2インチ、短い矢(クリッカーがプランジャーから1インチくらいの位置)を作るのであれば、1インチを加えた値を使ってください。もちろん、1.75インチという値を使っても問題ありません。

  9. 深夜にもかかわらず御返事頂きありがとうございます。

    また、上記連投になってしまって申し訳ありません
    (ひとつめは修正しようとしたのが間違って送信してしまいました)

    もうひとつの疑問についてですが、貴店がお持ちのデータで構いません。チャート上での傾向をお教え願えませんか。

    イーストンのシミュレータでマッチング100%だとかなり硬い矢が出来る傾向がありますし、大抵番手を一つ下げると思います。

    単純に、レングスとポンドの交差する番手を選んでよいのでしょうか。

    ただでさえ、矢の短い&ポンドの低い選手達は矢の長さのわずかな変更が大きな影響を及ぼすので・・・

  10. イーストンのチャート・シミュレータで100%の矢などはと往々にして硬めに出来上がりますが、メダリオンはオールカーボンという特性も踏まえてどのようにチャートと向き合えばよろしいでしょう。やはり、一旦チャートで選んだサイズからひとつ柔らかいサイズを選ぶほうがよいのでしょうか。どうしても経験則・個人差がでる部分だとは承知しておりますが、貴店のご存知の範囲でご教授いただければと思います。

  11. >イーストンのシミュレータでマッチング100%だとかなり硬い矢が出来る傾向がありますし、大抵番手を一つ下げると思います。

    私は全体としてそういった傾向があるとは思っていません。

    矢については最新情報は詳細は店舗に問合せしてください。自分は4年は矢づくりしていないのです。


    自分が矢づくりやコーチとしてシャフトの選択をしていたのは、2002-2009年までです。最新のチャート表の傾向には詳しくないです。なので、5年前の情報になります。

    イーストンのチャートにはユースチャートとアダルトチャート(ノーマルチャート)があります。

    例えば、ユースチャートで26インチ35ポンドであれば、Y7でACEの1000/1100が推薦になりますが、アダルトチャートだと、T2でACEの750/830となります。
    同じポンドとドローレングスでも同じイーストンのチャートによって違う値が出ます。
    この部分には確かに問題があり、経験則から調整を行いますが、
    イーストンのチャート表で大きく考慮すべきはポイントは上の写真の2つのチャートで違う値を指定される青で囲んだ部分だけであり、
    それ以外の表はおおむね信頼できるものと考えています。

    ただ、これは5年前前の情報で、2015年のチャートではお客様のおっしゃるような状況になっていないとは断言できません。
    最新情報は直接大久保店に問合せしてください。


    もちろん、同じ違いはCXのチャートにも存在しますが、イーストンのような2-4スパインも異なるような事態はなく、
    おおむね同等の値か1つ違い程度です。24インチ32ポンドで、1100番(ユース)か1300番(アダルト)になります。

    これがCXのチャートの全体の傾向であり、特定の状況下ではまた異なるかもしれません。
    個別に相談ください。

  12. >また、上記連投になってしまって申し訳ありません
    >(ひとつめは修正しようとしたのが間違って送信してしまいました)

    前回の連投と違い、こちらの2つのコメントはIPが異なっていましたので、別途返信します。

    >イーストンのチャート・シミュレータで100%の矢などはと往々にして硬めに出来上がりますが、

    先の返信通り、特定の状況・条件下、以外でそのような傾向があるとは考えておりません。

    >メダリオンはオールカーボンという特性も踏まえてどのようにチャートと向き合えばよろしいでしょう。やはり、一旦チャートで選んだサイズからひとつ柔らかいサイズを選ぶほうがよいのでしょうか。

    基本的にはチャートに忠実に選択するものだと思っています。もちろん、そうでない場合もあるかもしれません。

    >どうしても経験則・個人差がでる部分だとは承知しておりますが、貴店のご存知の範囲でご教授いただければと思います。

    基本的にはどのショップでもそれぞれのお客様の個人の事情を聞き取りした上でアドバイスしています。
    お客様の事情は個別にすべて異なりますので、ひとくくりにして言えることはあまりないのではないかと思います。

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