この記事は2013年10月24日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

イーストンのアポロシャフトはなかなか良いです。

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9月20日に発表されたイーストンのターゲット用のシャフトのアポロ(Apollo)のテストを現在行っていますが、なかなか良いです。矢づくりを数多く担当するスタッフからも、カットがカーボンワンよりもしやすいなどのポジティブな意見が多いです。反応は非常に素直なシャフトで、スパインも数字通りに出ますので、チャート表通りの選択でよさそうです。ちなみに、正式なチャート表が2014年のカタログとともに発表なので、カーボンワンのチャート表で選びました。

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テストが遅れた原因はアポロシャフト用のポイントの入荷が遅れたことです。写真は100グレインのポイントですが、かなり小ぶりです。競技用のカーボンシャフトから参入したイーストンは、近年低価格のカーボンシャフトの開発にやたらと積極的ですが、ポイントなどの価格が高いので、結局は完成矢で高くなってしまう傾向がありました。ほぼ、イーストンのシャフトしか流通していない日本では気にならないかと思いますが、カナダやオーストラリア・フランスなどでは、少しずつ他社にシェアを奪われてきているので、今回、ターゲット用のアポロはシャフトが低価格なことも特徴的ですが、ポイントがかなり安く設定されています。その分、ブレークオフなどではなく、25gr刻みのワンピースポイントです。

個人的な感想ですが、売りたいシャフトです。いいシャフトだと思います。安くても、矢の性能のほぼすべてを決めてしまうスパインは細かく設定されていて、妥協するポイントは矢の重心(AOC)の設定が細かくできないことだけ。それでいて、カーボンワンよりも、2,000円以上安く購入でき、スピンベインなら、10,000円を切る価格で完成矢を作ることができます。

ただし、やはり素直なシャフトだと思います。多くの国で最初のシャフトではアルミを勧めているのは安いからという理由があります。この点では、アポロは完ぺきな代替案となります。

ただ、もう一点、最初に買ったアルミ矢のスパインが、トレーニングによってリムのポンドが上がり、射形が定まってきたことで引き尺が変わったりして、適切なスパインでなくなっても、アルミ矢であれば、何とか飛ばせてしまうことも可能なのですが(望ましい状況ではないですが…)、やはり、この点では、軽量で重心が前方にあるオールカーボン矢は、スパインが適切ではなくなると、すぐに機嫌を悪くして飛んでくれなくなります。ポイントも100grまでしか用意されていないので、ポイントやシャフトカットでごまかして使うのも難しそうです。

状況が変わっても、最初に買った矢を長く使い続けたいのであれば、まだ、アルミ矢のほうをお勧めします。もちろん、ポンドや射形が定まっていればそんなことはないです。

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イーストンの新しい広告でも、カーボンワン、A/C/C、A/C/Gを押しのけて掲載されています。スパインがしっかりと決まっている方、常にフレッシュな矢を使うのが好きな方、成長期ではない初心者の方にお勧めです。


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Ryo

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山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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