この記事は2013年9月27日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

陰謀ではない…少なくともアーチェリーは

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(Youtubeより 今年の総会)
JPアーチェリーは2011年末に世界アーチェリー連盟に準加盟することを認められたので、2013年の今行われている第50回の世界アーチェリー連盟の総会が初めての参加権を持つ総会になります。
明日ではなく、昨日に東京から現地に飛べば参加することができましたが、インターネット中継するというので、会社で見ることにしました。便利な時代です。
昔、まだ、いちアーチャーに過ぎなかった時、世界アーチェリー連盟についての、もっともらしい批判・悪口を聞き、一時はアーチェリーを商業化するための悪の巣窟だと思っていた中二病な時期もありました。
しかし、中で仕事にするようになれば、明らかなように、世界アーチェリー連盟は民主的な組織に過ぎず、試合形式やルールの変更は各加盟団体による投票によって決められているもので、決して独裁的な組織ではありません。今年はインターネットによる総会の中継もありましたが、実際に連盟側の議案が否決されることも多々あります。
自分はもう治りましたが、まだ中二病にかかっている方がいれば、ぜひ、総会の様子を見ていただきたいです。
さて、以前記事に書いたとおり、今年の総会の注目すべき議題は、世界選手権の予選の形式の変更と、シングルラウンドという呼び名の廃止です。
それについて、総会の様子です。
…しょっぱなは、投票システムをテストするために、今日は何曜日という質問にみんなで答える。と、ここでまさかの「手元のタブレットは投票をするためのものです。各国代表よ、それで写真を撮って遊んでないで投票に使え!」という注意…とほほ。
まず、世界選手権のリカーブ予選の形式をシングルラウンドから、70m72本という形式に変更する議題について、世界アーチェリー連盟側から提案があり、それに対して、ニュージーランドの代表が「コンパウンドアーチャーが72本で予選を競技しているのだから、リカーブアーチャーも144本ではなく、同じ72本にするのは常識的な変更であり、賛成です」という意見を述べました。世界アーチェリー連盟の議案なので、議長からのコメントなし。
対して、イタリア代表が「地区(この場合はアジア選手権やヨーロッパ選手権)や国レベルの試合では、まだシングルラウンドで予選をすることが一般的なのに、世界選手権だけ70m72本形式の予選にしてしまったら選手に余計な負担がかかるので反対」と述べますが、世界アーチェリー連盟側は「変更するのは世界選手権だけであり、地区大会・ナショナル大会の予選とはそもそも関係ないし、口出しをするつもりもない(意訳するとお前らも70m72本にしたら選手の負担増えないし…)」とコメントし、採決へ。日本代表からの発言・意見はなし。
採決の結果 賛成が 80%(79票) で、2015年の世界選手権の予選は70m72本形式に変更となります。
次に、シングルラウンドの名称変更についてですが、ただの名称変更のためか、どこからの意見もなく、賛成は前の議案より1票少ない、78票で賛成多数により、可決されました。
今後、シングルラウンドという呼び名は削除され、1440ラウンドに変更されます。
ちなみに、見ていて議論が一番白熱したのは、イスラエルがヨーロッパ地区のメンバーとしてとらえられているのに対して、より(地理的に)ヨーロッパに近いはレバノンがその扱いを受けないのはおかしい…といった、アーチェリー競技とはあまり関係ない政治的な部分でした。。。。
本日の総会はこれにて終了です。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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