この記事は2013年9月26日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

スタンから新しいリリーサーが発表されました。

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スタン(Stanislawski)から新しいリリーサーが発表されました。ジャストX(Just X “Xtraordinary-並外れたという意味”)という、トリガータイプのリリーサーのようです。代理店からはすでに発送されているそうで、今週末か、来週の月曜日に入荷するはずです。自分は世界選手権でいませんが、コンパウンド担当の山田にCPブログでのレビューと販売開始の登録を依頼します。
M3本指/M4本指/L3本指/L4本指の4サイズで入荷です。
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このタイミングで新しいリリーサーが入荷するとは思いませんでしたが、ちょうど先月のアーチェリー業界紙の表紙と記事がスタンだったのを思い出したので、このメーカーについての歴史についての部分を少し翻訳しました。
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写真は今年のフランスでの展示会でスタンの人間とミーティングした時のものですが、少し前にリカーブサイトから撤退し、現在はハンティング用のサイトに注力しているカッパ・ジョン(Copper John)とスタンは現在同じ会社です。記事でインタビューを受けているのは社長のドーグ&エリック・スプリンガ(Doug & Eric Springer)です。

43年前、スタン(Stanilawski Archery Products)はトリガーレスバックテンションリリーサーの発明によって私たちのリリーサーによるシューティングのあり方を変えた。2001年、その会社はカッパ・ジョン(Copper John Corp.)によって買収されることとなる。以来今日までの半世紀で、様々なリリーサーをフルラインナップで提供し、さらなる革新とパフォーマンス領域の拡大に尽力している。
カッパ・ジョンを起業するきっかけは、自分たちの故郷であるニューヨーク州オーバーンへ帰るためだったと、創始者であるドーグとエリック・スプリンガーの兄弟は語る。
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「オーバーンは経済的にも強い立地ではない」
「経済が活性化したことなんてないんだ。だから私たちは自分たちで仕事を生み出す必要があることを知っていたし、顧客の99%がコミュニティの外側にいるという前提で計画をする必要があったを作らなければならないということも分かっていた」とドーグは語る。
エリックは想像力に富み、そのアイデアを実際の商品にするスキルと技術を持ち合わせていた。一方でドーグはビジネスの才にあふれ、以前から自分の会社を持ちたいと思っていた。しかし、どんなビジネスを展開するかについては決めかねていたのだ。
エリックは当初、二つのアイデアを持っていた;スキューバのベストとアーチェリーのサイトだ。ドーグはそれぞれの市場の規模を見極め、そして遂に選択肢がはっきりとした。ハンティング市場だ。
ドーグは今でもカッパ・ジョンを立ち上げたときのインスピレーションについて笑い話にする。「私たちは最初から緻密の計画されたビジネス判断なんて持っていなかった」と彼は言った。「ただ単純に地元に帰って、仕事がしたかっただけ。それこそがインスピレーションだったんだ。私たちがアーチェリーを市場に選んだのは、エリックがそのスポーツに情熱を注いでいたからで、私もそこいらのネジを売る商売には興味がなかった。私は何か”クール”なものを売りたかったんだ。」
Copper Johnのハンティング商品が最初のラインナップだった。そして、それらはマーケットに受け入れられ、ラインナップは多様化した。そして、2001年、遂に彼らはスタンの創設者、メル・スタニロースキーと出会い、スタニロースキーの会社を買収した。
「BCYファイバーのボブ・デストンは私の友人で、メル・スタニロースキーが引退を考えていると教えてくれたのも彼だった」とエリックは説明する。「我々は2001年のIBOワールドでメルに一度会い、それから彼の工場があるオレゴンに行く約束をした。」
「私は、私が育てた会社を大事に扱ってくれる人物に売りたかった」
「私は彼らの隅々まで渡る注意力もそうだが、個人的に彼らのことが気に入ってね」とメル・スタニロースキーは語る。
「私たちはビジネスの幅を拡大したかった。でもただ拡げるだけでなく、賢く拡げたかった」とドーグは言う。「リリーサーが良いと思ったのは、丁度そのときいくつかのリリーサーのアイデアを持っていたからだ。スタンは1970年代から存在し、その生命力と品質は素晴らしかった。最高の案件だった。」
スタニロースキーという名前は発音の仕方が難しいので、世界中のアーチェリーコミュニティからは愛をこめて、アメリカでは「スタン」、ヨーロッパでは「スタニ」の愛称で呼ばれていた。2006年、その影響を受けて会社はロゴを「スタン」に変更した。
スプリンガー兄弟にとって最も重要であろう要素はキラー商品の提供である。
「私たちはいつも前に押しやられているんだ。両親には毎年の夏、サマースクール(補習)に通わされていたけど、それは決して点数が悪かったからじゃない。あるとき算数で94点を取って、クラス最高の点数だったと思うときもあった。でもその年の夏も、結局サマースクールには行かされたよ。」エリックは笑いながらそう話す。
「最高の努力を可能とするのは、どんなときも情熱だ。もし熱意を持ってやらなかったら、私たちがきちんとやるまで何度もやらされた」とドーグは付け加える。だが彼らの両親は正しかった。その夏、エリックは100点を取れたのだから。
ドーグ曰く、彼らの商品に対する献身はやはり両親から来ているものだという。「私たちの父親は電気機械を作っていた。父は若くして自分を雇っていた雇用主にいろいろと提案したが、彼らは父を夢みがちな若者として見限った。ほどなくして父は自分の会社を起業して、元の職場を離れていったけど、父が引退するときには元の雇用主も父の傘下に入った。以前にいた会社では商品は故障のため返品されることが多かったけど、父の商品はそんなことはなかった。」
「顧客の新商品に対する関心に訴えかけてビジネスすることは簡単だ」
「でも、それでは誰かが自分のアイデアを真似してしまったら終わりだ。模造品との差別化を図らないといけない。次の新商品のためにほんの少しだけ余力を残して、商品を開発すると模造する相手に付け入る隙を与えてしまう。次世代のトレンドを作った自分の商品が、他人のものになってしまうかもしれない」とエリックはいう。
2010年、カッパ・ジョンは第3世代のデッドナッツラインのサイトを発表し、過去にないほど目覚ましい成長を遂げた。今日、カッパ・ジョンはアーチェリー市場において最も大きいアクセサリーサプライヤーとなり、スタンはリリーサーのブランドとして確立していた。

まだまだありますが、スタンの今のオーナーさんはこんな感じの人です。記事はアーチャーではなく、アーチェリー業界向けのものなので、彼らがどれだけの広告費をかけたかなどのマーケティングの話や、経営についてのノウハウなどがメインなので、その部分は省きました。
新しいリリーサーにご期待ください。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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