この記事は2013年8月21日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

新型ベインの畳貫通テストの結果について

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新しく入荷したアリゾナのWAVは軽量のゴムベインとして、間違いなく一定の地位を得ると思います。WAVベインは耐久性があり、タフなベインであることは間違いないのですが、いくら新素材を使用したといっても、重く分厚いゴムベインと比べると、重さも・薄さも半分以下なので、耐久性はやはり少し劣ると思います。
耐久性があり、分厚いFFPやV-MAXは畳を貫通しても、原型をとどめているので貼りかえる必要がありません。WAVベインも同等の耐久性があるのかというテストですので、畳を貫通するともうだめになってしまうKスピンや、変形してしまうが、逆に曲げてあげれば使えなくはないフィルムベインとは比較しませんでした。
今回はX10に「FFP 175」と「V-MAX1.75」と「WAV」を貼り、42ポンドのリカーブボウで射って、弓から1m地点にある畳を貫通させ、耐久性のテストをしました。
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畳が新しくとそもそも貫通しないので、畳はこんな状態のものを使用しました。
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一点、矢を作るときの注意点として、WAVベインは貼り付け面の幅が狭いです。ベインテックの羽が1.8mmあるのに対して、1.4mmしかありません。接着時には他のベインよりも、脱脂など正しく作業を行う必要がありますのでご注意ください。もちろん、きちんと貼れば取れたりすることはないです(畳を貫通させても取れてはいないので)。
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結果ですが、まずロゴのペイントの強度は低いです。ベインテック(V-MAX)のものと比較すると一目瞭然です。ちなみにベインテックのロゴが薄いのは最初からです。
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写真左の羽はベインテックのV-MAX、右の羽はFFPの175です。どちらも原型のままであることが確認できるかと思います。貼りかえの必要はありません。
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対して、アリゾナのWAVですが、元々のカーブを維持できず、ヨレヨレになってしまっているのが確認できるかと思います。これでは本来の性能を発揮できないので、貼り換えずに使用することは全くお勧めできません。
もちろん、通常に使用している限りで、羽にこれだけのストレスがかかることはまずないので、この結果をもってWAVがタフではないということにはなりませんが、やはり、重さ・厚みが倍もあるゴムベインに比べると耐久性の面では劣るということが確認できるかと思います。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、その後コンパウンドに転向。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

4 thoughts on “新型ベインの畳貫通テストの結果について

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    何となくスピンウィングが好きになれないので、次にハイグレードな矢を買ったらWAVを貼ってみます。
    ところで、私が使っているアリゾナの簡易フレッチャーは1度の固定オフセットになっていて、これを用いてFFP175をBemanCarbonFlashに貼り付けた矢を常用しています。これに対して、写真では羽が3枚ともオフセットなしの0度で貼ってあるように見えます。カーボンシャフトにスピンウィングではないハネを取り付ける時はオフセットなしの方がいいのでしょうか。前から見た面積が小さくなる分だけ正面抵抗が減ると思いますが、事実上影響が無い気もしますし、理論的にどうなのかご教示いただければ幸いです。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >身も蓋もない実験を
    意味が分からなかったので、辞書で調べましたが…「あまりにも率直すぎて、含みや味わいがないこと。」という意味だそうですね。確かに、ただの耐久実験ですので、含みも味わいもないですね。。。。すみません。
    >理論的にどうなのかご教示いただければ幸いです。
    オフセットはストレートから3度くらいまでが現実的だと思いますが、ストレートでもある程度の回転力(修正力)は発生します。矢にどの程度の修正力が必要かは、まずは、スパインの適合性の問題です。
    矢のスパイン・チューニングが完全に合ってる(ベアシャフトでもまっすぐ飛んでいく)状態であれば、ストレートでも良いと思いますが、ベアシャフト状態での矢飛びがきれいでないほど修正力は必要ですので、まずは1度で貼ってみるのは良いと思います。
    自分はいろいろと試した結果ストレートで貼っていました。
    ただ、この実験でストレートだったのはたまたまで、何かの意図があったわけではありません。
    > 何となくスピンウィングが好きになれないので、次にハイグレードな矢を買ったらWAVを貼ってみます。
    >
    > ところで、私が使っているアリゾナの簡易フレッチャーは1度の固定オフセットになっていて、これを用いてFFP175をBemanCarbonFlashに貼り付けた矢を常用しています。これに対して、写真では羽が3枚ともオフセットなしの0度で貼ってあるように見えます。カーボンシャフトにスピンウィングではないハネを取り付ける時はオフセットなしの方がいいのでしょうか。前から見た面積が小さくなる分だけ正面抵抗が減ると思いますが、事実上影響が無い気もしますし、理論的にどうなのかご教示いただければ幸いです。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    丁寧なご回答をありがとうございました。今度スパインで迷いが生じたら取付角をいじってみます。
    タイトルは「単純明快で疑問を差し挟む余地の無い」という程度の意味で使ったのですが、かえって違和感を持たれたようで恐縮です。
    >含みも味わいもない
    それどころか、大変おいしくいただきました。次のテストが楽しみです。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    いえいえ、こちらこそ使わない言葉だったので辞書で調べて、そのまま解釈してしまいました。
    これからもよろしくお願いします。
    > 丁寧なご回答をありがとうございました。今度スパインで迷いが生じたら取付角をいじってみます。
    >
    > タイトルは「単純明快で疑問を差し挟む余地の無い」という程度の意味で使ったのですが、かえって違和感を持たれたようで恐縮です。
    >
    > >含みも味わいもない
    > それどころか、大変おいしくいただきました。次のテストが楽しみです。

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