この記事は2013年2月27日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

新規代理店契約 Bee Stinger アーチェリー

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本題の前に小ネタを二つ。今月の雑誌アーチェリーにWIN&WINの新しいHMC22スタビライザーについて、5色のカラーが存在すると書かれていますが、確認したところ、12月に発表されたカタログ通り、カーボンブラックの1色しかないです。ゴールドなどのカラーが出る予定はありません。
次に、SCOTT(スコット)アーチェリーから「侍」という名のリリーサーが出るようです…確認しましたが、どこら辺が侍なのかはわかりませんでした…でも、せっかくその名を付けていただいたのですから、日本のプロショップとしては、少量発注しないといけないような気に。販売価格5,000円前後のエントリー向けのリリーサーです。3月~4月の入荷予定です。
さて、これから書く記事は今年の初めには考えていたことで、それに向けて準備をして、今週の月曜日にはすべての用意が整ったのですが…昨日の夜に驚きの発表があり、書く内容の価値が半減し、ちょっとショックですが、読んでいただけたら幸いです。
以前にこんな記事を書きましたが、今年のドインカーの新作はさらに剛性を高めているとはいうものの、販売するとしたら、センター一本で3万円を超えてしまう価格です(Doinker Elite Estremo Platinum Hi-Mod 30インチの場合)。定価をつけて、そこから25%引きで販売する大手の慣習から考えると、国内での定価は4万円になります。センター一本の価格です。
そのドインカーの2013年の発表を年始に聞いたときには、びっくりしました。ロッドのスペックは業界をリードする会社ですが、ひたすらに高価な材料から高価なスタビライザーを製造する近年のドインカーの方針には少し失望しました。
例えば、WIN&WINはカーボンハンドルにフィットするようにHMC Plusを開発し、売れ行きは好調ですし、HOYTはプロコンプエリートという弓を特定のスタビライザーセッティングを想定して開発し、発売以来、すごい勢いで実績を上げています。
近年の、商品単体のスペックではなく、その商品をシステム全体(弓全体)に組み込んだ時の性能を見ながら開発していく方向性の方が正しいと思いますが、ドインカーの方向性はちょっとずれていると考えています。
おまけに今年ドインカーではAボムというダンパーがカタログに加わりましたが、ほぼ以前のAボム(2007年ごろにカタログ落ちした商品)を復刻しただけのものです。まぁ、それでも十分にいいダンパーだったので、こちらは販売を考えていますが(4月ごろに入荷予定)、この間、5年以上の時間があったのですから、進化した商品を提示して欲しかったです。
NIMESでもドインカーの人と少し話ししましたが、ドインカーの商品単体でのスペック強化と、それによるラインナップ全体の価格のインフレには、もうついていけないと思い、これから書くのですが、アメリカで現在急成長しているB-Stinger(Bスティンガー)と1月に代理店契約をして、今週の初めに初めての荷物が届いたのですが、なんと、昨日のドインカー社のフェイスブックで驚きの発表がありました。
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Doinker’s NEW sister company line of products Precision Balance, to be launched next month. It will be a completely separate line of Target and Hunting stabilizers. It will have a Non-Doinker dampener on it, and include two 1oz weights on a nice looking glossy finished carbon rod with machined Aluminum and anodized flat black ends, at a retail for about $140.00 on a 33″. The Hunting products will be similar in configuration… just shorter and Dipped in full camo.
All the rest of the details to follow next month 😉


簡単に意訳すると「2013年の3月に小売価格で1万円前半の新しい商品ラインを発表します。」ということです…早く言ってくれよ…と。。。
この想定外の展開にどう対応するかは、詳細の発表を待って、今後考えます…どういった商品を出してくるのか、140ドルの新しいラインナップと、330ドルの現行の上位ラインとをどう共存させるのか見守りたいと思います。まだ、コメントできる段階にはないのでしょう。
さて、戦略が迷走し(*)ている様に感じるドインカーですが、リカーブではFIVICSやWIN&WINにシェアを奪われていますが、コンパウンドの世界でのシェアを急激な勢いで奪っているのが、1月に代理店契約をしたB-Stinger社(とFUSE)です。
*昨日の低価格の新ラインナップの発表でドインカーはより良い方向に向かうと思いますが、ここからの部分はそのニュースを知る前に書いたものです。


本当に世の中便利になったもので…上の動画は2007年の世界選手権のコンパウンド決勝です。団体を選んだので6人の選手が出てきますが、多くの選手がドインカーのスタビライザーやダンパーを使用しているのが確認できるかと思います。この頃がドインカーの最盛期でした。
下の動画は、最新の世界戦(ベガスシュート)の様子ですが、使用している選手が激減しているのがわかるかと思います。別に意図的に選んだわけではありません。リンクは張っていませんが、検索していただければ、2012年後半の世界戦の映像がいくつもあると思いますが、どの試合でも同じ傾向です。
B-Stingerという会社の特徴はドインカーと違い、ゴムダンパーを使用しないことです。ロッドの性能だけで振動を取り除きます。下にカタログのリンクを張っておきますが、カタログにもウェイトとロッドの間に装着するタイプのゴムダンパーはのっていません(ウェイトの先端につけるタイプのエンハンサーはラインナップにあります)。あくまでも、ロッド単体で振動を吸収するという設計をしています。
B-Stinger(Bスティンガー)アーチェリー カタログ 2013
http://archery-shop.jp/catalog_CP/BeeStinger2013.pdf

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写真はカタログに掲載されている主な使用選手ですが、見ての通り、ほぼコンパウンドです。ロッド単体だけで振動吸収する設計はもしかしたらリカーブには向いていないのかもしれませんが、コンパウンドの世界では多くのトップ選手がドインカーからB-Stingerに変えました。
振動をしっかりと吸収するために、剛性の高いロッドを使用していますが、それでも価格はある程度に抑えられています(それでも2万円を少し切るくらいなので安いとは言いませんが…)。B-Stingerの関連会社はGold Tipという大口径シャフトでは有名なカーボンシャフトメーカーです。カーボンシャフトメーカーと一緒に原材料の仕入れを行うために、高性能のカーボンを安く仕入れることができ、それによりスタビライザーの価格を抑えています…というわけで、カーボンスタビライザーは他社の同クラスのものに比べて安いのですが、金属製品(Vバーやウェイト)は特に安くなく、競合他社と同じか逆に少し高いくらいになっています…。。。
Gold Tip
http://www.goldtip.com/

ドインカーがここ近年失っていたもの、新しい設計方針(ダンパーなしのロッド)、ラインナップのこまめな更新、価格を抑えた高剛性ロッド…これらを、今一番アメリカで持っているのがB-Stingerです。
*↑ただし、昨日突然発表された新しいラインナップはまさにこの3つを満たしています…1月から準備してきたのに…
と、まぁ、B-Stingerの商品の宣伝というよりは、メーカーの宣伝です。B-Stingerのスタビライザーはコンパウンドの通販を始めた時から販売していましたが、知る人ぞ知るメーカーで、弊社としても、あくまでも代理店の在庫を仕入れて販売するだけでしたが、今後はドインカーにかわるトップメーカーとして成長するのではないかという期待も込めて、今年から直接取引する代理店として新しく契約をしました。
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今週、第一便が入荷したばかりですが、いろいろとテストをして、よりいい形でメーカーとともに成長していけたらと思っています。現在はまだコンパウンドの方にしかお勧めしていませんが、リカーブの方も新しいモデルを開発するようですので、リカーブ・アーチャーの方もこの黄色の蜂がトレードマークのB-Stinger(ビー・スティンガー)、覚えていただけたら幸いです。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、現在はベアボウにも挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

4 thoughts on “新規代理店契約 Bee Stinger アーチェリー

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    イノEXプライムリムとヴェラリム、各々の性能の違い(固さ、ばたつき、返りの速さ、振動吸収性、ねじれ剛性等…)はありますでしょうか?ポンドは40ポンドあたり、ハンドルはGMXを使うことを想定しています。
    固さに関しては、お互いどちらの方が固いのかが気になりますが、とりわけ引きがかなり固いマスターズリムと比べて双方共それよりは柔らかいのかが気になります。
    勿論自分で引いて、射つべきでしょうが、とりあえず事前のデータが欲しいので、よろしくお願いします。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >とりわけ引きがかなり固いマスターズリムと
    SAMICKの初代のマスターズリムということでよろしいですか?
    > イノEXプライムリムとヴェラリム、各々の性能の違い(固さ、ばたつき、返りの速さ、振動吸収性、ねじれ剛性等…)はありますでしょうか?ポンドは40ポンドあたり、ハンドルはGMXを使うことを想定しています。
    > 固さに関しては、お互いどちらの方が固いのかが気になりますが、とりわけ引きがかなり固いマスターズリムと比べて双方共それよりは柔らかいのかが気になります。
    >
    > 勿論自分で引いて、射つべきでしょうが、とりあえず事前のデータが欲しいので、よろしくお願いします。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    はい、初代のものです。
    改めてよろしくお願いします。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >固さに関しては、お互いどちらの方が固いのかが気になりますが、とりわけ引きがかなり固いマスターズリムと比べて双方共それよりは柔らかいのかが気になります。
    了解しました。初代のマスターズリムですね。硬さは同じ程度です。Veraの方が柔らかいと感じる人の方が多いかもしれません。初代マスターズのデータはないですが、マスターズMAXよりはどちらも柔らかいです。
    >イノEXプライムリムとヴェラリム、各々の性能の違い
    (固さ、ばたつき、返りの速さ、振動吸収性、ねじれ剛性等…)はありますでしょうか?
    はばたつきに関しては、設定次第です。うまくティラーのチューニングができれば、どちらもばたつきが気になるリムではありません。ポンドが低い場合では、Veraの方が若干ばたつくかもしれません。
    その他のものに関しても大きな差はないです。データがほしいとのことですが、そういった数字の羅列にはあまり意味がないと思います。各リムの重さや矢速は実測値としてありますが、有意な差がある場合は記事にしたりしますが、ない場合はそれらを公表しても、お客様が混乱するだけのように思います。データは公表するために取得しているのではなく、あくまでもそれに基づいてお客様に適したリムを選択するための資料にすぎません。
    どちらのリムもスピードの出る軽いウッドコアのリムです。どちらの方がお客様に適しているかはお客様のニーズによります。
    マスターズからの買い替えの場合、SAMICKから独立した人間が作っているVERAの方が感覚的には近いと思います。現在の感覚に近いものをお探しの場合はVERAがいいと思います。逆に柔らかくても飛ぶリムを探しているのであれば、EX PRIMEを試してみることをお勧めします。
    > イノEXプライムリムとヴェラリム、各々の性能の違い(固さ、ばたつき、返りの速さ、振動吸収性、ねじれ剛性等…)はありますでしょうか?ポンドは40ポンドあたり、ハンドルはGMXを使うことを想定しています。
    > 固さに関しては、お互いどちらの方が固いのかが気になりますが、とりわけ引きがかなり固いマスターズリムと比べて双方共それよりは柔らかいのかが気になります。
    >
    > 勿論自分で引いて、射つべきでしょうが、とりあえず事前のデータが欲しいので、よろしくお願いします。

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