この記事は2013年1月26日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

だれでもモノづくりができるのか (FLEX ARCHERY 前篇)

DSC00720.jpg

フランスNimesでの展示会とワールドカップインドア観戦後にスペインのFLEXに向かいました。日にちの都合で1日自由時間があったので、スペインの西側、サンティアゴ・デ・コンポステーラという町に向かいました。
西洋世界ではバチカン・エルサレムに次ぐパワー・スポットで、お世話になっている方にパワースポットのパワーストーン(黒琥珀)買って来ました…なんか効用ありそうじゃないですか★
DSC00726.jpg

景気があまりよくないスペイン…聖地でも、銀行のリストラに反対している人たちのデモがありました。スペインの物価はヨーロッパの中でもかなり安い方なので、旅行者としては助かるのですが…どうなっていくのでしょうか。
379733_10200303189964902_715002723_n.jpg
739935_329266403850578_628450534_o.jpg

ちなみに、通訳の塩飽はアンドラ、京都店の米田はバルセロナに。さらに、ちなみに、サクラダ・ファミリアが教会として認められる(2010年)まで、毎年見に行ってましたが、この教会は寄付のみによって建設されています。寄付金によって、細々と建設されていたために、完成するまでに200年と言われていましたが、近年マスコミなどに取り上げられたことで、観光客が急増し、入場料と寄付金が建設費としてあてられるのですが、この建設費が潤沢になり、あと、想定工期がどんどん短縮され、建築物だったのが、着工から128年目の2010年には教皇によって教会として認められ、外観も後10~15年で完成する予定です。未完の状態を見たい方はお早めにどうぞ。
617094_4823944039096_1542097329_o.jpg

2012年の11月にクリス・アンダーソンが来日して講演を行いました。以前から、この「メーカーズ」という運動には注目していたので参加しましたが、簡単にいうとだれでモノ作りができる世界がやってきます。
講演会自体は100人くらいの参加者が集まって、こじんまりと行なわれたのですが、その内容が斬新だったのか、12月ごろにはこぞって(経済系の)マスコミが記事として取り上げました。
興味がある方は読んでみてください。ただ、web記事は1か月くらいでリンク切れると思います。ご了承ください。


ものづくりデジタル革命、生産者・消費者の垣根消える(日経マーケ)
MAKERS クリス・アンダーソン著 製造業を変える個人のものづくり(日経新聞)

2030年のモノ作り (日経ビジネス・バックナンバー)

製造業が根底から変わり始めた! メイカーズ革命(週刊東洋経済・バックナンバー)

『MAKERS』に見る製造業の新潮流 (週刊ダイヤモンド・バックナンバー)


話をアーチェリーに戻すと、まず、アーチェリー業界では少し前には「機械弦」「手作り弦」とどっちが優秀かという議論がありました。現在では、機械で作った弦が優秀というのが一般的な意見です。まだ、手作りの弦を好んでいる選手も多いですが、いずれ、すべて機械弦に変わっていくでしょう。
まぁ、木製の弓で天然繊維で作った弦を使用している世界であれば、弦も手作りの方が優秀かもしれないですが、ハイテクを駆使したカーボン繊維で作った弓に、合成された繊維(8190ならSK90)を編んで作った原糸を原材料とする弦ですら、機械の精度がますます上がってくれば、弦の製造も機械で作った方が、バランスが取れるのは理解していただける話かと思います。ただ、弦自体の性能ではなく、融通が利くという意味では、手作りの方がいいのは続いていくのでしょう。
*機械製と手作りの弦についての議論は、オペレータが同じレベルという前提です。手作りの弦を作る人が50年のベテランで、機械の弦を作るオペレーターが新卒なら、前者の方が優れている可能性が相当に高いです。
2012年末、アメリカのSpecialtyで弦を作る機械が発表されました。もちろん、FLEXやWinners Choiceのような弦を作るメーカーがあるので、これまでもこのような機械はありましたが、とても高価な機械で個人どころか、プロショップが買えるような値段ですらありませんでした。
SS-600 Cropped


しかし、この機械は16万円程度で、その他の備品一式を購入しても、30-40万円で弦を機械で作る設備を整えることができます。前の「メーカーズ」の話につなげれば、まさに誰でも、優秀な機械製の弦を作ることができる時代がやってきました。
これからやってくる、その時代に大規模メーカーとしてのFLEXの優位性はどこにあるのか、その疑問を胸にFLEXに向かいました。
DSC00748.jpg

Flexはスペインのサンタンデールという素敵な海辺の町にあるのですが、ホテルに着いてすぐフロントから、荷物があるといわれ受け取ったのがこちら。
私たちが泊まるホテルをFlexに連絡したところ、アポの前日にわざわざFlexの方がホテルに来てくださって、歓迎の手紙を置いて行ってくれました。素敵な心遣い感謝いたします。
続く。


The following two tabs change content below.
Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。