この記事は2012年9月18日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

リムの数量化について その3

コメントに対する再度の返信です。その1とその2はこちら。
リムの数量化について
http://jparchery.blog62.fc2.com/blog-entry-1115.html

リムの数量化について その2
http://jparchery.blog62.fc2.com/blog-entry-1116.html


ここ5年間で8本のリムを個人的に購入してきましたが、これを全ての人に求めるのは厳しすぎると思います(学生さんにはまず不可能でしょう)
道具が高いことがアーチェリー人口拡大のネックと捉えて低価格販売を手がけてこられたかと思いますが(おかげで試し買いが楽になりましたが)、さらにもう一歩踏み込んで、というのは期待しすぎでしょうか。
SMで36~42あたりを揃えるだけでもいくらかは前進するのではないでしょうか。
あるいは、資本の小さなショップは無理でも、一社でもメーカーが動き出せば。


> 道具が高いことがアーチェリー人口拡大のネックと捉えて低価格販売を手がけてこられたかと思いますが
>(おかげで試し買いが楽になりましたが)、さらにもう一歩踏み込んで、というのは期待しすぎでしょうか。
おはようございます。
時間はかかりますが、もっと踏み込んだ新しい事はたくさん考えています。ただ、夢を語っていても仕方ないので、実現できるように少しずつスキームをつくっていっています。
> SMで36~42あたりを揃えるだけでもいくらかは前進するのではないでしょうか。
> あるいは、資本の小さなショップは無理でも、一社でもメーカーが動き出せば。
はい。課題として考えます。ただ、メーカーを巻き込むといったことには、お客様の協力が必要です。プロショップもビジネスである以上、お客様の購買行動がプロショップを動かすのです。
残念なことは、多くのプロショップが、お客様がおっしゃるようなサービスを提供出来るだけのお金を、例えば、大学(取引先)の有力OB・OGへの特別なサービス、赤字覚悟の商品割引、将来、学校でコーチ・監督を勤める事になる教員免許取得者を多数排出するような大学への先行投資としての赤字覚悟の特別な割引を提供する事に使用しています。

それも残念なことですが、営業費用を道具の評価や、新しいサービスの提供に使用するよりも、上記のような使い方をした方が、売り上げにつながるのも確かなのです。ここにおいては、お客様の責任もあると思っています
取引先団体において、「代々●●のプロショップを使う」といったルールを作り上げることに成功すれば、莫大な利益を手に入れることが出来ます。その結果として、どうしてもプロショップはそのベクトルに営業費用・交際費を回し、小さなプロショップでは、新しい上質なサービスの提供は二の次に、大手で人員も資金も豊富にあるのであれば両立できるのかもしれませんが、利害関係が衝突した時の優先事項は前者です(*)。
*例えば、評価テストの結果どう見ても「A」の方が「B」よりも優れていたとしても、営業先団体の偉い人が「B」の方を気に入っていれば、(その気にいっている本人にではなく)その後輩の新人に大量に「B」の方を販売する営業方法。ぼくは見てられません。
プロショップにも責任の一端はありますが(*)、お客様の方が「先輩から言われてので●●でしか買わない」「他のショップ興味ない」と言った購買行動をとり続ける限り、プロショップがサービスで競い合うようなモチベーションを持つのは困難です。
*弊社ではそういったことに営業費用をかけることを許可していません。
フランスの中心に面白い動きもあります。ただ、これは欧米のプロショップを見習えという話ではなく、フランス人のお客様の購買活動の変化、インターネット等の発達により、お客様の購買活動が、先輩にいわれたものを先輩に言われたショップで買うのではなく、自分で情報収集をして、自分で選んだプロショップで買うに移行した事で、プロショップがサービスで競い合うようになったのだと考えます。プロショップが変わったのではなく、お客様が変わったのです。
日本でも、もちろん、プロショップ、私達も努力しなければいけませんが、業界全体が変わるために、一番求められているのはお客様が変わることだと思ってます。
最初に時間がかかると書きましたが、まずは、その変化を起こすための行動・努力からはじめる必要があると考えているからです。サービスの提供は何週間単位で作っていけるものでも、人の行動様式を変えるためには長い時間がかかります。そして、プロショップがビジネスである以上、先立つものは資本とキャッシュフローであり、人の行動様式を変えてからのサービス提供でないと、その順序が逆になってしまっては、ビジネスは立ち行かなくなってしまいます。
>さらにもう一歩踏み込んで、というのは期待しすぎでしょうか。
期待していただけるのはうれしい事です。ただ、時間を下さい。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

2 thoughts on “リムの数量化について その3

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こうやってカスタマーの要望一つ一つに丁寧に答えていらっしゃることがまず素晴らしいと思います
    賛否両論あると思いますが
    こういうことをしてくださるショップさんがこの業界にもいるということは私たちにとっても心強いことだと私は思います。
    これからも色々と期待しています
    たいしたコメントでもなく、失礼いたしました

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    2007年にはじめた時から、ずっと、お客様の要望にお応えすることが目標です。2008年に頂いた要望で、今年になって初めてお応えできたものもあります(*)。
    (*)買い物しないで会員登録だけする機能。今年の6月にやっとカートに実装され、先週の更新でできるようになりました。
    小さなショップですので、なんでもすぐにできるわけではありません。特に資本力に乏しいので、お金がかかることはなかなかできませんが、時間がかかっても、できる限りの努力はしていきたいと思います。
    > こうやってカスタマーの要望一つ一つに丁寧に答えていらっしゃることがまず素晴らしいと思います
    > 賛否両論あると思いますが
    > こういうことをしてくださるショップさんがこの業界にもいるということは私たちにとっても心強いことだと私は思います。
    > これからも色々と期待しています
    >
    >
    > たいしたコメントでもなく、失礼いたしました

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