この記事は2012年9月17日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

リムの数量化について その2

再度、コメントへの返信です。


結局、使用条件がまちまちだから「自分で使ってみないと分からない」ということですよね。
だったら「自分で使ってみれるようにする」のがベストではないでしょうか?
展示品を試し引きできますよ程度ではなく、3日くらいレンタルして貰えればそれで解決ですよ。


前回の記事の続きから書きますと、ある程度は分かるけど、お客様が知りたい情報が「ある程度」の情報でいいのか。詳細な数字(矢速であれば、誤差1fps程度)を知りたいのであれば、それは「自分で使ってみないとわからない」としか言えない、と言うことになってしまうのが現状です。
ただ、ハイスピードカメラ技術の進歩などで、状況が変わる可能性は大いにあります。あくまでも、現状での話です。
>展示品を試し引きできますよ程度ではなく、3日くらいレンタルして貰えればそれで解決ですよ。
それについては、できると思いますが、難しいです。
(ここからは、アーチェリーにおいての一般論ではなく、弊社の話になります。他店では違う事を言うと思います。)
お客様が気になっているリムをレンタルして、試して頂いて、それから判断していただく事はもちろん可能です。ただ、資本面とコスト面での課題があります。
まず、資本面ですが、レンタル用のリムは当然、お客様にあった物を用意する必要があります。S32の購入を考えているお客様にM36をレンタルしても、意味はないでしょう。INNO EX POWERを例にすると、販売用に現在17サイズを用意しています。取り寄せであれば、もっと用意できますが、単純化するために17種類をレンタル用に用意するとすると、それらのモデルを仕入れ(その時にメーカーにお金を払う)、そのモデルが販売終了になるまで、販売できないので、それらを手元に持っておくコストは約88万円になります。88万円分のリムを仕入れて、それらを2~3年の間販売できないということです。
更に、リムのモデルは20種類程度はあるので、単純計算で、全てもモデルで17種類程度を常にお試しいただけるように用意しておくには、1,600万円程のお金(資本)が必要です。
これは、もうやる気とか、知識とか、ノウハウなどの、個人の努力、企業努力の世界ではなく、単純に大きな資本を持っている大手にしかできないことです。
ちなみに、最大手の渋谷アーチェリーの運営会社の資本金は9,800万円で、弊社の資本金はその1/100にしかすぎません(100万円)。在庫をたくさん持つ、たくさん用意するという点では、小さなプロショップはどうあがいても、大資本に勝ちことはできないのです。
次に、融資などで資本金の部分をクリアしたとして、サービスを提供する以上、コストがかかるので、それを代金として徴収する必要があります。
簡単に計算すると、リムの価格を1.8倍にするか、リムの3日間のレンタルサービスの提供価格をリムの代金の70%で提供するかとなります。
ただ、リムの価格を1.8倍にするのは、このサービスを利用する必要がない人(例えば、同じリムでポンドアップしたいだけ)にとっては、迷惑な話ですので後者の形での提供になるでしょう。
試用(レンタル)代としてリムの代金の70%をいただいて、その後お買い上げになった場合には、試用代をお返しするという形であれば、提供できるサービスかなと思います。
いかがでしょうか。
>展示品を試し引きできますよ程度ではなく、3日くらいレンタルして貰えればそれで解決ですよ。
お客様と同じように、リムの性能を事前に100%理解した上で、購入することが出来ない事が、問題だとは考えていますが、そのサービスの提供には、多額の資本と、レンタル代として、リムの代金の70%程度をちょうだいすることが必要です。
INNO EX POWERの場合、36,000円でのレンタル、しかも、これが欲しくない時にはこの代金は返ってきません。
例えば、超高額な買い物である新築マンションを購入される場合でも、大規模でいろいろなプランがあるマンションでは、全プランでのモデルルームは行っていないところが多いですし、次に高額な買いもである車でも、全モデルの全グレードの全色が試乗できるところは少ないと思います。あ、もちろんできるところもあるのでしょう。
プロショップでの、無償・有償で提供しているサービスは、そのサービスとコストのバランスを考えて、それぞれのプロショップの経営者が決断されています。
もっとコストをかければ、もっとサービスを提供できますが、その分の代金をたくさんちょうだいする必要があります。その需要があるのかは、それぞれの経営者が判断することですが、お客様の希望するサービスに確固たる需要があれば、それを行うプロショップが出てくる可能性は高いと思います。


The following two tabs change content below.
Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

6 thoughts on “リムの数量化について その2

  1. SECRET: 0
    PASS: c543b84aa0508c004992afb649837456
    3日借りるだけで代金の70%を徴収ってどういう計算ですか?
    計算方法を教えてください。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 計算方法を教えてください。
    計算方法は、販売価格・仕入れ値・回転率・資本調達コスト・期待利益率・販管費によって計算します。
    > 3日借りるだけで代金の70%を徴収ってどういう計算ですか?
    70%程度の代金をちょうだいする必要があるというのは、記事に書いてある通り、あくまでもぼくの個人的な考えです。10%程度でもできるかもしれません。
    ただ、これはアーチェリーの話ではなくビジネスの話です。ビジネスに関しては、初心者ですので、自分の考え、算出した数字が正しいという自信はありません。
    > 3日借りるだけで代金の70%を徴収ってどういう計算ですか?
    >
    > 計算方法を教えてください。

  3. SECRET: 0
    PASS: ef915029557d46f6bb0e812e74cb1a28
    山口もつまらない質問に中途半端にまじめに応えすぎ・・・・ 
    > 3日借りるだけで代金の70%を徴収ってどういう計算ですか?
    計算方法を教えてください。
    ↑に対して
    「当社の規定で算出しました。算出根拠、詳細は公表できません。当社ではこの金額でしたらそのサービスを提供できます。」とだけ答えておけばオケwwww
    > 結局、使用条件がまちまちだから「自分で使ってみないと分からない」ということですよね。
    ↑、わかっているなら聞くまでもないwwwww
    > だったら「自分で使ってみれるようにする」のがベストではないでしょうか?
    展示品を試し引きできますよ程度ではなく、3日くらいレンタルして貰えればそれで解決ですよ。
    ↑、亀井氏等諸先輩方もおっしゃっているように購入する側に「授業料」という負担が必要と言うことでしょ。
    この授業料を出来る限り少なくしたいという要望をショップに過度に求めることはたんなるワガママ、勝手な客というコト。
    各メーカー、シブヤやハスコに同じ質問をしてみたら「そこまでにサービスは提供できない」と一蹴されるでしょう。
    3日のレンタルで相性、使い勝手が把握できるほどのモノでもないでしょう。
    それでわかるほどの実力なら良くも悪くも何を使ってもそれなりのモノ・・・・
    くだらないイチャモンをつけているヒマがあったら素引き、近射でもしていればいいのに・・・・

  4. SECRET: 0
    PASS: c543b84aa0508c004992afb649837456
    ここ5年間で8本のリムを個人的に購入してきましたが、これを全ての人に求めるのは厳しすぎると思います(学生さんにはまず不可能でしょう)
    道具が高いことがアーチェリー人口拡大のネックと捉えて低価格販売を手がけてこられたかと思いますが(おかげで試し買いが楽になりましたが)、さらにもう一歩踏み込んで、というのは期待しすぎでしょうか。
    SMで36~42あたりを揃えるだけでもいくらかは前進するのではないでしょうか。
    あるいは、資本の小さなショップは無理でも、一社でもメーカーが動き出せば。

  5. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 「当社の規定で算出しました。算出根拠、詳細は公表できません。当社ではこの金額でしたらそのサービスを
    >提供できます。」とだけ答えておけばオケwwww
    できるだけの情報提供はしたいと思っています。
    自分が、そもそも、大手が出来ないという、できるはずなのに誰もやらないことから、この会社をはじめていますので、コメントを見て、「山口の言っていることはおかしい、自分ならできる」と思う人間が現れて、今の業界の人間が気づいていない切り口から、何か新しいザービスが生まれてくれば面白いのではないでしょうか。
    > ↑、亀井氏等諸先輩方もおっしゃっているように購入する側に「授業料」という負担が必要と言うことでしょ。
    > この授業料を出来る限り少なくしたいという要望をショップに過度に求めることはたんなるワガママ、勝手な客というコト。
    無駄なお金は誰も払いたくないと思います。授業料という言葉はあまりにも安易だと思います。
    でも、どうすればいいのか。安く販売することでそれを減らしていくのは一つの答えだと思いますし、新しいサービスを生み出すことで減らしていくのも一つの答えでしょう。
    このような要求・要望を個人的には「わがまま」「勝手な客」とは考えていません。やるべきことです。ただ、明日にでもできるのに、プロショップが怠慢でやらないだけだろと思われると悲しいです。
    経営者として言えるのは、少なくとも弊社の場合、資本力をはじめとして、大企業とは利用できるリソースが全く異なるので、自分の中では、10~20年のスパンで、解決していく問題だと考えており、明日、来年に何とか…というのは無理だと思います。でも、2000年後半からは(初心者用の)レンタルリム制度が始まり、今年からウィン・ジャパンではリムの重量表示を始めています。スピードが遅いと思われる部分があるとしても、確実に前進しているとは思います。
    > 山口もつまらない質問に中途半端にまじめに応えすぎ・・・・ 
    >
    > > 3日借りるだけで代金の70%を徴収ってどういう計算ですか?
    > 計算方法を教えてください。
    >
    > ↑に対して
    > 「当社の規定で算出しました。算出根拠、詳細は公表できません。当社ではこの金額でしたらそのサービスを提供できます。」とだけ答えておけばオケwwww
    >
    > > 結局、使用条件がまちまちだから「自分で使ってみないと分からない」ということですよね。
    > ↑、わかっているなら聞くまでもないwwwww
    >
    > > だったら「自分で使ってみれるようにする」のがベストではないでしょうか?
    > 展示品を試し引きできますよ程度ではなく、3日くらいレンタルして貰えればそれで解決ですよ。
    > ↑、亀井氏等諸先輩方もおっしゃっているように購入する側に「授業料」という負担が必要と言うことでしょ。
    > この授業料を出来る限り少なくしたいという要望をショップに過度に求めることはたんなるワガママ、勝手な客というコト。
    > 各メーカー、シブヤやハスコに同じ質問をしてみたら「そこまでにサービスは提供できない」と一蹴されるでしょう。
    >
    > 3日のレンタルで相性、使い勝手が把握できるほどのモノでもないでしょう。
    > それでわかるほどの実力なら良くも悪くも何を使ってもそれなりのモノ・・・・
    >
    > くだらないイチャモンをつけているヒマがあったら素引き、近射でもしていればいいのに・・・・

  6. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    新しい記事にて返信しました。
    http://jparchery.blog62.fc2.com/blog-entry-1118.html
    > ここ5年間で8本のリムを個人的に購入してきましたが、これを全ての人に求めるのは厳しすぎると思います(学生さんにはまず不可能でしょう)
    >
    > 道具が高いことがアーチェリー人口拡大のネックと捉えて低価格販売を手がけてこられたかと思いますが(おかげで試し買いが楽になりましたが)、さらにもう一歩踏み込んで、というのは期待しすぎでしょうか。
    >
    > SMで36~42あたりを揃えるだけでもいくらかは前進するのではないでしょうか。
    > あるいは、資本の小さなショップは無理でも、一社でもメーカーが動き出せば。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。