特別寄稿~全日本室内アーチェリー選手権~

今回行われました、「第21回全日本室内アーチェリー選手権大会」 男子コンパウンドの部に参加されました、ハンドルネーム「左衛門尉」さんからお寄せいただいた全日インドアのリポートを掲載いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

気温が0度、または1度という北陸の銀世界・・・その中に立地する、富山県黒部市総合体育センターにて、第21回全日本室内アーチェリー選手権大会が、開催されました。
開場直後は、やや寒くて暗いという、いかにも“体育館”というコンディションでしたが、やがて照明が全点灯されて、エアコンが全開となると、非常に快適な試合会場へと変貌いたしました。
 

久しぶりにお会いする方々、初めてお会いする方々とご挨拶しました。ジョークを交わすなど、和気あいあいとした雰囲気が漂う中で、周囲を観察すると・・・
黙々とセッティングをする方、メンタルを整える方、ストレッチを入念に実施する方・・・
弓具検査が始まるまで、各自がそれぞれの時を過ごしていました。 

雰囲気が昨年に比較すると、殺伐とした雰囲気があまり感じないのは気のせいなのか?CPだからか(RCの方は若干ピリピリしていたような気が・・・)?
それとも私自身が、全日インドアの経験者となったためなのか?
真相は分かりませんが、柔らかい状況下であったことは事実です。 

開会式の後、公開練習を経て、試合が開催されました。
CP側は特別問題なく、行射時間を目一杯使うシーンも僅少にて、淡々と試合が進行していきました。
自分の点数をコールし、相手の方に記録していただき、電子端末へ入力して送信。
そしてそのスコアが、後方に設置されたスクリーンに速報として現れて、自分の“位置”を確認・・・。
各自、心中では一喜一憂されていたのではないかと思われますが、外見的には淡々と射ち、静かに後方へ下がる選手が大半。 

内に秘めたる闘志を表に出さず、現実を受け止めて次射へ臨む光景は、まさに全国から参集した集団での試合であると、感じました。
と同時に、こうした中に自分が選手として参加できることは、何度経験しても良いことであり、場数を踏めば踏むほど、己を高める機会である試合なのだと再認識しました。
 
予選結果については、男子は昨年よりも、大きく変動する回数が多かったように感じました。一射一射の重みが年々増している・・・レベルが相対的に向上しているのではないでしょうか。
私自身は予選を通過できませんでしたが、今回選手として参加できたことに、喜びを感じました。
また同時にベストコンディションに自分自身を調整出来ていなかった自分の未熟さを痛感し、来年こそは予選を通過することで、トーナメントへ臨みたいという気持ちを強く持ちました。
 
皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

左衛門尉さん、貴重なリポート、ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした!