今年最後の記事で2011年を振りかえなければ。。
本日は出社していません。振り返ると今年は2月以降で出社しなかった日は2日くらいしかなかったと思います。まぁ、その日は新幹線で長岡に双子を迎えにいったりしましたが…。
双子のノロも収まってきましたので、近所のデニーズでiPadから記事を書います。
さて、まず今年の始まりは残念なことからはじまりました。あるベテランの業界の人間に騙されて始まった1月です。詳しくは書きませんが、自分にして見たら騙された、相手にしてみれば新参者に本当のことを言う義理などないということなのでしょう。
その時にはいろいろと考えました。落ち込んで許せない気持ちにもなりましたが、その時に相談した大先輩に言われた言葉が、その時には「はぁ…」という程度だったのが、日が経つにつれて「その通りだな」と思うようになりました。
業界にはいろいろな人間がいて、正しいこともあれば、間違ったこともあるが、結局は自分の信じたことをやり続けられるか。正しいどうか世の中に訴えたり、裁判に訴えたりする場合が正しい場合もあるかもしれないが、おかしなことは結局は続かない。自分が何かしなくても、間違ったことをやっている人間は時間が淘汰する。
この考えが正しいかはわかりませんが、信じる価値はある考えだとは思います。それと、社員も増えてあちぇ屋の店長だけではなく、社員に給与を支払う立場としての求められることを考えると、今後は今までのように意見を発信して変化をもたらすと言うよりは、今やっていることをより高いレベルに、今やっていることを何年も何十年もやり続けることで、変化をもたらすやり方に変えて行こうと考えています。
『力なき正義は無能であり、正義なき力は圧制である。
なぜならば、つねに悪人は絶えないから正義なき力は弾劾される。
それゆえ正義と力を結合せねばならない。』
この話をブログに書いたことがあるかどうかは忘れましたが、上の言葉は、痛みと共に自分の体に刻まれている言葉の一つです。大好きな父でしたが、小学生の頃に1度だけ反論して殴られたことがあります。今でも自分が間違っていたとは思いますせんが、殴られた時、自分は泣くことしかできませんでした。異常に理屈っぽい子供だったようにもおもいますが、カントなどが嫌いになり、ニーチェからつながる流れ(ニーチェ→ヴィトゲンシュタイン→バタイユ)に傾向して行ったきっかけだったと記憶しています。
いくら正しいことを言っていても、力がなければ意味がない。アーチェリー業界の数々の悪習について、外から発言する方は以前からいましたが、実際の流通を理解した上で、発言しなければ何も変えることはできません。では、変化を生み出すこれ以上の力はなにかといえば、JPアーチェリーという器で、より発言力を強めること、社員をもっと雇うこと、資本力の増強などよりも、信じることをまっすぐにやり続けることが、将来に向けての一番の「力」になると考えています。
立場によって「正義」は違っていても、「筋が通っている」かどうかは立場によらないでしょう。
2012年も、2013年も…当分の期間はひたすら同じことをやり続けることに専念します。
という考えがに至ったのが3月くらいでした。
その後、大きなイベントとしては、千葉店・京都店・コンパウンド専門店の出店がありましたが、それぞれの店長がほぼすべて自分たちでやり遂げたことなので、自分は独立するための資金を用意してあげて、取引先に連れ回して挨拶させることくらいしかやっていません。今時の若者はゆとりで…という考えもあります、営業から在庫管理、店内の内装まですべて一人で行っていて、みんな立派に頑張っているなと思います。(CP店の店長はゆとりじゃないですが。。。)
自分のチャレンジとしては、今後のために事務所移転と、コンパウンド普及のための取引網の拡充(CP店の要請で代理店として取引する会社が一気に10社も増えました…)、版権を獲得したアーチェリー本の出版、通販では出荷までの日数の短縮という、いずれも前からの課題をこなすことをしてきた1年だったかなとおもいます。
そして、それらが正しい事だったのか、きちんと出来ていたのかは、今後もこの業界で仕事させていただけるかで判断するべきなのでしょう。頑張ります。
来年ですが、前に書いたように今までやってきた事をやり続ける事、より高いレベルでできる事に専念する予定です。
下記が自分の20121年の課題です。
業界内では、みんなで売るというよりも、東京や大阪では卸だった会社が製造・販売・通販すべてを自分たちでやってしまう統合化と取引先の系列化が進んでいます。大資本の統合化に私たちのような会社が逆らうことは到底できませんが、東京にも大阪にもリカーブの競合店舗がないので、足元を固めながら、見守る感じになるのでしょう。コンパウンドはまだ市場を取り合う段階ではなく、いかに市場を広げていくかの段階ですので、まだ影響はないでしょう。
アーチェリー競技では、全日本アーチェリー連盟の協賛だけではなく、来年からは、アーチェリー全体を考え、発言できる立場として、大先輩2社に続き、日本で3社目のWA(国際アーチェリー連盟)の協賛を行うことにしました。ちなみにも協賛会員の見返りとして、WAの公認商品を作る権利とかもらえるのですが、そう言った目的ではないので、何か作ったりはしないつもりです(JP的とかちょっと作って見たい気持ちもあります)。
逆に、協賛会員として世界中のアーチェリー協会・連盟が集まる理事会への出席権が手に入るので、時間を作れればぜひ出席したいです。以前はわかりませんが、雑誌アーチェリーにATAのような業者の集まりのレポートが載ることはあっても、世界中の協会・連盟がどんな方向に向けて話し合っているかのレポートはあまり読んだことがないので、そう言った方向でも情報発信していけたらと思っています。
本の出版では、版権を獲得しているもので、編集が済んでいないものが2冊。それと、来年には店舗から要望されているカタログの製作をします。
現在、リカーブの方では、メーカーさんの協力のもと、店舗が中心となって、毎年講習会を行っていますが、コンパウンドの方でも、同じことができないか検討中です。世界トップレベルの選手と現在交渉中です。来年中に実現できるかはわかりませんが、ミクロのレベルでは縄張り争いがあっても、マクロでは、みんなアーチェリーでいろいろな人間と交流して、アーチェリーを楽しみたいという気持ちは持っているとおもいますので、楽観的に考えています。
こんな感じでしょうか。フライベートでは、双子に健康に育つことにつきますね。
そろそろ、iPadの電池も残り4%ですし、ガキ使が始まる時間ですね。来年も休まず働きますので仕事ください!!
来年もよろしくお願いいたします。
*申し訳ございませんが、明日もお休みをいただきます。店舗は4日からの営業、自分の出社は2日からです。