賛成88%でFITAは廃止。新しい名前はWAです。

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小ネタ(?)ですかね。
上記の写真の通り、FITAの総会で88%の賛成があったため、FITAという名称は廃止されます。
新しい名前は世界アーチェリー連盟(World Archery Federation)で、略称はWAです。(ワシントンと間違えそうな…)
議案1.1.1.の変更についての詳細はこちら(PDF)
また、これは知らなかったことでしたが、今までのFITAではフランス語も使用されていたそうで、新生WAでは、英語に一本化されました。コスト削減の一環だそうで。
議案1.28.1の変更についての詳細はこちら(PDF)
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しばらくの間、WA(旧FITA)では多くの変更が行われていて、世界選手権の競技ルールも、80年代と比べると大きく様変わりしましたが、今回のトリノ世界選手権の美しい会場をみると、いろいろと意見があるものの、方向性としては間違っていなかったのかなと思います。
より省スペースで(昔行われていた予選足切りなしのFITAダブルラウンドでは市街地での開催は困難です)で、男女が同じ距離になったので(実際女子の方が点数高いです)男女のMixが始まり、今回の公用語の一本化で、さらに、世界レベルの試合を開催する場所・資源のハードルは下がったように思います。
2012年はいよいよ東京です。


2011年・世界選手権男子リカーブ準決勝


2011年の世界選手権。
世界記録1387点の記録を持っている世界ランキング1位のKIM woojinと、アメリカ代表で昨年のワールドカップ・ファイナル優勝から、今年のワールドカップ・ステージ1、ワールドカップ・ステージ2と、すべて個人で優勝しているELLISON Bradyによる、男子準決勝。
今まで見た試合の中で、一番くらいにいい試合です。ぜひ、ご覧ください。


ラインナップ決定・ドキュメントの整備

4月からいくつかの大きな企画が動いていますが、今週、いよいよ、フランジィーリの本が製本に入りました。2週間程度で仕上がると思います。1,680円です。たくさん作ったのでお願いします >< また、8月の大久保のコンパウンドの専門店のオープンに向けて、店長と最終的な打ち合わせに入っています。メーカーの発注表を見ても、いろいろ分からなかったりで… メーカーは、まずは、下記のメーカーで揃えました。 Beiter
Carter
Last chance
Apple
Vanetec
Spot hogg
winners choice
stan
トロフィーテイカー
アリゾナ・キャバリア
Axcel
BCY
B-Stinger
CBE
Competition Electronics Chronograph
Doinker
Easton
Hoyt
Mathews
Paradox
Mission
Sure-Loc
FUSE
Tru Ball
bowtech
PSE

* CRスコープだけまだ、話がついていませんが…様子見ます。
テストできるリリーサーは下記のリストで揃えました。
(一部メーカーから最終確認がありません。リストにあってもメーカーにも在庫がない物は入ってきません。)
Carter
Chocolate Addict. (3-finger)
Chocolate Addict. (4-finger)
Ember 1
Ember 2
Fits Me
Fits Me Too (3-finger)
Fits Me Too (4-finger)
Hammer
Insatiable
Insatiable 2
Insatiable 3
Just B-Cuz
Just Cuz
Plain 1
Sensation
Simple 1
Target 3
Target 4
Whisper
Attraction 3fg Large
Attraction 4fg Large
Attraction 3fg Small
Attraction 4fg Small
Back Strap
Evolution Plus 3fg
Evolution Plus 4fg
Revolution
Squeeze Me
2 Moons
Atension Hinge (3-finger)
Atension Hinge (4-finger)
Colby 2 Hinge
Slider
Like Mike w/Scott strap
Quickie 2+, black w/buckle strap
Quickie 2+, black w/velcro strap
Strapless
Tru Ball Release Absolute 3 Finger Titanium
Tru Ball Release Absolute 4 Finger Titanium
Tru Ball Release Boss X – 3 Finger
Tru Ball Release Boss X – 4 Finger
Tru Ball Release HT 3 Finger Baby Black
Tru Ball Release HT 3 Finger Medium Black
Tru Ball Release HT 4 Finger Large Black
Tru Ball Release ST-360 X – 3 Finger Black
Tru Ball Release ST-360 X – 4 Finger Titanium
Spot Hogg サタデイナイトフィーバー
TRU-FIRE EDGE THUMB 4-FINGER BLACK
STAN ‘ELEMENT’ RESISTANCE ACTIVATED MEDIUM 3-FINGER
STAN ‘BLACK JACK’ MOREX BACK TENSION MEDIUM 3-FINGER
最初の打ち合わせでは、普通のショップは5-6種しかテストさせてくれないから、リリーサーは20-30種類そろえましょうと言ってましたが…50種類になりました。。。やりすぎたか…誰か買って下さい >< 以上、品ぞろえは決まったので、今度は自分の方で、最適に価格になるように調整中です。

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↑ Mr. Larry Wise(右)
また、仲間を増やすために、開発の場合は、大事なのはドキュメントの整備でした。もちろん、エンジニアでも業界によっては違うかもしれませんが、新しく始める方は、いくら、コミュニティやプロショップの人に連絡を取れば答えてもらえると言っても、やはりドキュメントが不足していると不安な部分があるかと思います。
なので、本社の方でドキュメントの整備に取り組むことにしました。まずは、情報知り合いに連絡を取ってもらい、アメリカで教科書的なチューニング本を書いている、プロコーチのLarry Wiseの「ターゲット競技のためのコンパウンド・チューニング 第四版(原題:On Target for Tuning Your Compound Bow 4th 2006)」の日本での翻訳権を獲得しました。
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8月から翻訳を開始し、11月の完了を目指します。また、もっともベーシックなチューニングに関する部分は、ホームページでの公開を予定しています。
学生で引退するアーチャーの方のコンパウンドへの移行・普及は何度も業界で叫ばれてきましたが、成功したとは言い難いのかなと思っています。
何度も失敗しているので、いまさらやっても、無駄だと言う意見もありますが、今回は、
・豊富なラインナップ
・土日の営業
・適切な価格と在庫
・チューニングなどに関する無料公開ドキュメントの整備
・最新情報のブログでの配信
・教科書的な体系的テキストの出版
で行きたいと思います。これでだめなら…ちょっと、次の手が思いつきませんが頑張ります。
弓は即納モデルではHOYT/Mathews/Bowtech/PSEの競技モデルと、Missionの入門モデルを在庫する予定です。50/60ポンドのどっちにするのかまだ決めていないので発注はまだですが。。。
それと、営業時間はコンパウンドでは社会人のアーチャーが多いことを考慮して土日を開けます。
・月曜日 15:00-20:00
・水曜日 15:00-20:00
・土曜日 13:00-20:00
・日曜日 13:00-20:00
を予定しています。2-3カ月はこのシフトです。
以上、宜しくお願い致します。


違いがわかるあなたの為のKrossen

本日、Krossenの商品がテストで少量入荷。期待以上のレベルです。かなりいいです。カタログではまだ一部がイラストでしたが、量産品の仕上げもかなり良いです。

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アームガードなどはむしろ過剰包装なのではと思うほど、頑丈に梱包されています。価格表だけで見た時には、新興メーカーであるにもかかわらず、イーストンの商品レベルの価格を提示してきたので、びっくりして、発注をちゅうちょしかけましたが、これなら納得です。
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もっとも、新しいと思ったのは、サイド用のダンパーです。今まで、サイドロッド用の柔らかいダンパーはドインカーのディンキーと、それに似たものしかありませんでしたが、近年発売されたダンパーの中では、一番面白いデザインです。最後まで締めこむと、ダンパーのゴムがロッド全体を包み込みます(1mm程)。今年の一押しのダンパーですね。
センター用のダンパーはかなり大きいです。Aボム(販売終了品)を30%増量した感じです。比較的口径のあるSOULロッドでもこんな感じです。かためのダンパーです。
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そして、題名へ。違いの分かるあなたへ。
上の写真はダンパーの「赤」と「黒」。色を出すためにカラーのスペーサーが1枚入っています。黒は入れないのかなと思ったら、黒はしっかり黒のスペーサーが入っています。
下の写真はアッパー(114g)。上は「グレー」で、下は「黒」です。携帯からアクセスされている場合、分からない程度に、微妙にウェイトのカラーが違っています。
2008年あたりから、大手メーカーの技術者の方が独立したり、営業の方が独立したりして、面白いメーカーを作ってきましたが、今回は大手アーチェリーメーカーから独立したデザイナーの方のこだわり。個性は十分出ていると思います。ただ、その分価格が高いので…ご覚悟を。。。


8月に東京・大久保にコンパウンド用品の専門店をオープンします。

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世界選手権インタビューでの一コマ。インタビュアーに対して、トップアーチャーのアリソンが、おもむろに、アーチェリーケースから1冊の本を取り出す。
お、これは彼女が参考にしているコーチング本か!!と思い良く見てみると…「Complete Card Games」…えっ。トランプ!?


いつもは、ある程度店舗が完成してから発表するのですが、今回はちょっとフライングで。コンパウンドの店舗の為、全部揃える前にお客様からの意見も聞きたいと思います。
JPアーチェリーでは、通販のあちぇ屋でも、店舗でも、専門知識がないために、コンパウンドの商品の販売をしてきませんでしたが、8月に専任のスタッフを迎え、東京の大久保にコンパウンド用品の専門店をオープンすることになりました。通信販売のあちぇ屋の方でも、コンパウンド専門のサイトを製作中です。
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あちぇ屋 CP
http://cpbow.cart.fc2.com/

店舗の詳細の場所は後日発表しますが、JR総武線大久保駅から徒歩2分、JR山手線新大久保駅から徒歩3分、ターミナル駅の新宿駅から徒歩13分程度の場所です。
コメント欄では何度か、東京には大手のショップから、独立系のショップまで、数多くのショップがあり、全国的にみて既存店に対する満足度がかなり高いので、東京に出店する予定は無いと書いてきましたが、いろいろな方とお話していると、自分が専門としてきたリカーブに関しては、そうでも、コンパウンドに関しては、営業時間の問題だったり、在庫の問題だったり、対応のスピード、専任スタッフの数など、多くの点で決して満足度が高くないように思います。
そこで、コンパウンドのアーチャーの皆様の役に立てるよう、専門店を関東一帯から最もアクセスのよい新宿駅…の隣駅(予算の関係です…申し訳ございません)にオープンすることにしました。
「日本のアーチェリーを元気にすると言うこと」
http://jparchery.blog62.fc2.com/blog-entry-736.html

上記の記事で多くの方から拍手をいただきましたが、基本的な考えは一緒です。当然、専門店として競技の普及と言うものには取り組まなければいけませんが、「普及・普及」とスローガンだけならいくらでも言えますが、自分でも実際に手伝っていましたが、実際にやった・やっている方には分かっていただけると思います。そんなに簡単なことではありません。
専任のスタッフを1名配置したとしても、年に10人も行けば相当調子のいいほうだと思います。
それに対して、学校の部活を通して、毎年、日本全体では、2,000名近いアーチャーが誕生しています。それでも、全体の競技人口が増えないのは、学校の部活の引退と共に、同数だけアーチェリーからも引退しているからです。
普及と同時に、毎年アーチェリーから去っていく方を半分にできれば、競技人口は間違いなく増えて行くと思っています。その為の、一つの取り組みはアクセスの良い駅の近くへの新規出店であり、もう一つとして、コンパウンドが必要だと感じています。
ただ、「部活を引退して社会人になったアーチャーにはコンパウンドに転向してもらって…」、という議論は20年前からありましたし、大手の代理店でも取り組んだところがありましたが、それは大きな流れになりませんでした。
実際やってみなければ、何が問題だったのか分からない所もありますが、原因は価格・情報・専任スタッフの3つだと思っています。
まずは価格が高すぎること。下記は一例として羽。
ex) Easton ダイヤモンドベイン(100枚)
- 安いお店 1,200円
- イーストンのメーカー直販サイト 1,400円
- 日本での定価 4,200円
コンパウンドのライザーはどの程度のメンテナンスなどのサービスコストがかかるのか分からないので、国内での価格がどれだけ正当か分かりませんが、壊れたから・故障したから交換してと言われることがまずない羽が、これだけ高いことに正当な理由があるとはちょっと思えません。
店舗でいくらで販売するかはまだ決めていませんが、メーカーの販売価格(17USD)よりは安くします。
つぎに、情報発信の弱さ。世界的にみて、リカーブと同等、ハンティングが許可されている国では、リカーブ以上の市場があるコンパウンド用品ですが、日本語で情報が発信されることはほとんどありません。ちょっと興味を持ったところで、コンパウンドと検索しても、弓の基礎的なチューニングのやり方すら、入手するのは困難です(全く流通していないわけではありません)。
情報発信について改善しないといけないと思っていますが、しかし、その原因は既存店の努力不足と言うよりは、アーチェリー業界のコンパウンド専任のスタッフの絶対数の不足、既存の業務をこなすのでいっぱいで、さらに、情報発信をする余裕のある人間の不足にあると感じています。
コンパウンドが普及して市場が広がれば専任のスタッフを増やしたり、雇ったりできると言っても、そもそも、その普及には専任のスタッフによる積極的な情報発信やサポートが必要であり、その「鶏が先か、卵が先か」論の中で、停滞しているような感じます(*)。
という3点から、コンパウンド用品について、適切な価格で販売し・積極的に日本語で情報を発信し、専任のスタッフを配置した店舗を作ることにしました。店舗では、いろいろとアイデアがあります。弊社の既存店同様にお客様に自由にショップの道具を使っていただけるようにします。
アローカッターやフレッチャーなどに加え、店舗では、ラストチャンスの電動ボウプレスとSpot Hoggのシューティングマシーン、イーストンのチューニングキット(矢速計など)を手配しました。さらに、市販されている全種類に近い数(20種類程度の予定) のリリーサーを試射して試して頂けるように用意させていただきます。
他に、こういうサービスが欲しいという要望があれば、メールをください。検討させていただきます。
オープンは8月の前半を予定しています。
*この「鶏が先か、卵が先か」論の停滞の中で、普及前でも、商品の販売価格を著しく引き上げれば、スタッフを雇用する余裕が出来るので、商品価格の引き上げ→過剰利益(お客様からみればぼったくりか)→利益を再投資して専任スタッフの雇用→努力しての普及による市場の拡大、でサイクルを回しだそうと言う話が正当化されますが、実際に、価格を引き上げたことによって得られた利益はコンパウンド・アーチェリー業界には再投資されずに、本社の自社ビルの建設費などに消えて行ったように思われます。


遠方のアーチャーを招いての2012年か

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4日の20:30現在…なぜか、FITAのホームページがダウンしています。現在行われている世界選手権の影響でしょうか。
ちなみに、世界選手権は有料で生中継されます。興味がある方はこちら。
live world archery.tv
http://www.liveworldarchery.tv/home

また、サーバーダウンの影響でうまくドキュメントのリンクを貼れませんが、2012年の9月に東京で、アーチェリーワールドカップのファイナルが行われることになりそうです。
FITA イベントカレンダー
http://www.archery.org/content.asp?id=3263&me_id=2270

私達、JPアーチェリーとして最大限の協力をしたいと思いますが、メーカーではないので、ブースなどは出さないと思います。そのかわり、この試合に出場するなどのために遠くからやってくる多くの知り合いのアーチャーと共に、何かのイベントが出来ないか考えようと思います。楽しみです。
上の写真はFITAの総会の様子ですが、すごい事に…矢のオブジェとか…一大イベントですね。
(明日は日帰りでちょっと出張です)


ヨーロッパ選手権とか…スピンウィングの独占を止めるかもしれない羽。

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今日の紹介はイタリアの「Gas pro スピンベイン」です。スピンウィングよりもクルクルしています。
近年ではどの世界大会でも、上位選手のほとんどはスピンウィングを使用しています。もちろん、それだけスピンウィングが優れているということなのですが、その独占を破るかもしれない羽がテスト入荷です。
まだ、テストしていないので、あくまでも「かも」って言うことで。。。
2010年から正式に発売され、コンパウンドの世界ではそれなりの実績があるようですが、リカーブの世界では回りすぎてダメでした。そこに、いよいよい、ソフトタイプが登場し、出たばかりですが、ヨーロッパ選手権などを制しました。今度の世界選手権(今月)でもよい結果を出してくれるかもと期待しています。
現在の使用選手はフィールド世界大会のチャンピオンと、世界インドアとヨーロッパ選手権のチャンピオンだそうです。(テスト入荷したのうち、オレンジとピンクがそれぞれの使用選手のサイン入りの限定バージョンでした)
大きな特徴は回転数の調整法。
スピンウィングの場合、40mm~それぞれいくつものサイズがあり、羽の形状により、シャフトの回転数をコントロールします。しかし、リカーブの場合は、どの弓でも、矢はだいたい同じようにクリアしていくので、羽の形状で回転数を調整しようとすると、今度はシャフトのクリアに問題が起きて…という事が多くあり、結局、リカーブの場合95%以上の方は45mmを選択することになります。
それに対して、この羽では同一形状のまま、素材の固さを調整することで、回転数を調整しますので、羽を交換した場合に、今度はクリアに問題が生じ、フルでの再チューニングをする羽目になる可能性はかなり低いです。
硬さはソフト/ミディアム/ハードの3つあり、ソフトは40ポンド程度まで、ミディアムは45ポンド程度の高ポンドリカーブ用に、ハードはコンパウンド用のようです。
お客様でも評価してみたい方向けに各色1パックだけ販売します。特価品コーナーで。ちょっと安く提供しますので、すぐに使用して頂け、感想・コメントをいただける方限定でお願いします。
ありがとうございました。
GAS PRO Recurve Spin Vanes
http://www.dsditaly.com/m4n/en/Product/info_1-6-79083/GAS-PRO-VANES-2_SOFT-RECURVE-BOW.html