ベテランの知恵を。拝借だけでなく伝承を。

本日も大宮店へ。これで終わりだと思ったら、月曜日には新しくビクセンの方との約束が…。明日は終日東京で。在庫レベルの見直しなどを、そろそろやらないと。
本日、ベテランのアーチャーの方と大宮店でお話を。アーチェリー歴40年だというから、始められたころにはまだ自分…いや、現在の当社のスタッフはまだ誰一人産まれていない訳で…曰く「継続は力なり」。おっしゃる通りですね。
3時間、今のアーチェリー業界について語り、大宮店を技術的な面でサポートしていただけるだけでなく、ベテランの力を拝借するだけではなく、それをいかに、下に伝承するのか含めご協力していただくこととなりました。本職は制御系のエンジニアをされていた方です。
弦づくり、矢づくり、タブづくりはよくありますが…レスト(!?)も作った事があるそうです。大宮店での技術サービスは来週の末をめどに、まずは矢づくり関係から、開始出来そうです。
世界で活躍した選手、世界で活躍した技術者が揃ってしまい…選手としても、エンジニアとしても、一流ではなかった自分は…自分の会社で居場所が無くならないように頑張ります(><),,,,, また、明日~


FivicsのN-shockダンパー

Fivicsの御一行さんと3時間話し合い。お昼はジャパニーズラーメンを食べたいということで、みんなでラーメンに~
いつもは、日本語←→英語←→韓国語という流れで話をするのですが、今回は日本語←→韓国語でかなりスムーズに話ができました。
話した内容を一言でまとめると、2007年から、いろいろとアイデアがあり、高性能の商品を提供したいと言っていたFivicsですが、2010年に入って開発しているものは、慎重に納得できる品質になるのまで、試作を繰り返す。
よって、2011年にはダンパーやクイーバーなどの小物がいくつか新発売されるが、ラインナップに大きな変更はない予定。
販売店には、もうしばらく、定番商品のセーカータブとCEX2/CEX5で頑張ってもらって、2011年の後半に向けて開発を進め、革新的な製品を投入するとのこと。
焦ってもいいことないので、あちぇ屋としてはその意見に賛成しました。ほかにも取引先を回るのでどういう結果になるかわかりませんが、少しずつの前進が大事かと。また、国体の会場に顔を出すみたいです。見かけたら、話しかけてみてください。気さくな方です。

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FivicsのN-Shockダンパー。かためのゴムという話をしていましたが、かなり要望に近いものになっています。サンプル品は大宮店においてきました。価格は1200円くらいになると思います。また、200万円分の商品が月曜日に大宮店に入荷するので、それでだいぶ在庫が豊富になる予定です。
MIRACLE Quiver

2011年のFivicsの新商品では、このクイーバーの取り扱い予定。
KAYAのVバーの在庫切れの35/40度は来週の入荷します。
明日も午前中は大宮店です。もう定期買いたい気分。


今日も明日も明後日も埼京線。。。

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大宮店の入り口、わかりやすくなってました。
なかなかプログ更新できずにいました。今日も明日も明後日も埼京線で大宮店に。。。どっちが本社だろ。
大宮店の開店を取引先向けにリリースを出しところ、意外にもかなり反響があり、いくつかのメーカーの方が海外から見に来るそうです。ありがとうございます。
今日 - 新規スタッフの面接
明日 - 海外メーカー社長の来店・ランチ
明後日 – 新規スタッフの面接
今週は毎日、埼京線で大宮店に通う事になりそうです。。
あちぇ屋の発送には遅れが出ないようにシフトを調整しますのでご安心ください。
それと、9月に販売を開始し、予想以上の好評だったビクセンの22倍のスコープが10台追加入荷しました。
また、尖閣諸島の問題のせいかわかりませんが、渋谷アーチェリーが中国で作っているRBT-1000EXの赤と青が入荷未定です。
レアアースなどいろいろと問題になっていますが、米・日・韓の製品がほとんどのアーチェリー用品の流れには、今のところ問題は出ていないようです。中国で作っているのは渋谷のケースと、SAMICKの(ROLAN用の)ポラリスリムくらいですので、今後もあまり問題はないと思います。なにか、追加情報が入りましたら、お知らせ致します。


国内メーカーとUUKHAからのコメント

大宮店では早くもいろいろと要望をいただいております。ありがとうございます。多いのが営業時間で今は10時~19時まで。決まりがありますので、運営上店舗を9時間以上は開けていられませんが、11時-20時に変更するか考え中です。
今日は国内のとあるメーカーさんにあいさつと商品の説明を聞きに。代理店さんとお仕事していて大変お世話になっていますが、やはり、商品説明はメーカーから直接聞くに越したことはないので昨日たくさん働いた分、今日は昼にお出かけしました。
いろいろとありがとうございました。勉強させていただきます。詳しくは書きませんが、ショップに金色のウェイトがあり、いいなぁと思っていたら、24kメッキでした…すごいことをやるもんですね(売り物です、確か1,800円)。。。恐れ入りました。タップ入れないと1/4ロットでは使えませんが、しかし、金メッキにタップを入れるのは怖いというか勿体ない…。
それと中間テストの結果についてのUUKHAからのコメントがありました。HASCOさんのほうのテストはこちら。←3位入賞おめでとうございます!!
まずは、矢速について。こちらのテストの結果とメーカーで把握しているデータとの違いはありませんでした(←ここ大事で、君の言っている事は間違っていると言われたと終わりだった)。
フォームコアで最速レベルのWIN&WINのEX POWERやウッドコアの速いSAMICKのMasters MAXよりは矢速は遅いです。矢速だけでいえば、G3リムとかクラス。HOYTの4年前くらいのレベルです。
ただし、社長のPatrickいわく…”Speed was not our main goal, we prefered to focus on control.”
意訳すると、UUKHAは矢速競争をするつもりはなく、ハラハラするようなハイスピードのリムではなく、使いやすい快適なリムを作りたいと思っているとのこと。(ただし、大きくしておきましたが、”is”ではなく”was”です)
その具体的な目標として彼は3つ上げていますが、
1.ねじれ剛性・素直なリムの返り
2.クリッカーゾーンでの柔らかい引き
は現在あるリムの中でもトップクラスの性能であることは間違いないと思いますが、
3.発射後の振動の収まり
に関してはリム単体の性能ではなく、ハンドルとのセットでしか評価できないので、その点ではハンドルとリムを両方作っていない以上、すり合わせで最適化ができず、Xコンポジットは技術力が自慢ですが、振動を抑えるのはリム単体の技術だけでは限界があります(ハンドルは2011年に出る予定です)。

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リムの重さに関しては、ラミネートでないフルカーボンのリムはデザインの自由性がかなり高く、矢速重視のリムも作るのは難しくないと思うが、例えば、上の写真の膨らみは構造上必要ではないが、ILF(GMXなどで採用されている装着方法)のハンドルに合わせて装着した時に、リムの角度が正しく出るよう盛らなければいけなかったとのこと。ここをなくすだけでリムは軽量化できるし(矢飛びにはあまり関係ありませんが…)、既存のリムの装着規格があくまでもラミネートリムを前提に設計されていることに苦労しているようです。だから、自分たちのハンドルも作るということで、楽しみです。
テストシューターの方からは弦の長さについての問題が上がっていましたが、GMXに装着した時に163cmの弦(普通は68インチは164cm~165cm)を使用してくださいとのこと。HOYTとWIN(SFも)ではテストして確かに問題なく、SAMICKはゼノテックハンドルでテストして問題ないか確認してみます。
続きます。。。。
明日も出勤のため、本日は早めに上がらせていただきます。韓国に続き、今日から中国が中秋節でお休みです。…秋にしては暑い…


大宮店に行ってきました。

昨日も二つ記事、今日も二つ記事、こんな頻度で更新しているのは久しぶりな気がします。今日はほぼ始発の6時から会社で仕事しているのですが、終電まであと1時間。終わらない雰囲気。。。。
5時から大宮店に顔を出してきました。大宮店の初めてのお客様は地元の高校生だったそうで、ありがとうございました。また、開店祝いの電報を頂いていました。本当にありがとうございます。泣きそうです(><) さて、出張や決済することが続き、店舗は「お客様がくつろげる場所」を作って下さいという指示で、やってもらいましたが…結果…ん???? ネイルサロンみたいなアーチェリーショップになりました。。。。まだ、商品が全部入りきっていないせいもあるとは思いますが、自分で言うのもなんですが、今までにない雰囲気のショップです。

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↑①エントランス : エレベータを下りるとこれです。看板などは作っていないので…でも、これだと何の店かわからないので、写真。・ポスターなどを張る予定です。
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↑②入り口 : 奥で作業している事が多いと思います。あちぇ屋のメールの返信を書いていることが多いかと。
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↑③店舗 : 入口を入るとこんな感じです。写真は店長の村田。アルバイトを現在募集中(ぜひ)です。一緒にアーチェリーの業界で働きましょう♪
大きな棚の後ろは現在構築中の矢づくりなどの作業スペース。作業スペースとシャフトカッター/フレッチャー/グレイン・スパインスケール/矢速計などの道具を、使い方を理解されているお客様向けに無料開放することも考えています。
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ディスプレイ品は基本的にアクセサリー。フルカーボンリムは展示してありますが、基本的にはメジャーメーカーのハンドル・リム・シャフトは在庫していません。あちぇ屋から翌日到着で発送します。(伝統的なアーチェリーショップで働いていた自分には出来ない棚のチョイス)
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SURE-LOCの展示が無かったので、取り出して組み立ててもらいました。
こんな大宮店ですが、末長いお付き合いをお願い致します(><)


そこまで一緒にしなくても…SAMICK商品の入荷。

3連休明け、休み中も出勤はしていましたが、荷物は一気に今日はいってきています。主に、マスターズMAXとSAMICKの新しいVision ハンドルです。マスターズMAXはもうテスト済みで、2本販売もしているので、そのまま販売に。価格ですが、51,800円で販売をしてきましたが、円高の為に、価格を見直し、3,000円(6%)値下げして48,800円で販売させていただきます。保証は1年間です。

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この写真をご覧ください。どのメーカーのハンドルだと思いますか・・?
正解はHOYTではなく、SAMICKでした。
新しいハンドルとしてテスト用に1本Visionという名前のハンドルが入荷してきましたが…謎すぎるハンドルです。見た目からしてマトリックスっぽいですか、アルミハンドルのデザインの自由度はそこまで高くない為、後発メーカーがパクリっぽく見えるのはある部分仕方ないので、パクリパクリ言いたくはないですが、なぜか、センター調節機構までコピーしています。SAMIKCのものも悪くないと思うよ…なんであえてコピーしたのか、理由がちょっとわかりません。ハンドルの設計部門の迷走としか…。
ここまでパクった商品はテスト以前に、SAMICKの将来の為にもなかった事にした方がいいモデルだと思います。ただ、1本入ってきているものは特価品として販売させて下さい。安くしますので、どなた方か引き取っていただければ幸いです(ありがとうございました)。重量のバランスとグリップは悪くなく、アギュラウルトラを引き継ぐ細身のハンドルです。今後の入荷予定はありません。
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びっくりしたグリーンホーンの変身?

さっき記事をアップしたばかりですが、もう一つ。
5分前にメールが…中身を開いてびっくり。
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知る人ぞ知る、知らない人は知らないベルギーのグリーンホーンアーチェリー(GreenHorn Archery)。19世紀から弓を作り続けていて、アメリカ→日本→韓国と伝わる商業的な弓具メーカーとは、常に距離を置いている商売っ気がほぼ感じられないメーカーの一つです(ヨーロッパにはいくつか商業的でない弓具メーカーがあります)。
そのメーカーから、なんとプロモーションのお知らせが!!
商売をやる気になったのかと思いましたが、よく読むと、自社製のハンドルを使用している選手がフィールドの世界選手権で優勝したので、彼らをたたえるために特別バージョン(実際に選手が世界大会で使用したものと同じ性能の完全なコピー)のハンドルを作るらしい。

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(↑写真はノーマルバージョン)
宣伝文句は「It is a true collectors item」。振動吸収や素材、ねじれ剛性などいろいろな宣伝文句でハンドルが売り出されていますが、コレクターするにふさわしいハンドルとして、ハンドルが売り出されるのは少なくとも、自分がアーチェリーを始めてからは初めて聞きます。
9月受注の11月発送の完全受注生産。ショップで一本とる予定です(…スタッフに却下されたら個人的にとります)。
It is a true collectors item … 楽しみです♪


明日から大宮店あいております。

いよいよ、明日から大宮店を開けます。申し訳ございませんが、少しずつお客様と対話しながら、中身を充実させていきたいと考えているため、オープン時にセールなどを行っての集客は考えていません。
商品では、FiberbowのS3スタビライザーやStokerizedのアクリルスタビライザー、KAYAのSoulスタビライザーの展示はしてありますが、現在韓国がお盆休み(秋夕:Chuseok)のため、FivicsのNano ProシャフトとSf ARCHERYの商品が間に合っていません。シャフトカッター(備品)は木曜日着の予定。
商品もサービスメニューもショップを開けながらお客様と相談しながら、拡充していく予定です。ですので、9月中はお買いものはまだまだ不便だと思いますので、埼玉に必要なアーチェリーショップの形について語りに来ていただければ幸いです。
商品はぞくぞくと大宮店に届きますので、10月の初めにはあちぇ屋以上のラインナップになると思いますが、リムやハンドル・シャフトなどいくつかの商品は、ご注文後2~3日での取り寄せという形になります。
今日、午後から開店準備のため、遅れた発送作業を行っていますが、遅れはほぼ取り戻したものの、休日は集荷が15時ですので、それ以降に荷物準備完了メールが来ている方は実質的な発送(運送会社の集荷)は明日となります。申し訳ございません。

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また、Fivicsから新商品の案内が来ました。一つは以前から、こちらから要望していたタイプのダンパーです。要望した商品のため、100個以上は入荷すると思います。径が20mmなので、一部のスタビライザーには合わないかもしれません(たぶんSHIBUYAとCARTEL)。
もう一つは逆転の発想?…いや、前にアーチェリー専用シューズに装備されていたリムチッププロテクターです。アサヒ弓具さんのものとは逆でリムではなく、シューズに装着するタイプです。いちいち装着するのは面倒ですが、リムに装着するタイプと比べ、こちらは矢飛びには影響を与えません。こちらも入荷予定です。どちらもお盆休み明けにオーダー出す形になるので、10月初旬の入荷予定です。
スピンウィングの在庫が少なくなっていますが、次回入荷は今週末です。Titanは本日入荷しました。Doinkerも変換ねじなど本日入荷しました。23日は休めるといいなぁ…。


日本のアーチェリー業界のこれまでとこれから その2

しばらく、いろいろなところへあいさつ回りに行っていました。
前にこんな記事を書きましたが、業界の話を書くのは久しぶりのような気がします。最近、業者同士で話しをすると「ここはブログには書かないでね」と言われるようになりましたが、まだ、そういうミスはしたことないのでご安心を。。。
話を戻しますと、今まで書いてきたのは、小売店(プロショップ)の人材不足。今すぐに何らかの問題が出るわけではないですし、現在のアーチェリー業界は、それなりには回っていますが、しかし、若い人が入ってこないで、高齢化していけば、5年後・10年後、いつになるかはわかりませんが、必ず回らなくなるものがでると思います。
今回は、卸の話を少し。インターネット時代になり、海外の情報に簡単にアクセス出来るようになった今では、海外より平均して40%高い「日本価格」はもう有名だと思います。その理由は日本の本当の卸が存在しないからです。例えば、SAMICKの代理店は自社で直営の小売店もしていますが、卸と小売では同じカタログを使っています。自分が知る限りでは、国内で、卸部門と小売部門で違うカタログを使っている会社はないと思います。
しかし、卸と小売とは相反する業態です。
まずは品揃え。現在、リムだけでも存在するブランドは自分が知っているだけでも、HOYT/SAMICK/WIN/BORDER/CARTEL/SF/KAP/SOMA/MK/KAYA/UUKHA/PSE…まだある気がしますが、12社以上はあります。小売でも品揃えが多ければ多いほどいいとは思いますが、これだけの品揃えをして、その違いを説明することは相当優秀な店員でも困難(*)です。通常は、HOYT+1~2ブランドの勉強・テストを重点的に行って、あとは聞かれたときに一応答えられるように知識を仕入れておく程度です。しかし、卸は逆に取り扱う商品が多ければ多いほど、小売店の要望には答えやすくなります。
*というよりも、優秀な店員ほど、逆によく言えば独自の意見、悪く言えばブランドへの偏見・先入観があるのでより難しいかも…
卸と小売が分離していれば、品揃えを分ければいいだけですが、上に書いたように日本では小売と卸は同じカタログを使っています。
また、今回の大宮店でも直面しましたが、新しい小売店が開店したときには、そのショップと取引することは卸にとっては売上になりますが、商圏が近い場合、また、自社で通信販売もしている場合には、自社の小売側の売上を取ることになり、そして、大抵の場合に利益が大きいのは小売側ですので…
ヨーロッパでは現在専業の卸が一般的です。つまり、卸だけをやって、自社では小売には手を出さずに、街の小さな小売店・プロショップにアーチェリー用品を供給するだけの会社です。
これは昔からの取り決めではなく、競争の結果だそうです。品揃え。これだけで考えても、小売と卸では利益が相反します。ヨーロッパでも専業の卸ではなく、小売兼業の卸がありましたが、彼らは小売側との兼ね合いで、自社の品ぞろえを増やすことができず、また、自社の小売部門と商圏が少しでも被る小売店とも商売がやりづらく、一方で専業の卸業者はひたすら大きな倉庫を作り、小売店とは全く競合しないので取引先を増やし、扱う商品を増やしていきました。扱う商品が多く、小売部門を持たずに自分たちと競合しない専業卸は小さなプロショップに歓迎され、取引が増えるとメーカーからの仕入れも増えて、価格が下がり、さらに取引先が増えるという好循環に入って行きました。
一方で、兼業の卸業者は取引先が減り、仕入れ価格もメーカーからあげられ、しかも、卸部門を簡単になくすこともできないので、在庫が回転が遅くなるという悪循環に入っていったそうです。
そして、卸の専業企業と小売の兼業企業が競争し、少しずつ兼業企業の売上が落ちていき、姿を消していったというのが、ヨーロッパでのアーチェリー業界の歴史です。
正直言えば、上記は完全に勝者が書き上げた歴史ですが、まぁ、YAMAHAがなくなった理由も、日本人ではなくHOYTやSAMICKの人間によって語られるしかないご時世。そもそも歴史ってそういうものなのでしょう。
日本ではどうなるのかなと最近よく考えます。
以前に書いたか忘れましたが、日本のアーチェリー人口の3倍あるフランスにはHOYTの卸(Distributor)は2社しかありません。対して、日本にはその3倍の6社です。フランスの9倍。これはYAMAHAと競争していたは時代に、日本の業者へDealerよりも利益率が高いDistributorライセンスを乱発した結果ですが、日本にハンドル・リムメーカーがなくなり、今後も現れそうにない今、HOYTはこの整理を本気で考えています。
そのあたりのHOYTの意向で日本の卸業界が大きく変わるのかなというのが個人的な予想ですがどうなるんでしょうか。


UUKHAについての中間報告

UUKHAについての中間報告させていただきます。技術も新しいのですが、それだけではなく、韓国系であれば、社長の経歴だけで、どのようにビジネスをするかを含め、どのようなメーカーかわかりますが、UUKHの社長はハンドル・リムメーカーから独立した人でもないので、業界内でのビジネスのやり方を含め、いろいろと話することが多くて…でも、話は着実に進んでいます。
まず、性能や特徴については、テストシューターの方のブログで何度も取り上げていただきました。ありがとうございます。また、もう一つテスト用に外に出しているリムは、東京都のシングル大会で世界大会出場経験豊富な選手たちを抑え、RC成人部門で優勝したそうです。おめでとうございます。
問題としては、リムのリカーブ・長さと音の問題などが報告されています。引き続きテストしていきますが、リムとしてUUKHAのリムは技術・性能・品質ではかなりレベルの高いところまで来ているが、商品としての統合的な魅力をもう少し、国内市場に出す前に磨きたいと思います。
UUKHAというのブランド名ですが、作っている会社はXcompositeという会社で、HOYTやSAMICKのような会社がリムを作るためにいろいろな素材を試すとの違い、コンポジット素材を作るのが本業で、その素材を使ってリムを作っているというメーカーです。素材から開発するという点では、HOYTよりも、EASTONに似ているかもしれません。
そのためにリムの開発の仕方も他社と異なり、他社では簡単に修正できる点の修正に時間がかかったり、逆に他社には絶対にできないことができたりします。その一方で、社長は素材から作っている自社製品にかなりの自信を…まぁ、自信を持っていないと何千万もかけて設備投資できないとは思いますが、その自信があだとなる場合も多いので難しいです。
あとは、最近の欧米でのビジネスのやり方ですが、SFと同じようなやり方です。メーカーにとって、自社製品をあまりにも安く販売されれば、ブランドイメージに流通に問題が生じますし、逆に高く販売されると、これもブランドイメージを棄損します。
例えば、デジタルカメラの場合、2万円クラスの性能というはどのメーカーも同等レベルであり、お客様もそれを期待して購入します。その時に、1万円で販売されると「そんなに売れていないのかな」となり、3万円で販売されると3万円台の他社製品と比べられ「この値段でこのスペックはないだろ」となり、どちらもメーカーにとって望ましいものではありません。Appleなどもこの路線を取っていて、通信会社との契約があるiPhoneは別としても、iPad-wifiやiPodは世界中どこで買っても、先進国では同じくらいの値段です。
最近ではメーカーがこの販売帯で販売してほしいと公表する流れがありますが、SFアーチェリーの場合、Forgedの欧米価格は27,000円です(これに日本までの輸送料を加えた29,800円であちぇ屋では販売しています)。SFアーチェリーの代理店は国内では大手はどこも断ったのですが、これ商品の卸価格を考えると、この商品はWINACTと同じくらいの価格で販売したいのです。
UUKHAの場合はUX100でヨーロッパ地区の希望小売価格は58,000円程度です。輸送料を加えると、日本では62,000~64,000円で販売してほしいということになりますが、卸価格は中々の金額で、日本国内の慣例に従えば、108,000円とか、そのあたりの定価をつけなければなりませんが、これではXcompositeの社長が認めるか微妙です。高くも安くも、フェアに、送料を除けば世界中のどの国でも同じような値段で販売してほしいとのこと。
現状、国内で「日本価格」を付けずに、そのような条件で販売できる業者は多くとはないと思います。自分としても、大手が扱うのなら、そのほうがUUKHAにとってもいいことだと思いますが、難しいのではないかというのが正直な印象です。
商品をマーケットに出してから、まだ、たった1年のメーカーですが、この段階で既存メーカーに遜色レベルに達しているのは、作り方の革新性(リムの作成に治具ではなく金型を使うので”職人芸”が必要な部分がかなり少ないです)もあると思いますが、すごいです。
新しいメーカーと付き合うというのは、商品の問題だけではなく、いろいろとあります。
ということで、話は継続中です。2011年に向けてということで。