どこをあきらめますか?意見募集です。

明日は自分はお休みをいただく日なので、もう少し考え事です。
みなさんの意見を募集します。4月に入り、新人の道具で問い合わせをいただく事が多くなりました。新人さんに対して直接販売はしていませんが(新人が当店のメニューからセットで購入することはほぼ不可能だと考えています)、先輩が責任を持って後輩の道具をそろえてあげる場合には、相談に乗っています。
5月から、まとまってセットで弓具を購入する場合の相談窓口を期間限定で開設する予定になっていますが、予算に特に上限がなければ、希望を聞いてあげて、セットでそろえてあげればよいだけです。しかし、予算に上限がある場合は、お客様と話し合いながら、どこかをあきらめさせなければ、予算内に収めることは困難です
では、どこを削ることで価格を下げるか。
当店では、学生でリーグ戦やシングルを戦うための最低限の道具をそろえるためには、最低限10万円はかかると考えています(矢を除く)。10万円以下の価格で競技用で問題なく戦える道具をそろえることは、現状ではちょっと難しいかと。
最低限の10万円で道具をそろえた場合、このような内容で提案をさせていただく予定です。

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10万円で提案するからと言って、ちよっとレベルの低い商品でそろえては「安物買いの銭失い」になりかねませんので…最初は安くても、すぐに壊れてしまっては、買い替えなどで結局高くついてしまいます。
こだわった点
・ハンドルはセンター/ポンド調節が分かれているものを。
・リムは耐久性の高いカーボンリム。
・最も精度が必要なパーツ、プランジャーは高精度で、かつシンプルな日本SHIBUYA製のものを選択。
・弓全体の個性を定めるスタビライザーは良い物を。もっともバランスの良いEASTONのACEロッドを。
・ケースはハードケース。
・クィーバーは3~4年間使うので、耐久性の高い米NEETの物を。
・タブは日本製で癖のないシンプルで軽いタイプの物を。
割り切った点
・サイトは精度は重視するが、調節のしやすさを割り切る(Cartelのサイトは位置調節機構がいまいち)
このセットで、当店販売価格で98,120円となります。電話注文で納品書の作成などをスタッフがするので、手数料を500円頂く予定です。高校で6年ほど新人の弓具選択を担当していましたが、毎年、安く仕上げたい学生には、先輩のリムを譲ってもらうなり、また、ショップの前年生産分で余っているピンクとかの人気のない色のケースを安くしてもらったりして、苦労して10万円以内に納めていました。
唯一削ったのはサイトです。スタビライザーと迷いました。スタビライザーをカーテルの4,000円程度のものにすれば、サイトは日本製のSHIBUYAデュアルクリックSサイトにアップグレードでするはずです。判断のポイントとしては、新人のうちはそんな高い頻度でサイトは調節せず、距離も18m/30m/50mだけですが、スタビライザーは弓全体の個性を決める重要なものであり、振動を吸収したいとか、剛性が足りないなどの判断ができない新人さんには、もっともバランスがよく、実績があり、上級者になっても使い続けられるACEロッドを、10万円のセットであっても選択しました。
ハンドルについては、
・W&WのWINACTハンドル(29,500円)
・HOYTのへリックスハンドル(残り一本ですが…)
・HOYTのEclipseハンドル(21,800円)
・SAMICKのアスリート(28,800円)
・SAMICKのウルトラハンドル(34,800円)
から選べます。
ですので、ハンドルの選択は特に意味はなく、Forgedにしてみただけです。アームガードやスリングなどは好きなものを選んでも予算内に収まりますので、メーカーは入れませんでした。それ以外の選択で、10万円(105,000円)以内に収めるという前提で、新人さんの道具を担当されている・いた方で、全体のバランスや意見がありましたら、コメントでも、メールでも意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。


率と額・利益の考え方

フォーミュラのF2リムのまさかのフライングというか、4月の緊急発売にどう対応するか検討中です。ILF(HDS)規格のリムに関しては完全にHOYTは韓国勢に後れをとってしまいましたが、故障ばかりの900CXと990TXの(?)な性能も、F3/F4という新世代のリムと新しい規格へ移行するためのつなぎの商品として考えれば納得です。
ハンドルに関して、今後、SAMICKとW&W、また、新メーカーのKAYAも…つまりは韓国勢皆がカーボンハンドルへの移行を宣言しているなか、基本設計を変えることでアルミハンドルの新しい可能性を追求して行こうとするHOYTを、個人的には応援したいと思っています。
販売していると、初期故障を除けば、アルミハンドルとカーボンハンドルの故障率はほぼ同じ程度になりましたが、初期故障はまだまだ多いです。ハンドルは消耗品と考えている方には、カーボンハンドルはお勧めできますが…。しかし、Formulaは世界的に売れていません…人気のCarbon550リムをベースとしたF2リムが出てきたことで、何とかならないかな。
基本的に、テストなどをして客観的に見てもいい商品の場合は積極的にお勧めして販促しています。個人的に応援したいだけの商品は特に宣伝せずに、利益率を低めに設定することで販促しています。RXハンドル+F2リムを100,000円以下で提供したいですね。
さて、本題(?)ですが、今週号の週刊ダイヤモンドに角川グループの角川会長さんのインタビューが載っていました。彼の主張に関してはともかくとして、こんなことをおっしゃっています。
「アップルの…iPhoneは大成功しているけれども、そこに音楽やアプリケーションを提供している会社はどれだけ儲けているだろうか。…一方で、任天堂のファミリーコンピュータ…にソフトを提供した会社の中には上場した会社がいくつもある。」
話がまとまっていなかったので「…」でたくさん省略してしまいましたが、趣旨は変わっていません。アップルがiPhoneやiPadで成功していても、結局儲かっているのはアップルだけで、コンテンツやサービスを提供している会社は儲かっていないのではないか。一方で、wiiやファミコンにソフトを提供している会社は大きな売り上げをあげて上場もしていると。
世代論として考えてはいませんが、やはり、50~60代以上の方とビジネスの話をしていると利益の「額」でビジネスを考える人が多いように感じます。90年代には売上至上主義という言葉もあったそうです。一方、大学で若い人と話していると、回転「率」・利益「率」で考える人の方が多いようです。
最近では、議論の緻密さはともかくとして、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」といった会計本がはやったので、若い人が「率」で考え始めたのかもしれませんが、ビジネスで投資額やリスクの大きさなどを考えずに、「10億円の利益」と「1000万円の利益」を比較されてもと思ってしまいます。wiiのソフトの開発費は最低でも3000万円かかるとされています。一方で、iPhoneのアプリは…15万円+人件費があれば開発できるはずです。
任天堂が提案する「5億円で開発したゲームを20億円売り上げて、3億円儲かった」ビジネスと、アップルの「200万円で開発したゲームを2000万円うりあげて、1000万円儲かった」ビジネスでは、前者が偉いといわれても違和感を感じます。まず、投資から回収までの時間を同じだと考えても、前者の利益率は60%で、後者は500%ですから。
わずか24日の開発期間で2700万円を稼ぐ!iPhone向けアプリ開発で小金持ちラッシュ
http://diamond.jp/articles/-/7349

アーチェリーショップを始める前に、いち顧客としてアーチェリー用品は高すぎと言っていたときには、「400万円くらいしか利益はないんだからさ」と言われたものです。400万円利益でも、ノーリスク(受注を受けてから代理店に発注)で、50円の商品を100円で転売していたら、やはり誠実なビジネスとは思えません。

ぼったくりとは何か。個人的に1000億円儲けた企業がぼったくりとは思えませんが、たとえ、利益が500万円しかなくてもノーリスクで利益率50%のビジネスはどうでしょう…。このあたりの考えの違いは永遠に埋まることはないかもしれませんね。
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SAMICKの2010年のユニバーサルの後継ラインのVisionのハンドル。どこかで見たような。一本テスト入荷予定です。


叩かれたHOYTの改心。代理店は…

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HOYTのFormulaシリーズの性能はさておき(良いと思います)、その初心者を置き去りにしたラインナップ(10万円台のF3/F4しか選択できない)で、世界中の代理店・ユーザーから叩かれていたHOYTが2010年の4月という異例のタイミングで新商品を発表しました。
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F2 リム ウッド/カーボン(構造は人気のCarbon550同等) 予想国内定価 7万円 22ポンド~50ポンド
日本でもHOYTは2010年度に試合への賞金サポートを申し出て断られていますが(そして、なぜか雑誌アーチェリーでは承認されたことになっていますが…)、そんなことにお金を使うのなら、SAMICKやW&Wがやっているような低価格のリムの充実やレンタルリム制度の立ち上げにお金を使って欲しいと思うのですが…。
商品としては好評のCarbon550と同等との事です。価格はCarbon550より定価で5,000円程度高くなるようです。3時間前の記事で、今年のラインナップが決まりましたと書いたばかりですが…悩みがひとつ増えました。扱うかは未定です。でも、とりあえずHOYTの改心は評価に価すると思います。2010年の4月という半端なタイミングで新商品をリリースされた代理店側の気持ちは複雑だと思いますが…
(なぜか国内代理店はどこも発表しようとしませんが、これはフライング記事ではありません。すでにHOYTがホームページで一般ユーザー向けの正式発表(4/1)してまいす)
(以前、とある代理店の方が「241種類もあると在庫を持つだけで代理店が疲弊してしまう」と書きましたが、これでさらに20種(サイズ)くらい増えたのではないかと…)


ArcTrap /フランス

代理店と来週の連絡をとったところですが、フランスから妙なメールが届いていました。

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最初はスパムメールかと思いましたが、どうやら、クレー射撃のアーチェリー版のスポーツへのお誘いだったようです。日本でも広い場所さえ確保できれば、出来そうですが、機会があったらやってみたいですね。
どんなものかは、こちらのYouTubeの動画を御覧下さい。


現在の為替レートとネット販売について。

新しいバイトさんが入ってくれたりで、今週も順調に一週間を終えました。2010年の商品のテスト入荷もほぼ終わり、ラインナップが確定しましたので、あとは5~6月の1年間で1番売上がある時期に安定して商品を供給できるように、仕入れを自分が頑張らないと…。
今週の決済まで終えましたが、本日のドル円レートはもうほぼ95円です。当店は92円あたりで計画を立てて、価格付けを行っています。今後の為替レートはさすがに予想できませんが、92円の±5円あたりまで価格を維持しますが、97円に近づいていくと、一部商品で値上げをさせていただく場合がございます。
対象は、円高の時に値下げしたハンドル・リムやシャフトなどの高額商品です。このまま、93~94円台を維持してくれればいいのですが…。値下げの方は87円を切れば考えていますが、現状それには程遠い感じですので、値上げの可能性はあっても、値下げの可能性はほぼない状況です。購入を考えている方はお早めに購入されることをおすすめいたします。
具体的なそれぞれのショップ名は控えますが、ここに来て、大手代理店は全社が自社、もしくは系列にネット通販を持つようになりました(エンゼルさんのネット販売サイトは国外向けのみで、国内向けのネットショップはないようです)。以前、とある代理店に取引を申し込んだ時に「ネットショップには商品は降ろさない方針です」といわれましたが、時代はどんどん変わっていきますね。
それぞれのネットショップがどの大手さんを親に持つか予想してみるのも面白いかもしれませんね。品揃えとメーカーごとの価格を見れば、分かる人にはわかると思います。
他社のサイトを見ていて、真剣に努力しているなと思うところもあれば、とりあえず、作ってみた感じのところもあり、クオリティは多様ですが、国内のネットショップが10社まで増えた今、とりあえず作ってみた程度のレベルでは厳しいと思います。まぁでも、選択肢が増えることはお客様にとってもいいことだとはおもいます。
本日のテレビ東京のWBS(平日23:00~)で、「スミスの本棚」という新コーナーが始まり、なかなか興味深かったです。第一回は、幻冬舎の見城さんが吉本隆明さんの詩集をおすすめしてました。同じ本を7冊も持っているとか。しかし、お偉いさんが本をすすめるコーナーなのに、出だしから絶版本を出してくるあたりテレ東らしさ満々ですが、この休日にちょっと大学図書館で読んでみようと思います。では。