この記事は2010年3月25日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

EX POWER x EX PRIME : EXTREME

おはようございます。スタッフから遅刻の連絡が…ということでこの時間にテーブルをめいっぱい使って、データをとりました。(みんな頑張って発送している横で、スペースとりまくって実験していると…ねぇ)

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まず、昨日のプログでEX POWERとEX PRIMEの比較をすると書きましたが、M38とM42で比較して、まったく同じ重さでした。全体の設計もレーザーなどで計測すればまた違うのかもしれませんが、手で計測する限りでは同じでした。違いはコアだけのようです。フォームコア vs ウッドコア2層です。アッパーで比較しましたが、デザインは全く同じですね。(もちろんロワーリムは違います)
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ということで、「まったく同じ」では記事としていかがなものかなと…ATAでSAMICKの社長と話をしたときに、SAMICKのエクストリーム2.0はカーボンのグレードを変えただけで、構造と重さは一緒という話を思い出したので、エクストリームとINNO EX POWERを比べてみました。もちろん、エクストリームは5年以上も前の技術を使ったモデルですので、単純比較は公平ではありませんが、まだ入手していないエクストリームも同じ構造・重さだというので、エクストリーム2.0との比較のつもりで。(エクストリーム2.0はテスト入荷の予定があるので、実物が入ったらテストしなおします。暫定結果ということで)
まず、リムの厚さですが、INNO EX POWERのほうが厚みがあります。
末端計測で(S34)
INNO EX POWER 9.6mm
EXSTREME 8.3mm

最厚部で(S34)
INNO EX POWER 13.9mm
EXSTREME 13.0mm

となっていて、リムとしてはINNO EXのほうが厚みがあります。同ポンドであれば厚みがあるほうが一般的にはやわらかく感じますが、あくまでも一般論です。まぁ、エクストリームは薄いので有名だったので、当然の結果ですね。
リムの重さですが、
INNO EX POWER S34 157.2g
EXTREME S34 161.0g

と3%程度、逆にEX POWERリムのほうが軽くなっています。INNOとINNO EXの比較と違い、基本の設計が同じではないので(リム根元の幅はほぼ同じ)、単純に比較はできませんが、同じだと想定すれば、矢を40gr(グレイン)程度軽くした時と同じくらいの矢速の差だと思われます。
SAMICKがマスターズとエクストリームで極限までにリムを薄くすることでリムを軽量化して、矢速を追及しているのに対して、WIN&WINがハニカム構造(評価は分かれますよね…)を使ってみたり、Nanoカーボンを使ってみたりして、厚さではなく、体積単位当たりの軽さを追及してきた結果、INNO EX POWERでは、SAMICKを超えたという風に個人的には評価したいと思います。
今まで、プログで書いてきた、書かなかった情報を総合して、やはり、SAMICKの2010はリムに関してはあまり期待できないような気がします。ハンドルには期待しているのですが…リムと違って、ハンドルはまだ価格すらいただけません。
今後、HOYTは同じ構造で評価されることを嫌がって、比較できないような規格に変えていくようなので、比較はしません。また、KAYAとMK KOREAはこれからのメーカーなので、もう少し見守りたいと思っています。
INNO EX POWERの初期入荷分のMサイズはすべて出荷されます。ありがとうございました。また、N-Apecsも入荷が決まりました。EX POWERは出荷されてしまうので、並べての比較はできませんが、データは残っているので、N-Apecsが入荷し次第、比較してみたいと思います。


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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