EASTONポイントについて

代理店から確認メールが来ました。いろいろと考えていますがお客様の意見を募集します。
エクステンダーで人気があったEASTONのブラックマックスが廃番になったときに、廃番になったとしても需要はあると判断しましたので、残りの在庫をすべて当社が代理店から買い上げました(確か、その後6カ月間で完売)。
この度、昨年の10月からアナウンスはされていたのですが、X10ポイントの90grが廃止されます。EASTON純正のX10ブレークオフポイントは100gr-110gr-120grの三段階調節に変わります。新しい2010年のブレークオフポイントの入荷にはまだ少し時間がかかりそうですが、90gr-110grの旧バージョンをどの程度貯蓄するかで悩んでいます。前回の事があったので、代理店からは「大量に欲しいなら今だよ~」と言われていますが、ACEポイントのように各サイズの販売量データはありますが、販売したワンサイズのポイントをお客様がそれぞれどの程度折って使っているのかはデータがないので…悩むところです。何かアドバイスがございましたらお願いいたします。


欧州の今

昨日日記を書き…さっそく、浅はかな自分に罪悪感を感じることが。
ヨーロッパとの関係強化に取り組んでいるのはユーロ安のため。最近のユーロ安を純粋に横んでいる自分でしたが、現地では全く様相が違います。喜んでいる場合ではありません。
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街を歩いていると人だかりが。様子を見に行くと、10m横で催涙弾がさく裂。逃走しました。1時間後に鎮圧されたようです。狙われたのは銀行とグローバル企業。
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破壊された銀行の壁
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割られたZARAのガラス。
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これが今の欧州の姿。まさか先進国で暴動に遭遇するとは思いませんでした。Googleで検索すると、原因は(サッカーとかではなく)まさにユーロ危機にあるようです。ユーロ危機によるユーロ安でビジネスをしようとしている自分は…ちょっとショックな出来事でした。


選択肢

海外からはできるだけブログは更新しないようにしています。海外で日々今後の事を考えていると、ちょっと気が大きくなってしまう傾向があり…。

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空港でアンケートをもらいました。文化省が行っているもので、観光政策に役立てるのでしょう。日本語のものに答えましたが、日本では考えられない選択肢が…。おそらく、原文を日本語に翻訳しただけなのでしょうが、ちょっと学歴欄で初めてみる選択肢でした。


現在、素早い返信ができません。

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山口です。現在、ユーロマークの街にいます(Frankfurt)。午後、14時の便で次の場所に移動です。
これから、たまったコメントの返信をさせていただきますが、海外にいるためにネット接続ができる場所が限られており、素早い返信ができません。また、infoへのメールでは、常時取り扱いではない商品の取り寄せなどには時間がかかります(スタッフの方では新規に価格を決定する権限がないため)。
ご迷惑をおかけしますがご了承ください。


ロビンフットの思い出

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「やっぱり君は~」
今でも時々思い出します。
アーチェリーを始めたのが高校1年生。自分の出身校は今でこそ強くなりましたが、自分が1年生で入った当時は指導者の問題でひどい状態でした。1年の夏休み、先輩が誰も練習しない状態で、自分の練習ができず悩んでいたところ、父が会社の近くに射場があるよということで、連れて行ってくれたのが、写真の今では駐車場になってしまった「ロビンフット」さん。
9月に指導者が交代し、部活がまともに戻り始めたので、それ以降は部活で鍛えられましたが、アーチェリーを初めたばかりの、一番基礎の時期をこの射場で、1日6時間練習して過ごしました。平日は一人で、土日は射場に集まるベテランのアーチャーのみなさんにチューニングから、矢の作り方、射形も練習方法もすべて教えていただきました。
ここの私営射場が30mと50mのレンジだったので、現役時代はずっとショートハーフには圧倒的な自信があり…。懐かしいです。
高校時代に選抜への出場や国体代表に選ばれた時も常連のみなさんが喜んで下さりましたが、卒業後の進路での報告で筑波大学の経営工学に進学することになりましたと言ったときに
「やっぱり君はアーチェリーではなく、そっちの方に進むのか」

と、アーチェリーが熱心ではない学校(90mまでの射場はあります)へ進学することを、残念がった大先輩の表情と言葉が忘れられません。期待を裏切ってしまったのでしょうか。
あれから7年経ちましたね。紆余曲折。アーチェリーの世界に戻り、もう選手としてではありませんが、また、頑張っていますと言えるようにしないといけないですね。
ちょっとグーグルマップで思い出の射場が駐車場になったことを発見しての小言でした。


KAYAアーチェリーからSOULスタビライザーが入荷しました。


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KAYAアーチェリーからSoulスタビライザーが入荷しました。Soulスタビライザーは昨年の世界選手権で世界記録を出しました商品です。いろいろと紹介したいところですが、現在はまだ韓国人のトップアーチャー以外にはほぼ流通していません。そのために入手できる情報の発信源が限られています。
お客様により正しいスタビライザー選択をしていただくために、販売開始は2週間後にする予定です。こちらのスタビに日本のトップの方が興味を持ってくれているので、日本人の感性で性能をテストしてもらって(韓国人とはまた微妙に違いますから)、フィードバックを頂いてから、どの層に合うスタビライザーか判断した後に販売させていただきます。品質面はこちらで一通りのテスト(傷/長さの個体差/ネジが真っすぐついているか…など)をしましたが問題ありませんでした。良いものです。センターとサイドとエクステンダーがすべて黒で統一されています。
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入荷サイズはセンターロッドが26/28/30、サイドが10/11/12、エクステンダーが3/4/5/6です。価格はHMCと同レベルになりそうです。フィードバックをいただいて、こちらで準備ができ次第の販売開始です(3月初めの予定)


【小ネタ】FITAのランセンス更新

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(上)新JVD 40cm的 2009-09 ライセンス
(下)旧JVD 40cm的 2008-02 ライセンス
本日、JVDから的が入荷しました。残り在庫が18枚で、新規入荷分を継ぎ足して発送しようとしたら、なんかちょっと違うぞ…。詳しく見るとFITAのライセンスが更新されていました。
現在、スタッフがシステムに入って入金確認を行っているために(シングルセッションなので…)、すぐに在庫にアップできませんが、2008年ライセンスの半端な18枚のセットは特価品で販売予定です。ランセンスが古くても全く問題はないと思いますが、更新とかあるんですね。知りませんでした。今後の注文は最新ライセンスのもので発送させていただきます。
<追記>
アップしました


アメリカ勢の新商品が入荷しました。

アメリカでの大雪も落ち着いたようですね。本日、アメリカ勢から新商品の入荷がありました。ATAでHOYTのEclipseハンドルの2010年モデルの塗装を確認して、昔から指摘されている「安っぽさ」が改良されたようです。今回、入荷したものを確認しても、塗装はしっかりとしており、価格相当の商品になったと思います。

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Eclipseハンドルは何本かチューニングしてきましたが、やはり、実質で40~42ポンド程度になると、スタビライザーのダンパーなどで調整しないと、発射時の衝撃をハンドルで吸収できず、うつ度にネジが緩んだりシますので、42ポンド以上での使用はおすすめできません。ハンドルはマグネシウムを使用していることもあり、25インチでも1,190g(カタログ値)と軽いです。価格をみてもエントリークラスのモデルとしてはよいと思いますが、しかし、ヘリックスが廃盤になった現在、ブリッジモデルの上位ハンドルが存在しないので、この独特なバランスに慣れてしまうと、HOYT・W&W・SAMICKの上位モデルに移行する時には困難が伴うかもしれません。(サイドを12インチにしてウェイトをたくさん付けるなどの工夫が必要です)
価格は21,800円。当分は黒の右のみ。同じ価格で異サイズ・カラーは取り寄せでの対応とさせていただきます。
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あとはEASTONのギアウォレットが意外に評価が良かったので、同じ小物類でフリースポロシャツポーチを入荷しましたのと、ARIZONAの2液混合タイプのエポキシ接着剤を入れました(間違えないと思いますが羽用の接着剤ではありません)。
本日はそんな感じです。あと、スタッフとの連絡違いでWINACTの2009年モデル(ポンド調節とセンター調節が同じボルト)の23インチモデルの赤/銀を入荷してしまいました。欲しい方がいれば安くお譲りします。明日にはショップにアップ予定ですが。


サスティナブル:欧米の持続的仕組み

ブログでは思いつくままにいろいろと記事を書いています。自分のためのメモ的な要素もありますが、アーチェリーの流通の話やアーチェリービジネス業界の記事で多くの拍手のいただけるのはちょっと意外です。
NimesやATAで学んだアメリカやヨーロッパのアーチェリービジネスの仕組みについてのまとめを書いてみたいと思います。以前の記事にも書きましたが、日本では小さなアーチェリーショップが(調査によって自分の予想よりは利益を上げていたものの)苦境に立されています。どのような事態になっているかは何度も書きましたが、一番の問題は「サスティナブル:持続的」な仕組みが日本にはないことでしょう。そして、それを整備しようという動きもありません。
今後、アーチェリー業界がどのように動いていくのかは、あちぇ屋も当事者ですが正直わかりません。新しい動きもあれば、激しい抵抗もあります。もちろん、日本人に合った日本の仕組みを作るべきだと思いますが、まぁ、ヨーロッパとアメリカの仕組みを知るのは無駄ではないと思っています。
重要なことは、アーチェリー業界に悪い人がいるとは思っていませんが、しかし、利害が対立する事はあります。その時、「大」が「小」をいじめることが横行していてはいけないということでしょう。
世界、どの国であれ、大きい会社の方が発言力はあります。HOYT(リカーブ部門)やWIN&WINやSAIMCKの売り上げを100とすれば、ヨーロッパの代理店の売り上げは50~100、日本の大手代理店は5~15、日本の一般的なプロショップは1~2程度です。
グローバル弓具メーカーとドメスティックなアーチェリーショップとでは100倍程度売り上げが異なります。

その圧倒的な差に対して…
アメリカでは、小さなプロショップはNABA(National Archery Buyers Association)といった組合を組織することで大手に対抗しています。ATAではメーカーとショップが価格交渉して、取引を行いますが、NABAに参加していれば、ただのバイヤーよりも安い、大手と対抗できるレベルの価格を提示してもえます。(キャバリア,HOYT,EASTON…みんな加入しています)
つまり、小さなプロショップが団結して、大きな組合を作ることで、「大」と「小」ではなく、「大」と「大」となって交渉し、個人のプロショップでも大手と競争できる価格・条件を得ることで、業界のバランスを保っています。
よく言われる言葉を使えば、日本の結果平等に対して、アメリカらしい機会平等をNABAで担保し、その上で競争して消えていくところは自己責任というのがアメリカのアーチェリー業界だという印象です。
ヨーロッパですが、ヨーロッパでは、大手のディストリビュータがいくつか存在します。規模は日本の代理店とは全く異なります。日本ではアーチェリー人口1万人強にすぎない日本にはHOYTの代理店6社も存在しているのに対して、アーチェリー人口が日本をはるかにしのぐフランス・イタリア・スペインなどは各1社ずつです*
ヨーロッパの代理店はメーカーの半分程度の売り上げがありますので、メーカーとほぼ同等の交渉力を得ることができ、かつ、代理店同士が激しい競争をしています。詳しくは書きませんが、EUの中でいちアーチェリーショップとしてフランスの代理店から購入しても、隣のスペインの代理店から購入しても、安いほうから買えばいいわけです。どちらもHOYTの正規代理店ですし、送料も大差はありません。
ヨーロッパでは代理店が競争をして、販売店を一生懸命増やそうとしています。卸価格を少しでも安くしようと大量に仕入れ、大量に購入したショップにはディスカウントサービスしたり、ネットで在庫を見ることができたり、クレジット決済ができたりと小さなアーチェリーショップに対しても、過剰と言えるほどのサービスがあります。ヨーロッパにおいて、HOYTの代理店と名乗っていても、彼らはHOYTというメーカーを代理しているのではなく、小さなショップの代理人としてHOYTと交渉するライセンスを持った卸業者というのが実態です。
日本の代理店について悪く言うことはしませんが、しかし、体力はレベルは確実に違います。たとえば、某ヨーロッパの代理店はG3リムのM36を10ペア以上購入してくれれば、10%割引するといった提案をしてきますが、そもそも、日本のHOYTの代理店のいずれかが一社でG3のM36を10ペア単位で在庫している事はないです…。
ヨーロッパでは当店のような小さなショップは競争の激しい業界の一員というよりも、一顧客として扱われます。アメリカのアーチェリー展示会が業者限定であるのに対して、ヨーロッパの展示会はだれでも参加可能です。ショップは市場でもっとも安い価格を提示してくれた代理店から商品を購入する顧客であり、体力のある大手の代理店がDistributor(卸業者)としてメーカーと交渉するというのがヨーロッパの姿です。
そして、日本には小さなショップをサポートし、かつ、ショップとは利益相反しない卸業者は存在しませんし、大手との機会平等を求めるショップの組合もありません
*日本だけにHOYTの代理店が乱立しているのはそれだけHOYTが日本のYAMAHAをライバル視していたということでしょう。HOYTの技術部門は良い弓を作ることでYAMAHAに勝とうとしていたと思いますが、営業部門は日本のショップがYAMAHAよりもHOYTの弓を売った方が利益が出るモデルを構築する事に力を入れたのでしょう。その名残だと思います。


大手の悩みとディスカウントストア

ちょっとメーカーのお話。当然の話ですが、当店のような小規模の小売店と国内の大手代理店とでは考えていること、見えている景色は違ったものです。悩みも全く違います。現在、うちの一番の悩みは在庫を切らさないように在庫を管理することですが、大手さんにとってはメーカーとの関係が一番の悩みなのではないでしょうか。
当社にはKAYA ARCHERYの頑張りについてのニュースがどしどし届いています。
WIN&WINから分離した新興のアーチェリーメーカーとして、1月のインドアでフランジーリがKAYAの「V パフォーマンスリム」で優勝して性能に関しての評価が高まり、現時点で量産体制にも成功し、ヨーロッパでは大手代理店での取り扱いも始まりました。社長さんに話を聞きましたが、この展開はまだ序の口で2011~2012年に本格展開をするようです。新興メーカーにとって、世界的な大手の代理店との契約はかなり大事です。500ペア~1000ペア単位でオーダーが来て、運転資金の悩みが一気に解決し、次の段階に進めます。
MK KOREAは試作品で世界新を出して注目されましたが、いろいろとあり前に進んで行けていません。でも、これからのメーカーでしょう。
現在、日本ではサミックとWIN&WINとHOYTの3社でほぼ市場を独占していますが、今後、新しく日本に2社が入ってきて5社体制になった場合には、大手さんにとってはかなりややこしい話になるのではないかと思います。ネクストさんがリムを試作しているようですが、5メーカーでも、各6種のラインナップでリムは30種。現在は各メーカー最上級ラインナップはウッドコアとフォームコアの2種類が一般的ですので、最上級リムだけで12種にもなり…どう差別化するのでしょうか。
当店は現在、一歩引いたところにいて大きな影響はないと思いますが、代理店とメーカー間では大きな動きが今後あるのではないでしょうか。
当店としては現在、WIN&WINさんのカタログにあるようなハンドルとリムをテストするための設備の購入を考えています。2月18日から自分はヨーロッパでいくつかのメーカーさんに会いに行きます。ついでにBeiter社の施設(かなり本格的な室内射場)を見学する予定でしたが、「別の日にしてくれ」という連絡が…。無念。
電化製品の世界におけるEMSのような企業が増えたことで、今後もリム・スタビライザー・ハンドルの種類は増える一方だと考えています。その時にお客様に正確な情報を伝えられるように、アーチェリー用品を分析できる設備を備えたアーチェリーショップという名のテスト場をオープンさせる検討に入っています。
当店の規模の視点に立った場合、今後、当店に必要になるのは「ディスカウント」的な素質だと考えています。当店は正規ルートでメーカーと長期的な関係を築いて、安定した量のオーダーを出すことで今の価格を実現しています。競合店が正規ルートで入荷して販売している場合には、ある程度は対抗する価格で販売することが可能です。これは今後も当店の強みでしょう。
しかし、国内には「ディスカウント」ルートで商品を仕入れているアーチェリーショップもあり、その場合には当店で価格に対抗することができない事があります。
実は、年末に、当店ではカタログ落ちのためにすでに在庫処分を終えた商品だったものの、当店の当時の仕入れ価格よりも安い価格で、有名メーカーの商品を販売される事態が発生しました。個人的にはこの事態はかなり深刻に受け止めています。(人材問題につぐ問題かと…)
問題を解決するために年始に著名な代理店を片っ端から当たっていきましたが、どのようなルートで仕入れを行ったのかの謎は解決できました。当店では現在「ディスカウントルート」との取引はほぼありません。価格に関してもメーカーや代理店に対する要求をしたことはありません。当店の取引先に対する要求は適切な納期だけです。
が、今後、必要があれば、価格面で新しい試みを行う必要があるのかもしれないと考えています。すでにカタログ落ちとはいえ、性能も品質もしっかりとしている商品(「HOYT ネクサス23″」「EASTON ACナビゲータ」)を定価から70%引きで販売できる仕入れルートがあるとはびっくりです。まだまだ知らないことがいっぱいです。まだまだ勉強です。