Fivicsの新しいプランジャーについて

Fivicsから新しいプランジャーが入荷しました。2010年の商品からは商品のロゴがFivicsに統一されてきましたので、当店でも名前を少しずつSOMAからFivicsに切り替えようと思っています。

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展示ブースでは何度も見たのですが、当店に到着したので、いろいろと比較してみました。今回のFivicsのプランジャーの目標は全く新しいチップの開発(こちらは使ってみないと評価できないので…未評価です)とスリムなボディ。どちらかというとボディの開発に時間がかかって、発売が2010年になってしまったようで。
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サイズ的にはバイターの物よりも少し(20%程度)長いのですが、チューニング機構とばねの強さを表示するインジゲーターを全て小さなボディの中に収納したのはなかなかだと思います。チューニングの幅を広げる為に、チップ2種とばね2種が付属しています。ただ、自社のラインナップを広げるためにプランジャー作ってみた程度の商品ではないことは確かです。
実績こそバイターに遠く及ばないものの、商品としてはいいものに仕上がったと思います。販売していて、バイターは現在のところ30個以上販売して無故障、WINのプランジャーは20個程度販売して、1つ故障しています(折れた…)。FivicsのSM740の故障率もこれらと同等であれば、かなり嬉しいですが。
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それと、いもネジ(小さいねじ)が2つ余分に入っているのはかなり良い心遣いです。経験上、クリーニング中になくす方がかなり多いので。後は、スパナ(青いやつ)にレンチを収納できるようになっています。かなり便利だと思いますが、それでも無くす時は無くすでしょうね…。


FIVICSのMAXPROスタビライザー等の在庫状況

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FIVICSのMAXPROスタビライザーが入荷しました。CEX5スタビライザーの下位ブランドであると明確に位置付けられているにも関わらず、ある代理店でなぜかCEX5よりも高い13,000円という値段が付けられていましたが、当店では6,800円(センターロッド)で販売させていただきます。ウェイトが1つ付属します。
また、SFのアルティメイトリムが大変人気で当店ではいくつかのポンドで在庫が無くなってしまっていますが、メーカー側に連絡をしたところ、ヨーロッパを中心にかなり売れていて、メーカー側で(なんと!)全ポンド在庫切れのお知らせが来ました…全サイズ/ポンドで在庫切れは初めての聞きました。まぁ、初期入荷分の売れ行きがすごすぎて、何処かの大きなアーチェリーショップがメーカーの残り在庫全部でごっそり買っていったとかだと思いますが…次回入荷にはしばらく時間がかかりそうです。残念。
他にも在庫がなくなくなっている商品がいくつかありますが、今週はEASTONとFivics(SOMA)が入荷し、来週はCartelとKAYA ArcheryとスピンウィングとHOYTが入荷する予定です。
ATAの時に実物を見て、HOYTのEclipseの取り扱いについて考えています…性能的な評価として低いポンドで使用する分にはいいハンドルなのですが、しかし、グリップやフォルムは男性向けに大きく作られているので…よくよく考えるとニーズがあるのか疑問です。価格としては現在のあちぇ屋にはない、2万円前半(22,800円前後)の競技用ハンドルして販売するメドは立ちましたが、男性であれば、あと一万円多く出してウルトラハンドルがお勧めですし、女性であれば、グリップやフォルムから考えて、6000円多く出してもらってWINACTという選択肢が妥当だと思います。
性能と価格とのコストパフォーマンスとしては評価しますがターゲット層が思いつきません…が、品質も2007年のモデルに比べかなり改良されたので、2月の頭にちょっと入荷する予定です。実質30ポンド~38ポンドのリムを使用する男性のエントリークラスの方に限定しておすすめのハンドルです


EUROPEAN TOURNAMENT OF ARCHERY NIMES 2010

今年のニームでの試合は見に行けませんでしたが、KAYA ARCHERYから報告がきました。

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フランジーリ(Frangilli)が119対118でガリアッツォ(Marco Galiazzo)との決勝を制したとのこと。ちなみに、トーメントでは 117-117-118-119-119という安定した点数でした。フランジーリがKAYAのリムで優勝した事よりも、賞金(50万円)がかかった大事な試合で彼がKAYAのリムを選択した事の方がいい宣伝になると思いますが。
現時点では一般販売はしていないという事でしたが、Nimesでの実績でヨーロッパでのディストリビュー契約も順調に進んでいるようです。2010年いっぱいテスト販売し、一般販売は2011年から考えているとのことでしたので期待しましょう。(…スタビライザーは販売しますが、当店でKAYAのリムを販売するという意味ではありません。)


INNOの残りとWINから価格表到着

待ちに待ったWINの価格表が届きました。新商品では一回目の発送はINNO CTハンドルとINNO EX リムシリーズのみで、HMC plusスタビライザーはまだ時間がかかりそうです。予想以上に発送が速い模様で、以前のブログにWINの例年からの傾向からみると「2月中旬すらあやしい」といったような主旨のことを書いた気がしますが、申し訳ございませんでした。今年は順調に新商品が出ているようです。
日本での定価はまだ決まっていないようです。当社に届いた価格表を確認する限り、INNOカーボンハンドルの27インチと同じINNO CXTがほぼ同じ価格。INNOはんどるの27インチの2009年の定価は123,900円でしたのでこの辺りに設定されるのではないでしょうか。(もう少し安くすると言っていましたが…期待しましょう)
INNO EX PRIMEとINNO EX POWERとでは、PRIMEリムのほうが少し安く、価格は以前のエイペックスシリーズとほぼ変わらず。ただし、為替の関係で円ベースでの入荷価格は少し上がります。
ということで、本日、テスト用のINNO EX POWER リム M42ポンドを1本発注。今のところ在庫販売の予定はありません。前世代のINNOリムは本当に故障が少なく良いリムでしたので、次世代のリムにも期待しています。また、価格表と同時に2009年のINNOリム在庫処分品の最終便が届きました。
ちなみに次世代のリムは39,800円では絶対に提供できませんので、この価格でINNOリムを体験したい方はぜひこちらを。メーカーからはどんどん新モデルが出ますが、品質が安定している1年落ちくらいのモデルのほうが個人的にはお勧めです。


ハスコさんのマルチアングルクリッカー

お客様の要望で取り寄せしたハスコのマルチアングルクリッカーですが、良い商品でしたので、在庫しての販売をすることになりました。当店販売価格は1,380円です。

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ネジはBeiterやWINのクリッカーと違い、ホイット規格(6-32)とサミック規格(M4)の両方のものが入っています。また、着せ替え用のカバーはBeiterでは300円近いですが、こちらも4色付属しています。黒のカバーが最初から装着されているので、黒はスペアもひとつ入っている計算で、価格が1380円というのはかなりのお買い得だと思います。
性能的にはBeiterのような錆止め塗装などはされていないようですが、雨試合に一度拭いてあげれば何の問題もないのですが、そのあたりはお気をつけください。
ハスコさんからのリリースはこちら
http://www.hasco-archery.com/img/maclicer-1.pdf


当社販売商品について

ショップでのリリースですが、ブログにも。DVDのソースのエンコードまでは確認ていませんでした…気をつけます。

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当社販売の「FITA 北京オリンピック(DVD)」について
当店で販売されたFITAの北京オリンピックDVDですが、お客様からの連絡で一部プレイヤーで再生できないという問題が発生しています。当店では在庫がなかったために調査ができませんでしたが、本日、再入荷しました。再入荷した商品で調査した結果、日本では一般的ではないヨーロッパ規格で映像が収録されていました。そのために一部のプレイヤーで再生できない問題が発生したようです。
当店で北京オリンピックDVDをご購入されたお客様でプレイヤーで再生できない問題が発生している場合、問題を修正した(*)新しい商品を新しく送付させていただきますので、山口までメールをお願いいたします。当店で販売データがありますので、メールには問題が発生していることとお名前のみで対応出来ます。
yamaguchi@archery-shop.jp
お手数をおかけし大変申し訳ございませんが宜しくお願い致します。
【追記】
すでに不具合の報告をいただいているお客様へは本日メール便で交換品を発送させていただきます。また、今後、購入された方には修正版を同封します。他店で購入された場合で同様の不具合がある場合は販売店にご相談ください。著作権の関係で販売確認がとれないと交換できませんので…。
*DVDはヨーロッパ規格(720×576?FPS:25)でエンコードされていました。日本で販売されているプレイヤーの一部はこれに対応しておりません。日本で販売されているほぼすべてのプレイヤーで再生可能な規格(720×480/FPS29.97)に修正したDVDを新しく送付させていただく予定です。


SF アルティメイトリムとINNO カーボンリムとの比較

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SFアルティメントリムとINNOカーボンリムとの比較。INNOシリーズの技術をセバスチャン流に(主に返りのスピード面で)チューンナップして、無駄なコストを省いたモデルです。
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(上がアルティメイトリムのカバー、下がINNOのカバー)
そのために、INNO POWERリムに付属しているキーホルダーは付属しておらず、また、INNOシリーズであるにもかかわらず、リムカバーはWINACTリム(中間モデル)と同じものです。このあたりの評価は個人によって分かれると思いますが、中身はリムとリムケースのみです。SFのHCFスタビライザーもですが、基本的にSF ARCHERYはWIN&WINの物を軽量化して出してきます。社長さんは重いのが嫌いなんですよね。
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公式情報ではありませんが、INNOリムの登場の経緯としては、その前のWINEXリムが破損しまくったために、WINのリムは折れるという評判が広まり、「折れない」という宣伝文句で登場したのがINNOリムです。実際、自分の経験から言えばWINEXリムの1/5~1/10程度の破損しかなかったと思います。同期にHOYTが900CXを出してしまいネジレが数多く発生したおかげで、影に隠れた(?)という事情もあるのかもしれませんが、とにかく品質ではWINACTと同じくらい優等生でした。開発時に「絶対に折れない」ためにいろいろと品質がオーバースペックになったものを、なくしていった結果などが盛り込まれているのかなと。
写真は2008年1月号の雑誌アーチェリー。以前にも書きましたが、INNOのリムは優等生であったものの、INNOのハンドルは壊れることはなかったものの、ネジの位置等でかなりの初期故障が…。
写真はINNO POWER(2009)とSF アルティメイトリム(2010)の比較。重さはSFが軽いです。ポンド幅が2ポンドもあるので、厳密には比較できませんが…写真はそれぞれM68の40ポンドです。また、旧モデルのINNOのM40は行き先が決まっていますので。
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(上がアルティメイト、下がINNO)
リムの厚みはINNOリムが若干厚い。
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(上がアルティメイト、下がINNO)
INNOと違い、リムボルトと接触する部分の補強部がありません。この分でもリムが軽くなっています(ただ、リムのスピードに影響はほぼないです)。
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左がアルティメイトで、右がINNOです。個人的な意見ですが、バック側(的側)のデザインはINNOの方がカッコよく、フェイス側(自分が見る方)はアルティメイトリムの方がカッコいいです。
測るとアルティメイトリムの方がかなり軽いのですが、リムボルト補強の部分の重さの違いをどの程度に見積もれば良いのかわからないので、INNOより軽いとは言えますが、それによってINNOよりもスピードが速いは言えるかは微妙です(チップ側も軽量化されていなければ意味ないので)
販売は本日開始予定。価格は44,800円とさせていただきます。


SHIBUYA ARCHERY 2010 カタログ

国内のアーチェリーショップですので特に紹介する必要もないとは思ったのですが、今まではショップのページに行っても、自社商品情報が載っておらず、お客様から「渋谷さんのあの商品について??」といった質問が、週1で来ていたので(その返信が大変というわけではありません。購買につながりますので)、渋谷さんのページで渋谷の商品情報を確認できるようになったのは、お客さまにとっても、当店にとっても助かります。ありがとうございます。
http://www.shibuya-archery.com/english/images/shibuya_10_catalog.pdf
ちなみに、コンパウンドのサイトで新しい商品を発表したようで(SHIBUYA ULtima CPX)、ATAにありましたが渋谷さんからの発表を待ってました。詳細は2010年の新しいカタログをご覧ください。


タイのアーチェリーショップ

先日のATA Showでは指定のホテルに泊まり、会場へは無料のシャトルバスがあり、外はかなり寒かったのですが、ドアtoドアなので半そでの方もいて…すごい国です。
そのシャトルバスで知り合ったのが、タイのアーチェリーショップの方です。タイにある唯一のアーチェリーショップだそうで、なんと雨季のため7月はインドアの時期で、ショッピングモールを貸し切って試合を開催しているそうです。アウトドアの試合は雨季が終わる11月。
タイではほとんどのアーチェリーはHOYTの商品を使用しており、プレイヤー300人程度。アーチェリーをやるというよりは、アウトドアスポーツの一種として普及していて、彼のショップはキャンプとバードウオッチングの店だそうです。

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ArcheryThai
http://www.archerythai.com/ArcheryThai/index.html

バンコク市内からタクシーで20~30分かかるそうです。タイに行かれた際はぜひ立ち寄ってみてください。英語は問題なく通じますので。招待されましたが、当分、タイに行く時間は…それと、自社で射場を持っていて、取引先・業界の知り合いを招待できるショップっていいですね。自社ブランドは欲しくないけど、自社射場は…23区では無理だとあきらめていますが。


アーチェリー用品市場分析(2009年)

お客様には興味を持ってもらえないと思いますが、テクニカルな話として。当社独自で行ったアーチェリー用品市場の調査レポートの簡易版をブログにアップします。ショップを始めたいといった相談に対してはこのような資料をもとに…(今はまだやめたほうがいいと)アドバイスしています。また、敬称略としたかったのですが、やはり各法人・屋号にはさん付けとさせていただきます。

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上のグラフは2003年度のアーチェリー関連企業の売上(YAMAHA関連の売り上げがほぼゼロになった年)を100とした時のその後推移である。全体の販売額では4%程度の減少。ただし、その内訳をとれば、代理店機能=卸業務を行っている会社の売り上げはほぼ減っていないのに対し、小売機能のみ(メーカーから仕入れをほぼ行わない)ショップの売り上げが13%も減少している。自らで情報をとらずに、代理店に頼りきるプロショップの弱体化が読み取れる。逆に、自ら情報をとりに行っている代理店の売り上げ減は誤差の範囲内程度に一定の水準を保っている。
小売店(主に地方のアーチェリーショップ)の売り上げは2004~2008年にかけて大きく減少している。ちなみに、あちぇ屋が認知をされ始めたのは2008年~2009年であり、2004~2008年にかけて地方のショップを中心として大きく売り上げを下げた理由とは言えない。
あくまでも仮説だが、2003年~2007年には大手代理店を中心に定価を値上げして割引を増やす戦略が横行した。小売店では定価で販売するショップも多く、大手代理店が定価を上げれば売値は自動的に上がる。対して、大手代理店は通信販売などで定価を上げても、直接販売した場合の割引率を増やすことで、実質的な価格を据え置いた。そのために、この時期に多くの顧客が店舗から大手の通販に流れたのではないかと推測している。
また、上記のグラフは全体での販売額であり、卸と小売りで売上を二重にカウントしている。その分を差し引いたとき、アーチェリー用品の小売りの市場規模は11億円~12億円程度(データが存在している企業の合計は10億8,000万円である)であり、2003年からは市場規模は2%程度上昇している。全体額が4%減少したのは日本の代理店からだけではなく、海外の代理店からの仕入れをするショップが多数登場し、さらには、個人輸入するをする個人アーチャーの登場により、国内代理店販売額にカウントされる額が減少したためだと思われる。
また、
大手代理店の平均売上 18,166万円
小売り平均売上 2,607万円
従業員一人当たり売上(大手) 4,541万円
従業員一人当たり売上(小売) 1,586万円

である。さらには、ひとりで経営されているアーチェリーショップの店長の平均年齢は63.83歳である。
*情報提供は船橋アーチェリーさんとネクストアーチェリーさんが東京商工リサーチ、残りはすべて帝国データバンクである。
**大手代理店として分類したのは、安井インターテックさん、ハスコエンタープライズさん、アサヒ弓具さん、シャーウッドアーチェリーさん、エンゼルさん、アイコーポレーションさん、内外アーチェリーさん。小売りとして分類したのは、サンウッドさん、日本バイメタルさん、船橋アーチェリーレンジさん、アーデントアーチェリーさん、トレスポさん、ネクストアーチェリーさん、アーチェリーギンエイさん、マローアーチェリーヒロシマさん、アーチェリー新潟さん、スポーツ堂さん、欣生洋弓店さん、カツラスポーツさん、クレセントさんである。分類は主要取引先との関係を見て行った。
***スポーツ堂さん、カツラスポーツさんは主要取引先にアーチェリー代理店がなく、アーチェリー関係の売上を全体の売り上げの1/5以下として算入。
****2009年決算がまだ出ていないショップに関しては2008年と同額として算入した
*****小売平均年齢は従業員が1名(つまり、オーナーだけorオーナー+フルタイムの1/3程度のアルバイト)の平均値である。6社の平均。