この記事は2008年12月15日に書かれたものです。1年以上前の記事は内容が書かれた当時とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

ソーテルヌで考えたアーチェリーの話。

朝からワインの話ですみません。土曜日のランチをとったのが甘口ワインの「ソーテルヌ」をグラスで出しているユニークなお店で、ワインを飲みながら、あちぇ屋とアーチェリー業界について考えていました。(もはや職業病ですね)

適当な資料がなかったのでマンガから引用です。


携帯からアクセスしていて、画像がうまく見られないる方のために解説するとワインの価格についての解説で、フレンチレストランにおいてフルボトル12,000円で提供されているワインの価格の内訳について書かれています。

国外メーカー出荷価格 1,200円
代理店輸入価格    1,400円
国内卸価格      2,800円
小売価格       4,000円

→ レストランでは 12,000円

というのがワインの相場です。 

これは別に暴露本でもなんでもありません。ワインを飲む人ならだれでも知っていることです。

1,200円のワインを12,000円で飲んでいると知っていても、それでレストランにぼったくられたと思っている人はいません。レストランでは納得してその値段でワインを味わっています。

節約したい人は卸系の酒屋やネットショップで国内卸価格でワインを購入できます。

さらに、並行輸入系の店・ネットショップはさらに安いです。

このようにいくつかの流通ルートで、ゴージャスにワインを味わいたい人からリーズナブルにワインを味わいたい人まで、最適な価格でワインを提供することで業界は成長したのです。

ワイン業界もアーチェリー同様、昔は流通経路が代理店主導で統制・独占され、そのために価格が高騰し、バブル後には消費量が118(千KL)から108まで減りました。その後、国内代理店の力が弱くなったことで、流通が自由化され、価格が低下したことで、平成18年の統計では消費量は229(千KL)まで成長しています。アーチェリー業界も見習いたいですね。
もう一つは卸価格について。

ワイン業界では、一般消費者が入荷した価格の10倍で販売されていると知っていても、それに納得して購入していますし、安い並行輸入のネットショップでは、1.5~2倍程度で販売されています。正確な卸価格はもちろんわかりませんが、まぁ、だいたいわかりますし、写真のような解説もいろんな本に載っています。

それを理解した上で、ショップが上乗せしている利益の額と提供している情報とサービスとを秤にかけた上で、利用するショップを選ぶのが一般的です。

対して、アーチェリー業界では、卸価格の目安について語られることはほとんどなく、そんな話をした日にはボコボコにされかねないです。

この差は何なのでしょうか。一部のアーチェリーショップが自分たちの提供しているサービスと商品価格に対して、自分たちですらそれを正当な対価だと思っていないからではないかと推測するのですが。邪推でしょうか。

あちぇ屋としては、別に仕入価格の目安を公開してもいいと思っています。他店からの反対がなければ。
うちでやっているのは、メーカーから仕入れ・輸入・送金やそれに付随する業務。そして、入ってきたものを、検品して、仕分けし、在庫として保管。さらに、ホームページを作って管理し、注文を受けたものを梱包してお客様へ配達。最後に入金確認。新しいアーチェリー情報の提供。

簡単にまとめると、以上があちぇ屋の行っている業務であり、それに対して、だいたい○○%を価格に上乗せして販売しています。(○○のところは他店からの反対がなければ、そのうち公表します)
自分たちの業務に対して、お客様に請求する対価は正当な額であり、お客様にも納得していただける額だと思っています。

もちろん、アーチェリーショップの仕入れ価格はお店ごとに違いますから、公表できるのはあくまでも当店の目安ですが、ベースとなっているだいたいの価格が分かれば、皆様がショップでアーチェリー用品を購入した時、いくらが商品代で、いくらがサービスの対価がわかり、受けているサービスの対価が正当なものであるのかの判断しやすくなるでしょう。
いいアイデアだと思うのですが。どうでしょうか。

ここからはワインの話。ワインは自分の数少ない趣味の一つ…

まだ飲んでないコレクションについて喋っても仕方ないので。飲んだもので一番おいしかったのは、

ANDRE BEAUFORT DOUX ROSE GRAND CRU MILLESIME 1988
アンドレ・ボーフォール・ドゥー・ロゼ・グラン・クリュ・ミレジメ

(リンクを検索しましたが、1985/1988/1990はいずれもすでに出回っていないようです)
という赤いロゼ・シャンパーニュ。お勧めです。ちなみに、ロマンも何もなく、ワイン好き男子3人で飲みましたが…女の子と飲めばきっとロマンチックになるかと。

また、図にあるように1,400円のワインもレストランで飲むと12,000円になってしまって、とても日常的には飲めない値段になってしまうので、自分はネットショップで安いところから買っています。そうすると末端価格が12,000円の物は大体、3000円くらいで買えるはずです。それを近くの10席くらいしかない、アットホームな感じのイタリアンレストランに持ち込んで、プロの料理と一緒に出してもらっています。常連になれば、別に自分で安く買ったワイン持ち込みでも嫌な顔されませんよ。たぶん。
あちぇ屋もそんな感じで


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Ryo

Ryo

山口諒 - JPアーチェリー代表。担当業務はアーチェリー用品の仕入れ。リカーブ競技歴13年、2014年コンパウンドに転向、2018年よりベアボウに挑戦中。リカーブ・コンパウンド両方で全日本ターゲットに何度か出場、最高成績は2位(準優勝)。

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